本当においしいポーランド料理

【実食】本当においしいおすすめポーランド料理(レストランも紹介します)

ポーランドが好きになった理由の1つが食の豊かさ!特に食の砂漠オランダ* に1ヶ月滞在したあとだったので、レストランで「ポーランド料理」が食べられること自体に感動しました。ポーランド料理は種類が多く、さらに冬が寒い内地の方の国なのに味付けが濃すぎず量を食べることができるのもうれしい点。他の方も書いていらっしゃいますが、日本人に合う料理が多いのでぜひみなさんにも色々なポーランド料理を試してみていただきたいです。

※完全なる余談となりますが、オランダの食情報について詳しくはぜひこちらの記事をご覧ください。事実としてオランダに「オランダ料理」はほとんどありませんが、オランダで食べることができるおいしいものはいくつかあります。また食の豊かさに恵まれていないことを差し引いても、というかそのオランダらしさも含め、オランダは大好きな国の1つです。

ビゴス(Bigos):たっぷりザワークラウトとお肉の煮込み

わたしが1番おすすめしたいのがビゴスという煮込み料理。豚肉やソーセージとザワークラウト(ドイツ発祥のキャベツの酢漬け)を煮込んだ料理です。数日間かけて煮込まれているそうで、食べてみるとキャベツの酸味はほとんどありません。

ポーランドの伝統料理ビゴス(Bigos)

煮込み料理ですが味が濃すぎることもなく、女性1人でも最後までしっかり食べ切れる味。味わい深く本当においしい!

黒く見えているのはプルーン。ザワークラウトといい、腸にいいものばかりで健康になれそう。熱いのでハフハフしながらいただきました。

☆写真のレストランはここ!
クラクフ旧市街にあるPOD LELIWĄ Restauracja Polskaというレストランでいただきました。店の外のメニューで”Bigos”の文字を探して入ったお店ですが、大当たりでした!

ナレシニキ(nalesniki):お食事系クレープ

次においしかったのがポーランドのクレープ「ナレシニキ」。クレープと言えばフランスが有名ですが、クレープ生地の上に具材を乗せるのが一般的なフランス式とは異なり、たっぷりの具材が巻かれていました。この時選んだ具材はチキンとパプリカ。ソースはトマトソースとベシャメルから選ぶことができ、ベシャメルソースにしました。

ポーランドの伝統料理ナレシニキ

鉄板に乗せられたナレシニキはアッツアツ!クレープ生地はそば粉が入っていそうで、どちらかというとガレットのような感じ。もちもちなのに軽いので2本乗っていましたがペロっと食べてしまいました。

ナレシニキはアイスやチョコレートと合わせて甘くして食べることもあるそうで、次に行ったらぜひ食べてみたいです。

☆写真のレストランはここ!
GOŚCINIEC Polskie Pierogiワルシャワ旧市街近く、大統領官邸のすぐそばにあるお店です。とにかくメニューが豊富で、様々なポーランド料理がいただけます。店内の装飾はもちろん、店員さんの服もポーランドの伝統的な衣装でとってもかわいかったです。

ズパ・ポミドロバ(Zupa Pomidorowa):パスタ入り濃厚トマトスープ

わたしがとっても気に入ったポーランドのスープがトマトスープ。とにかくトマトが甘く濃厚で、トマトスープの概念が覆る一杯でした。最後に足されたサワークリームがこれまた完璧で、自分でも作ってみたいものですがこの濃厚さはどうやったら出せるのかしら・・・

ポーランドのトマトスープ

ポーランドではスープに短めのパスタやマカロニを入れるのが一般的らしく、このスープにもショートパスタが埋まっていました。パンを別に注文しなくてもこのパスタでしっかりお腹いっぱいになります。

☆写真のレストランはここ!
ウェスティン・ワルシャワから歩いて行けるレストランで探して見つけたのがこのCzerwony Wieprz。平日にも関わらず大盛況で、地元の人にも愛されている様子が見て取れました。スタッフの方はみなさんとてもフレンドリー。

そしてこれは特段「ポーランド料理」というわけではないと思うのですが、このお店で食べたチキンカツが絶品でした。マッシュルームのフィリングをチキンで巻いてバターで揚げ焼きにした一品で、人生で食べたチキン料理の中で1番おいしかったんです。

プラツェック・ジムナチャネ(Placek Ziemniaczany):ジャガイモのパンケーキ

小麦粉にすりおろしたジャガイモを混ぜて焼いたもので、とってももちもち。英語名がpotato pancakeなので日本語でも「パンケーキ」としていますが、いわゆるパンケーキとはまったく別物。大根もちの方がイメージが近いかもしれません。

ホテルの朝食やラウンジのお食事でも出会う機会があり、ポーランド滞在中毎日のようにどこかしらでいただいていました。

ポーランド伝統料理のポテトパンケーキ

最終日の夕飯で入ったお店でいただいたのは、このポテト・パンケーキに牛肉のシチューがかかったボリューム満点の一品。全部食べ切ることができなかったのですが、タッパーに入れて持ち帰らせてくれました。

☆写真のレストランはここ!
ウェスティン・ワルシャワから歩いて6〜7分のところにあるPolska Restauracja HEKTOR。ワルシャワ中央駅からも歩いて行ける距離にあります。このお店も平日にも関わらず大盛況。駐在していると思われる日本人グループの方もいらっしゃいました。

ゴウォンプキ(Gołąbki):ポーランドのロールキャベツ

続いてご紹介するのはポーランドのロールキャベツと言われているゴウォンプキ。見た目は日本のロールキャベツにそっくりですが、ポーランドではキャベツではなく白菜に似た野菜が使われています。

ポーランドの伝統料理ゴウォンプキとピエロギ
右側はあとでご紹介するピエロギです

さらに巻かれているのはひき肉にお米を混ぜたもの。食糧不足の時代にかさ増しのためにお米を入れたのが始まりだそう。以前ハンガリーを旅行した際にも同じくお米を入れたロールキャベツをいただきました。中欧ではお米入りが一般的なのかも。

ポーランドのロールキャベツ「ゴウォンプキ」

お米が入っていることでふわっとした食感となり軽く食べられるのが◉ トマトソースは甘味と酸味どちらもしっかりしており、とても満足感がありました。

☆写真のレストランはここ!
同じくクラクフ旧市街にあるPierogarnia Krakowiacyというお店。店名にPierogiと入っている通り多種多様なピエロギを楽しめるレストランですが、ピエロギ以外のポーランド料理も多くあります。セルフサービスのお店なので、ランチ・ディナー以外の時間も開店しており気軽に利用することができます。

クラクフのピエロギレストランPierogarnia Krakowiacy
店内がとってもかわいい♡

ピエロギ(pierogi):ポーランドの餃子

ピエロギは言うなればポーランドの餃子。日本の餃子との1番の違いは生地にじゃがいもが使われていること。また1個ずつが結構大きく、かなり食べ応えがあります。食感はかなりボソボソするので、好みが分かれそうです。

ポーランドの伝統料理ゴウォンプキとピエロギ

オリジナルピエロギは茹でですが、焼きや揚げなど他の食べ方もあります。わたしは水餃子よりも焼き餃子が好きなので、焼きピエロギの方が気に入るのでは?と思い、焼きピエロギが食べられるお店を探して挑戦。少し脂っこさはありましたが、茹でピエロギにあったボソボソ感がなくなり軽い食感でした。

ちなみにフィリングは色々選ぶことができ、ほうれん草、チーズ、カボチャ、ひき肉などお店によって様々。チョコレートやジャム入りの甘いピエロギもあるようです。

ワルシャワのピエロギ専門店

☆写真のレストランはここ!
焼きピエロギをいただいたのはワルシャワにあるピエロギ専門店PierOgarnia。ショーケースに10種類ほどのピエロギが並んでおり、茹でか焼きか選ぶことができます。少ない個数から注文することができるので、軽食にぜひ。

ジュレック(Żurek):ライ麦の発酵スープ

好き嫌いが分かれるというライ麦の発酵スープ。かなり酸っぱいのかなぁとドキドキしながら注文しましたが、酸っぱさはあまり感じずあっさりとしていてこの量でもグイグイ飲める味でした。

ポーランドのライ麦スープ

が、スープとしては圧倒的にズパ・ポミドロバ(トマトスープ)の方をおすすめしたいです。

☆写真のレストランはここ!
ポテト・パンケーキでご紹介したお店と同じPolska Restauracja HEKTOR。このお店ではスープにソーセージが入っていましたが、入っていない方が一般的だそうで?

ポンチキ(Pączki):フィリング入りのドーナツ

「ポーランドのお菓子と言えばこれ!」くらい有名なのがポンチキというドーナツ。街のいたるところでお店を見かけ、地元の人が続々と購入して行きます。わたしも旅立つ前に日本語を教えているポーランド人の生徒からポンチキをおすすめされました。

ポーランドのドーナツポンチキ

ポンチキは真ん中に穴が空いておらず、1つずつがかなり大きめ。生地はふわふわ系なので見た目ほど重くはないのが特徴です。チョコレート、キャラメル、ヌテラなどの他、桃ジャム、ラズベリージャムなどポーランドならではのフィリングが入っています。

ポーランドのドーナツポンチキのお店のディスプレイ

通常のポンチキは1個200円ほど。ぜひお試しあれ。

ちなみに進化版ポンチキにも遭遇しました。通常のポンチキよりも密度が高めでクリームがこれでもかというほど入っています。シェラトン・グランド・ワルシャワ近くになんと無印良品があり(ポーランド語名はMuji)、その店舗にMODというポンチキ屋さんが入っていたのです。高カロリー間違いなしですが、非常に満足度の高いポンチキでした(値段は400円ほど)。

チムニーケーキ(chimney cake):東欧で有名なお菓子

最後はおまけで、わたしが大好きなチムニーケーキのご紹介で締めたいと思います。チムニーケーキは「チムニー」すなわち煙突の形をしたパンのようなもので、専用の棒に生地を巻いて作ります。

ポーランドで購入したチムニーケーキ
シナモンシュガー味にしてみました

ポーランド料理ではなく、ハンガリーチェコ発祥と言われていますがポーランドでも観光地にてお店を見かけました。ただこのチムニーケーキは焼きたての熱々を食べるのがおいしいのですが、ポーランドではワルシャワでもクラクフでも冷えたものしか売られておらず、その点はがっかり。

チムニーケーキが本当に好きなので、お店を見つけては内部をチェックしていたのですが、ハンガリーやチェコのお店で見かける焼くための棒がそもそもなさそうで、工場でまとめて焼いて持ってきているような雰囲気。本場の味ではありませんが、ポンちきに飽きたらトライしてみてください。

結論、ポーランド料理はおいしい

今回は滞在期間が5日しかなく、またホテルで無料のご飯をいただくこともできたため外食の機会は限られていましたが、どの料理もとってもおいしかったです。また家庭料理をいただくことができるレストランが多かったのもありがたかったポイント。おしゃれ料理ばかりだと胃が疲れてしまいますので。

今回食べることができなかったポーランド料理はまた次の機会に楽しみにしておこうと思います。

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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。

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