ロイヤル・デルフトの美術館&工房見学

ロイヤル・デルフト(Royal Delft)の美術館&工房見学

オランダの古都デルフトと言えばデルフト焼き!ということで、お休みの日に少し足を伸ばして「ロイヤル・デルフト(Royal Delft)」というデルフト焼きの美術館兼工房に行ってきました。ロイヤル・デルフトはデルフト中心地から1kmほど離れた住宅街の中にあります。陶磁器が好きな方はもちろん、デルフト焼きのロイヤル・ブルーに興味がある方はぜひ行ってみていただきたい場所です。

入館とチケット

チケットは事前にロイヤル・デルフトのHPから購入します。購入後にPDFのチケットがメールで送られてくるので、当日はそのPDFにあるコードを受付で見せます。

オンライン予約時は、日付だけ選べばOK。時間制限はないため、好きな時間に来館できます。2023年2月現在、大人1人15€です。

ロイヤルデルフト(Royal Delft)の外観
ロイヤル・デルフトの入口。左側が入口、右側がショップとなっており、ショップへはチケットなしで入ることもできます

チケット代にオーディオガイドの料金が含まれているので受付時に併せて借りましょう。残念ながら日本語はありませんでした。

ロイヤル・デルフトの歴史(映像解説)

荷物をロッカーに、コートをクロークに預けてセルフツアーを開始します。自由に見て回ってOKですが、最初の部屋でまずは映像を2本見るよう案内されます。映像は2本で10分ほどあり、前の回が上映中は中へ入れません。次の回が始まるのを外でぶらぶら待ちます。

1本目の映像は、デルフト焼きの歴史について。オランダ語アナウンスの英語字幕なのですが、最前列に座ったら字幕に手前のバーがちょうどかぶさってほとんど読めなかったという…雰囲気でなんとなく理解したつもりに。

2本目の動画は、ロイヤル・デルフトの生みの親 Joost Thooft氏がどのようにロイヤル・ブルーを生み出すにいたったかについてのストーリー。こちらのお部屋は製作中の陶器の模型などが地味に動く仕様になっていて、途中で絵付け前の大きな壺が現れてまたもや字幕が隠されるという…こうまで邪魔されるといよいよ見る気力がなくなってきます。。。

ロイヤル・デルフトの展示

映像を見終わると、あとは完全自由見学。壁に記載されている番号にオーディオガイド機器をかざすとガイド音声が再生されます。

ロイヤルデルフト(Royal Delft)の展示①

多くのヨーロッパの陶磁器がそうであるように、デルフト焼きも中国の陶磁器の影響を大きく受けており、展示作品の中には中国から輸入されたものも。

壁一面のデルフト焼きのタイル。何の絵かわかりますか?

ロイヤルデルフト(Royal Delft)のタイル装飾

正解は、レンブラントの「夜警(De Nachtwacht)」。レンブラントはオランダを代表する画家の一人で、「夜警」はオランダの市民自警団を描いた作品です。

ロイヤル・デルフトの工房

ロイヤル・デルフトで見ることができるのは美術作品だけだと思っていたのですが、驚いたことに現役で使われている併設の工房も順路に組み込まれていました。

ロイヤルデルフト(Royal Delft)の工房①

工房内はかなり広く、ガラス張りのお部屋で絵付けをされている職人の方もいらっしゃいました。

乾燥させるためか、天井が高くとても風通しがよい作りになっています。数百年の時を経て今の時代に受け継がれている技法を間近で見ることができるのはとっても興奮しました。

なお、この工房で作られるデルフト焼きが「ロイヤル」の名を冠するようになったのは1919年のこと。オランダ王国を代表する焼き物として国から認められ、この工房で作られる品質管理された陶磁器だけが「ロイヤル・デルフト」を名乗ることができるそうです。

ロイヤルデルフト(Royal Delft)の絵付け中のお皿
フェルメール「真珠の耳飾りの少女」の下絵

ロイヤル・デルフトのお土産ショップ

併設のお土産ショップはかなり広く、本物のロイヤル・デルフトを購入されたい方は市内よりもこのショップで購入するのが確実だと思います。というのも、デルフト市内にデルフト焼きのお店が複数あるのですが、中には中国からの輸入物もあるようで、気をつけた方がいいとのこと。

ロイヤルデルフト(Royal Delft)のお土産ショップ ミッフィー

ミッフィーデザインのロイヤル・デルフトがとーーーーってもかわいかったのですが、手前のカップが220€でしてあえなく撤退・・・

ロイヤル・ブルー以外のカラフルなロイヤル・デルフトもめちゃくちゃかわいいのですが、上の靴も200€。私には手が出ません。

ショップ内にはお手頃な量産品が売られているスペースもあるのでご安心を。10€程度のものから購入することができます。

ロイヤルデルフト(Royal Delft)のお土産ショップ

ロイヤル・デルフト併設のカフェ

ロイヤル・デルフトにはBrasserie 1653というカフェが併設されており、軽めのランチやデザートをいただくことができます。わたしもアップルパイをいただきましたが、正直かなり微妙でした。詳しくはこちら

ロイヤル・デルフトのカフェ1653のアップルパイ

High Tea(アフタヌーンティー)が有名なようでしたが、店内の雰囲気も別に大したことないですし、デルフト市内のおしゃれなカフェに入った方が満足度は高いと思います。

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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。

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