かなり期待度高く臨んだ食べ物に裏切られた小話を2つ。

小話1：ハリーズ・カフェ・ド・ホイールズのミートパイ

ミートパイがオーストラリアの国民食であることをガイドブックで知ったわたしたちは、早朝から熱気球に乗ってペコペコになったお腹を連れて、ミートパイでもっとも有名なお店「ハリーズ・カフェ・ド・ホイールズ」へ向かいました。

“カフェ”じゃなかったハリーズ・カフェ・ド・ホイールズ

近くに駅がなく、1番近いキングス・クロス から800メートルほどあり、しかも道が難しい（ちなみに後から気づいたのですが、ハリーズ・カフェ・ド・ホイールズはセントラル駅近くにもありましたww ガイドブック〜〜！！）

インフォメーションセンターの親切すぎるおばちゃんに助けてもらいつつなんとかたどり着いた先にあったのはなんと、”カフェ”ではなかったというオチ。

カフェという名前がついているのでゆっくりできるかなと思っていたところ、完全なるテイクアウト専門店。ガイドブックを読み返すと、たしかにフォント級数小さく「テイクアウト専門店」と書いてありました・・・

もっとも有名とは？

また、わたしたちに襲いかかったさらなる試練は、期待値高く頬張ったミートパイ “タイガー”が、絶妙においしくなかったこと。

タイガーはこのお店の名物で、ミートパイの上にマッシュポテトとグリーンピースのマッシュ、さらにグレイビーソースがそれぞれたっぷり乗っている食べ物。見た目のインパクトは半端ないので、インスタ映えは間違いありません。

…が、グリーンピースマッシュの存在感、主に “草感” がそれに比例して半端なく、どうにも合わない。つくづくシドニーの野菜はイケてない。そっと添えてあるくらいならともかく、この濃厚な緑は修行でしかないと思いました。

シドニヤンは本当にこれをおいしいと思っているのでしょうか・・・見た目のインパクトからガイドブックがこぞって取り上げた結果、「売上1位→名物」になったのでは？と邪推してしまいます。

世界一じゃなかったビルズの朝食

もう一つの事件は、日本でもブームになったビルズ（Bills）にて。

言わずと知れた”世界一の朝食”を食べるべく、友達はリコッタチーズホットケーキとレモネードを、わたしはスイートコーン・フリッターとサワードウのパン/ジャムを注文しました。

待つこと20分、世界一の朝ごはんが運ばれてきた！さあさあ実食タイム！
まずはスイートコーン・フリッターを一口。おいしい！！

…けどなんか脂っこいぞ？これが世界一？

あ、そか、世界一はホットケーキの方か。ということで友達の分を切り分けてもらい、また一口。

んん？勝手に期待していたフワフワ感が全然ない。かなりの弾力。そしてリコッタチーズ感はいずこに？

いや、おいしいんです。実際ちゃんとおいしい。でも世界一かと聞かれると全力で否定するしかない。わたしはもっとおいしいものをたくさん知ってる。

「世界一」のブランディングとは・・・

でも店内はかわいいし、店員さんはとっても雰囲気がいいし、そこそこおいしくて満足。ただ、次にシドニーに行ったら確実に別のお店に行きます。

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