オランダのアップルパイリスト

【計25個】オランダ滞在32日間で食べたアップルパイをひたすら紹介する記事

みなさん「オランダ」と聞いて何を思い浮かべますか?チューリップ、ミッフィー、風車などでしょうか?ではオランダ料理といえば?

わたしにとって1番に出てくるのがアップルパイ。和食やフランス料理、イタリア料理などのように「これがオランダ料理!」と言えるものがない食の砂漠オランダで、間違いなく推せる数少ない料理です。というか、アップルパイだけでいえばオランダが世界一だと思います。

アップルパイ大好きなわたしにとってオランダは天国。32日間の滞在で食べたすべてのアップルパイを都市ごとにご紹介します(というかもはや自分のための記録リストです)。たいていどのカフェにも置いてあるアップルパイですが、「写真で見てから頼みたいわ」という際によかったらご活用ください(?)

記事内のリンクはすべてGoogle Mapに遷移します。また、都市ごとにまとめていますが、途中で都市間を行ったり来たりしているので、食べた日付と紹介の順番が一部前後します。

Contents

アムステルダムで食べたアップルパイ

アムステルダムには2泊のみ。2日目は迷った結果アップルパイではなくりんご入りのダッチ・パンケーキにしたのですがこれが失敗。素直にアップルパイにしておけばよかったと後悔するも遅し・・・

1/24 スタバのアップルパイ(1個目)

まさかのまさか、記念すべき1つ目のアップルパイはスタバでいただくことに。というのも、この日シンガポールからアムステルダムに到着したのが早朝6時半で、ホテルに荷物を預けたのが8時。まだまだ真っ暗で街が動き出す前ということで、早朝から空いているスタバで朝食を食べることにしたのでした。

スタバのアップルパイ
希望すれば温めてもらえます

スタバの飲み物は相変わらずいまいちですが、アップルパイ自体はとってもおいしかった!りんごの酸味と甘味、生地の量や硬さなど、かなりバランスがよく初手からいい感じ。4.75€でした。

フローニンゲンで食べたアップルパイ

アムステルダムからintercityで北に2時間。フローニンゲンにやってきました。2泊中2日ともアップルパイを食す。

1/26 Doppio Espressoのアップルパイ(2個目)

Google Mapで調べて評価がよかったDoppio Espresso。調べた中でもフローニンゲン中央駅から1番近かったので行ってみました。

フローニンゲン Doppio Espressoのアップルパイ
飲み物はチャイラテを注文。オランダのチャイラテは甘すぎて失敗することが多いのですが、ここのチャイラテは自分で調整できる形だったのでとってもよかったです

上に生地がしっかり乗っかっているタイプ。これはこれでおいしい。が、生地が少し甘いのでもう少し控えめな方がバランスがいいかも。4.3€。

1/28 Huize Maasのアップルパイ(3個目)

お次はHuize Maasのアップルパイ。2個目のDoppio Espressoから歩いて3分くらいのところにあるお店。Hello Talkで以前から日本語とオランダ語を教え合っていたオランダ人の友達が近くに住んでいるということで、フローニンゲンまで会いに来てくれました。その友達おすすめのカフェ。生地がより一層しっかり乗っているタイプ。生地がほろほろでおいしい。2店舗しか行ってないけど、生地乗せはフローニンゲンの特徴なのかしら?

Huize Maasのアップルパイ
飲み物はカフェラテ。量がたっぷりでうれしい

友達がご馳走してくれたので値段はわからず。友達はメニューも見ず「コーヒーと、アップルパイある?」と訊いて頼んでいたので、オランダ人にとってもアップルパイはあって当たり前のソウルフードなんだなと実感。後から調べたら、ランチ営業は金曜日と土曜日だけっぽい?(それ以外は午後4時開店のよう)

ライデンで食べたアップルパイ

ライデンにも2泊のみ。ライデンには外から見ておしゃれなカフェがたくさんあって、本当はもっと色々行ってみたかったけど、朝ごはんの有無とか昼ごはんの量でお腹が空かずなかなかうまくいかないものですね。。。

1/29 Kopje van Leidenのアップルパイ(4個目)

Kopje van Leidenは、カウンターで注文することもできるし、テーブルからQRコードを読み取って注文&支払うことも可能(ただしバンクカード決済のみ)。窓がとても大きくて、初日に街歩きした時から絶対にここに来ようと決めていたお店。

Kopje van Leidenのアップルパイ

アップルパイの上にはアーモンドスライスとレーズン乗せ。フローニンゲンのアップルパイと比べると甘味が強い感じ。4.3€。

Kopje van Leidenの抹茶ラテ
飲み物にはトリュフ付き。おいしい

苦い飲み物が苦手でいつもなら絶対に砂糖を入れるところだけど、アップルパイが甘かったので珍しく砂糖なしで飲んだ抹茶ラテ。抹茶ラテをオランダで見かけたのはこのカフェが初めて。

Kopje van Leidenの店内
ちょうど人がいなくなったので1枚パシャリ

ハーグで食べたアップルパイ

ハーグでは2ホテル合計8泊しました。午前中に宿でブランチを食べて、少しお腹が空いた頃にアップルパイ、夜も宿で食べて…というリズム。

1/30 The Chocolate Company Cafeのアップルパイ(5個目)

記念すべきハーグ1個目は、ハーグ中央駅から徒歩2分ほどのところにあるThe Chocolate Company Cafeというカフェ。ガラス張りのお店でケーキが並んでいるのが見えたので、アップルパイも間違いなくあるだろうと思い入りました。

The Chocolate Company Caféのアップルパイ
ホテルで自家製カフェラテとともに。持ち帰りの箱は無料です

前日にライデンで食べたアップルパイとかなり似ていて、アーモンドスライスとレーズン乗せ。りんごがかなりシャキシャキタイプの4.5€。

2/1 Kafe Kafkaのアップルパイ(6個目)

お次は、ハーグ市役所(Stadhuis)に併設されているKafe Kafka

Kafe Kafkaのアップルパイ
チャイラテのはずなのにチャイ感ゼロ。ミルク色にしか見えない・・・

アップルパイはちょっと高めの5.5€。かなり甘め。上に何か乗っていそうで乗っていないタイプ。飲み物はチャイラテを頼んだんだけど、写真に写ってるように紅茶入ってる!?ミルクとスパイスのみなのでは?という感じで、珍しく地獄の甘々コンビ。最後まで飲めなかったw

ハーグ市庁舎
隣接するハーグ市庁舎。白すぎてちょっと精神病院感ある・・・?

2/1 スタバのピーカンナッツアップルパイ(7個目)

初めて1日に2つのアップルパイを食べた日。この日15時からハーグ中央駅の北側にあるオランダ下院 (De Tweedkamer)の有料ガイドツアーに参加する予定で時間通りに現地に行ったのに、ガイドさんがいなかったという。1人だと入れるところも限られていてほんのちょっとみて回って終わり。6€が…

ということで、アップルパイでも食べなきゃやってられんと2つ目を買うことに。精神的に疲れてて探すのがめんどくさく、ホテルから徒歩30秒のところにあるスタバで妥協することに。そしたらなんと!アムステルダムで食べたのとは違うピーカンナッツ乗せアップルパイを発見。お店によって微妙に違うのねぇ。

スタバのピーカンナッツアップルパイ
ピーカンナッツ自体はごろごろ乗っています

4.85€。アムステルダムで食べたノーマルスタバアップルパイよりも下の生地がかなり分厚く、正直あんまりおいしくない。さらにピーカンナッツが合うかというと別にあってもなく、これはノーマル氏の圧勝ですわ・・・

2/2 Jamey Bennettのアップルパイ(8個目)

気を取り直して翌日。Binnenhorf近くのJamey Bennettへ。Google Mapで見てめちゃくちゃおいしそう!と思って行ったんだけど、生地がほとんどないりんごオンリー型は意外なことに微妙。りんご自体にシナモンがかなり効いていてそれはそれでおいしいんだけど、生地とのバランスも大事なんだなと学びました。

Jemmy Jannettのアップルパイ
甘い、甘い、甘いのよ。酸っぱさと苦さ急募

4.5€。懲りずにまたまたチャイラテ。この前のカフェが特別なのか確かめたくて。そしてあえなく撃沈。またしても紅茶感ゼロのミルク&スパイス。もしやチャイティーラテとチャイラテはオランダでは別物なのか…?とにかくもう頼みません。

2/6 Dudok Den Haagのアップルパイ(11個目)

ハーグ最終日のアップルパイ。前日ロイヤルデルフトで食べたアップルパイが最弱だったので、今日はなんとしても当たりを引きたい。そう願いながら行き当たりばったりでDudok Den Haagへ。

Dudok Den Haagのアップルパイ
ヘーゼルナッツシロップ追加のアイスカフェラテ。風がない日の5℃は暖かくてアイスにしてしまった

結果これが大当たり!上にクランブルが乗っているタイプで、中のりんごは大きくカットされたシャキシャキタイプ。甘すぎず酸味がちょうどいい。4.5€。

ここまで来て確信したのは、まずアップルパイにはある程度の高さが必要だということ。高さがないと必然的に生地の割合が多くなりすぎて、アップルがメインじゃなくなってしまう。

ゴーダで食べたアップルパイ

ハーグからintercityで18分。日帰りでゴーダにやってきました。そしてここで運命の出会いが!

2/4 Grand Café Central “de Buren”(9個目)

ゴーダでは街歩きをしててあまりカフェを見かけなかったので、Google Mapでめぼしいお店を検索(ちなみにわたしはいつもオランダ語の”appeltaart”で検索してます)。そして向かったのがGrand Café Central “de Buren”英語フランス語とオランダ語が混じっていてツッコミたさ満載な店名w ちなみにburenはbuurの複数形で、英語のneighborhood、つまりご近所さんみたいな?

Grand Café Centralのアップルパイ
カプチーノは2.7€と良心的

アップルパイはこれまでに食べた中で群を抜いておいしかった!上にたっぷりのシナモンがかかっていて、生地は厚すぎず、りんごもいい感じの酸味。追加でホイップクリームをつけられますが、これ自体ですでに完成しているから要らないと思う。

5.2€。地方都市なのにちょっと高い気が?最初に間違ってホイップクリームつきのアップルパイが運ばれてきて、「わたしホイップなしでって頼んだよ」というと快く新しいのを持ってきてくれたけど、注文ではホイップありの値段で通っている気がする…昼間からお酒のメニューがたくさんある店で、メニュー上にアップルパイを見つけられなかったから正確な値段がわからぬ・・・

デルフトで食べたアップルパイ

デルフトには2/7~2/9で滞在したほか、2/5にもハーグからトラムでとことこ遊びに行っていました。

2/5 Brasserie1653のアップルパイ(10個目)

日曜日で時間があったので、デルフト市内中心地から少し外れたところにあるロイヤル・デルフトへ。隣接されているBerasserie1653でアップルパイを食べました。

列に並んでいる時からアップルパイの姿は見えていて、正直微妙そうだなぁと思ってはいたのですが、デルフト焼きでいただけるという気持ちが勝ってしまいました。

ロイヤル・デルフトのカフェ1653のアップルパイ
飲み物はカフェマキアート。コーヒー強めのマキアートはお子ちゃまの舌には合いませんでした。今度から変な冒険せず、カフェラテかカプチーノにしよう・・・

写真で見るから微妙そうじゃないですか?上も下も生地が厚く、フィリングはほんのちょっと。しかもフィリングの半分くらいはレーズンで、アップルのなんと少ないことよ・・・これまでの10個のアップルパイの中で最弱でした。4.5€なり。

2/7 Van Mannenのアップルパイ(12個目)

今日から2泊のデルフト。とっても小さな町ですが、おしゃれなカフェが多いので期待値高め。日曜日にハーグから遊びに来たときに立ち寄ったデルフト焼きと同じ建物に入っていたカフェVan Mannenへ。ショーケースに並んでおり見るからに持ち帰れそうだったので、今日は夜ごはん用に購入。

デルフトVan Mannenのアップルパイ

値段は驚異の2.45€!ハーグから電車で15分しか離れていないのに、全然値段が違う(ちなみにホテル税も今のところオランダ最安値)。まだ1日目だけど、今のところあらゆるものが安い気がする。しかも人々がオランダ語を話してくれていいことしかない。

お味は正直可も不可もなく。見た目に反してシナモンは効いていない。全体的にちょっと物足りない感じかな。

2/8 Stads-Koffyhuisのアップルパイ(13個目)

デルフト2日目は、デルフトで有名なStads-Koffyhuisというカフェへ。とってもいい雰囲気なことはもちろん、オランダ国内のパンコンテスト?で何度もNo.1を獲得しているのだとか。Googleで2,000以上の評価があるにも関わらず、行列などはできておらず快適な賑やかさ。

アップルパイは珍しくクリーム付きがデフォルトで5.5€。わたしはホイップクリームが苦手なので、メニューにはありませんでしたがなしで注文したところ、1€引かれていました。ありがたい。

アップルパイはものすごくおいしかったです。上やつなぎの生地がもちもちふわふわしていて、今までに食べたことのない食感。1番外側の生地はサクサクと、食感の楽しいアップルパイです。

Stads-Koffyhuisのアップルパイ
生りんごonアップルパイ

このカフェはパンが有名ということで、もともとはアップルパイ目当てではなくランチを食べに来たのですが、パンは正直普通。普通中の普通。フランスのその辺のパン屋さんの方が断然おいしいというレベル。サンドイッチにはルッコラやサーモンがたくさん挟まっていてバランスよく食べられたのでランチとしてはよかったですが、満足感が低かったためアップルパイを追加で注文した次第。それが結果的にはよかったです。

ロッテルダムで食べたアップルパイ

8泊滞在したロッテルダム。旅も後半に差し掛かりましたが、アップルパイ熱は冷めません。

2/10 1453 Coffee Cornerのアップルパイ(14個目)

今日はロッテルダムのシンボルMarkthal (Market Hall) 内にあるカフェ、1453 Coffee Cornerでアップルパイをいただきました。

1453 Coffee Cornerのアップルパイ
レモン入りミントティーと。お好みではちみつスティックを浸して

アップルパイは少し小ぶりでしたが、わたし好みの味。生地も厚すぎず薄すぎずの王道のタイプ。酸味と甘味のバランスもよき。4€と安いのも嬉しい。

2/13 Coolsingel Caféのアップルパイ(16個目)

今日はロッテルダム中心地にあるデパートBijenkorfの0階に入っているカフェCoolsingel Caféでアップルパイをいただきました(Google Mapになかったのでお店のホームページにリンク)。

Coolsingel Caféのアップルパイ
飲み物はKoffie verkeerd。いまだにカフェオレとの違いがわからない

今まで食べたアップルパイとは異なり、下にカスタードが敷かれているタイプ。りんごはわたしの好きな酸っぱめで、アーモンドやヘーゼルナッツが食感にアクセント。カスタードが日本のものより滑らかでないので最後の方は少し飽きてきますが、これはこれでおいしいかったです。

2/15 Anne&Max Korte Hoogのアップルパイ(17個目)

他にも食べたいものがあって(主にシナモンパン)ペースがやや落ちてきていますが、2日ぶりのアップルパイ。前回のアップルパイが変わり種だったので、王道アップルパイを食べたいと願いつつ見つけたカフェAnne&Max Korte Hoogへ。

Anne&Max Korte Hoogのアップルパイとカプチーノ
カプチーノはスモールサイズ(kleine maat)で注文しましたが大きい!添えられていたビスコッティが人生で1番おいしかったです

上に薄ーく生地が乗っているタイプでした〜。りんご1つ1つのサイズが大きくジューシー。甘味と酸味のバランスがよく、生地もしっかりおいしいタイプ。飲み物とビスコッティもおいしかったし、大満足でした。

Anne&Max Korte Hoogの店内
2階席から撮影。特殊なガラスなのか、外からはほとんど店内が見えませんが、入ってみるとびっくりするほどおしゃれでした

2/16 VERS010のアップルパイ(18個目)

ロッテルダム滞在最終日。色々迷いましたが、近場で済ませるべく宿泊していたホテルRoom Mate Brunoから歩いて3分のところにあるレストラン兼カフェVERS010に入りました。

VERS010のアップルパイ
飲み物は最近ハマっているミントティー。日本に帰ってからも絶対作る!

オランダのカフェにしては珍しく、内装がまったくおしゃれじゃないカフェでしたが、アップルパイは絶品!!!シンプルにりんごとクランブルでできたアップルパイでしたが、温められているためかバターの香りがふんわりとしてきて、食べる前から食欲をそそりまくり。クランブルや生地の量も多すぎず完璧なバランスでした。

また珍しいことにホイップクリーム追加料がなく、つけてもつけなくても3.8€。お値段が良心的なのもよきでした。

ドルトレヒトで食べたアップルパイ

2/12 Pancake Districtのアップルパイ(15個目)

ロッテルダムからInter Cityで14分、Dordrechtという古い町に遊びに来ました。オランダは他のヨーロッパの国とは異なり日曜日でも開いているお店が多いのですが、ここDordrechtは結構なお店が閉まっていて、なんとか見つけたカフェPancake Districtへ。

Pancake Districtのアップルパイ

3.5€とお財布に優しいお値段でしたが、わたしはあまり好きではない味。珍しくオレンジの皮が風味づけに使われていて全体的にさっぱりとした味だったのですが、酸味が足りず全体的に引き締まらない味でした。残念。

マーストリヒトで食べたアップルパイ

ベルギーとの国境の街だからか、アップルパイを出しているお店が少ない気がするマーストリヒト。「アップルケーキ」というりんごのパウンドケーキはよく見かけるものの、他の街のようにどのカフェに入ってもアップルパイがあるという感じではない。appeltaart, appelgebak, apple pieなどの単語でGoogle Mapで調べて慎重に入る必要あり。

2/17 Alley Cat Bikes & Coffeeのアップルパイ(19個目)

初日は夕方から仕事があって、1時間半ほどの街歩き。限られた時間内で素敵なアップルパイに出会えるかしら?とドキドキしつつGoogle Mapで評価の高かったAlley Cat Bikes & Coffee。お店の名前の通り、自転車屋さんとカフェがセットになったお店(オランダでよく見かけます)。

Alley Cat Bikes & Coffeeのアップルパイ
飲み物はまたしてもジンジャーティー。ポットで出してもらえました

シナモンがしっかり効いたアップルが生地にしっかり包まれているあまり見ないタイプ。りんご成分が少ないのでは?と一瞬失敗したかに思えましたが、これが大正解。しっとりした生地とりんごのマリアージュが最高で、これまでの中でも3本の指に入るおいしさ!ジンジャーティーも生姜がたっぷり入っていてとってもおいしい。アップルパイにはジンジャーティーが1番合う気がする。

2/18 Eetcafé In de Tenne Kanのアップルパイ(20個目)

マーストリヒトのカフェにアップルパイがなさすぎて、Eetcafé In de Tenne Kan(エイト・カフェ:レストラン兼カフェ)に入ることに。店の外で見たメニューでは7.5€となっており「高っ!」と思ったものの、散々歩き回ってようやく見つけたお店なので背に腹は変えられず入店。

雨と風が強くて寒かったのでまずは熱々のオニオンスープをいただき、それからアップルパイ。ちなみにオランダには基本的に熱々な食べ物は存在せず、オニオンスープもフランス風。やはり国境の街なことが影響しているのかしら?

Eetcafé In de Tenne Kanのアップルパイ
デフォルトでホイップクリーム(slaagroom)とアイスクリーム(ijsje)がついていました

アップルパイはメニュー自体にWarme Appeltaart met Slaagroom en Ijsjeとあり、温めたアップルパイにホイップクリームとバニラアイスが添えられていました。ホイップクリームはよくありますが、バニラアイス添えは初めて。アップルパイ自体はザ・王道なアップルパイでしたが、こんなに温かいのは初めてでバニラアイスとよく合いました。

ちなみにメニューではアップルパイ7.5€、オニオンスープ9€となっていましたが、会計時にはなぜか5.5€と8€になっていました。ラッキー!

ユトレヒトで食べたアップルパイ

2/20 Vascobelo Hoog Catharijneのアップルパイ(21個目)

ユトレヒト駅前のHoog Catharijneというデパートの0階に入っているカフェVascobelo Hoog Catharijneでいただきました。Googleの評価がやたら低いですが、雰囲気も味もよいカフェでした。

Vascobelo Hoog Catharijneのアップルパイ

アップルパイは4.95€と若干高い印象ですが、ユトレヒト物価なのだと思います。久しぶりにレーズンが入っているアップルパイで、りんごの酸味はかなり強め。いい感じです。りんごが端っこまでしっかり入っており、大きくはないのに食べ応えのあるアップルパイでした。

なお今日はCarnival Mondayと呼ばれる祝日だったので、街中の小さなカフェはお休みのところが多く、アップルパイを出しているお店を見つけるのも一苦労でした。

2/21 Bond and Smoldersのアップルパイ(22個目)

appelbol(アップルボル/アップルボール)という、パイ生地の中にりんごが丸々一個入ったスイーツが有名だということで立ち寄ったBond and Smolders。迷わずアップルボールを注文するも、今日はやっていないと言われてしまう(泣

アップルボールは水曜日〜土曜日限定なのだそうです(泣泣

かと言って何も注文しないわけにもいかないので、appelpunt(いわゆるアップルパイ。puntはbolに対して「尖った」などの意味)を注文。お店の人に「これも十分おいしいわよ」と慰められる。

Bond and Smoldersのアップルパイ
久しぶりに霧が出て寒い日。今日もジンジャーティーで温まります

久しぶりに煮詰めすぎていないりんごシャキシャキ系のアップルパイでした。上にゼラチンがかけられていて、生地はかなり固め。りんご度は高いけども、あまりわたし好みではありません。そして久しぶりの冷たいアップルパイ。最近温かいアップルパイを立て続けに食べていたのでよくわかるのですが、アップルパイは温められた方がおいしい!最終日が近づく中での気づき。3.25€。

2/22 Bond and Smoldersのアップルボール(23個目)

昨日のリベンジのために、またまたBond and Smoldersにやって来ました。水曜日ですが念のため「今日はアップルボールある? “Hebben jullie vandaag appelbollen?”」と確認してから着席。そしてメニューを見ずにアップルボールとジンジャーティーを注文しました。

そしていただいたアップルボールは期待以上!クリームとレーズンがほんの少し入っていますが、ほとんどがりんご。外側のパイ生地はごく薄くパリパリで、表面にまぶしてある砂糖の塩梅がちょうどいい感じ。もはや神の食べ物ですね。本当におすすめ。あ、値段は3.7€。

2/23 Belgisch Biercafé Olivier Utrechtのアップルパイ(24個目)

オランダ滞在最終日前日。最終日はもう一度アップルボールを食べようと思っているので、アップルパイを食べるのは今日が最後(のはず。ということで適当に歩いて見つけたお店に入るのではなく、久しぶりにGoogle Mapで自分が好きそうなアップルパイを提供しているお店を慎重に探しました。

そして見つけたお店がBelgisch Biercafé Olivier Utrecht。名前の通り、ベルギービールのお店でカフェメニューはほんのちょっと。でもアップルパイは予想通りとってもおいしかった…!

最後に冷たいアップルパイじゃなくて温かいのを食べられたのも良かったし、全体的なバランスが最高。上にクランブルが乗っているタイプが好きなんだよなぁ。メニューに値段が書いてなかったので正確な金額はわかりませんが、ミントティーと合計で11.5€。アルコールをメインで出すお店だからか相当高めです。まあいっか。

2/24 de koffiesalon plazaのアップルパイ

最後の最後に大ボケをかましてしまい想定外にアップルボールではなくアップルパイになってしまった今日この頃。アップルパイ発祥のお店Graaf Floris Café Restaurantに行ったのですが、今日は結構お腹が空いていて、お昼ご飯を先に食べることにしてしまったんです。

オランダではいわゆるレストランでもサンドイッチがメニューにあることは普通なのですが、今日頼んだサンドイッチはなんと1皿に2つ載っていて、それだけでお腹いっぱいに。「お腹いっぱいだからアップルボールを持って帰っても?」と訊いてみたのですが「…できないことはないけど、うちのアップルボールは温かいのが売りだからなぁ」と言われてしまい、泣く泣く諦めることに。

なーんかこれだとやっぱり消化不良だよなぁぁぁぁと思い、結局空港で見つけたde koffiesalon plazaのアップルパイを最後に食べることにしました。とはいえ引き続きお腹いっぱいなので持ち帰ることに。

de koffiesalon plazaのアップルパイ
外側の生地はちょっと厚いですね。ここは減点

ちょっと崩れちゃったのと時間が立っているので汚く見えますが、味は抜群!つなぎの部分が少なくしっかりシナモンが訊いていて、上の生地も厚すぎずパクパク食べられるアップルパイ。4.75€。素敵な出会いをありがとう。

オランダのアップルパイを食べてわかったこと

  • りんごたっぷりすぎても、生地たっぷりすぎてもダメ。バランスが重要
  • わたしが好きなタイプは、りんごシャキシャキ系よりも、フニャッと目の子。フニャッと目はそれだけでくっつくので”つなぎ”部分が少なくて済み、結果的にりんごがしっかり感じられる
  • 酸味強めのりんごがいい。甘いりんごだと甘ったるくなる
  • シナモンは最高のスパイス。断面のりんご以外の部分が茶色と期待値が上がる
  • ホイップクリーム(オランダ語でslagroom)は有料。わたしはそもそも嫌いなので一度も頼んでないが、提供ある店では聞かれるのでいらない人は安易にJaと言わないように
  • 外側の生地は薄くあって欲しい。りんごがない生地だけを最後に食べるのは悲しい
  • チャイラテは一緒に頼まない方がいい。オランダのチャイラテはお茶成分少なめのほとんどミルク。さらにめちゃくちゃ甘い。どうしても飲みたい場合はダーティ・チャイラテ(直訳:汚いチャイラテ、チャイラテにエスプレッソを加えたもの)がおすすめ
  • 個人的にアップルパイに1番合うと思う飲み物はジンジャーティー。アップルパイの甘さとジンジャーのピリッとした辛さがちょうどよくマッチする
  • いかにインターネットの時代といえども、ネットに上がっている情報には限界がある。Appeltaartと調べて出てこなかったカフェやレストランにもアップルパイがあることが多い。実際に歩くのが1番
  • 個人的には冷たいアップルパイより温められた方がおすすめ
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。

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