みなさんタイと聞いて何を思い浮かべますか?タイ料理、仏教施設、モールなどタイの魅力は数え切れませんが、欠かすことのできないポイントがマッサージ。いわゆる「タイ古式マッサージ」と呼ばれるものに限らず、さまざまなマッサージサービスを行うお店がたくさんあります。
わたしもこれまでにバンコクで様々なマッサージ店を経験してきましたが、最近行くところは1つに定まってきました。それがヘルスランドスパ(Health Land Spa)というお店。他のお店との違いなども比較しつつ、今回はヘルスランドスパ(Health Land Spa)について詳しく解説できればと思います。
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マッサージ店Health Land Spaとは
ヘルスランドスパ(Health Land Spa)はバンコクをはじめとしたタイ国内の各都市に11店舗を構えるスパ&マッサージ店です。町のマッサージ屋というよりは、観光客をターゲットとした高級路線の店舗ですが、高すぎないのもポイント。
わたしがよく行くサーソン(Sathorn)店は、なんと朝9時から深夜0時まで営業しています。特に夕方以降はひっきりなしに観光客が訪れている超人気店で、たまに大型バスが乗り付けているのを見ることも。
外から見るとわからないのですが、サーソン(Sathorn)店は実は8階建てで、とにかくたくさんのスタッフとお客さんがいます。日本人の方はほとんど見かけず、中国人や欧米の方が多い印象です。
ヘルスランドスパ(Health Land Spa)は独自ブランドの商品も多数販売しています。こちらはそこそこよいお値段なのであまり手が出ませんが、1度日焼け止めを購入したことがあります。テスターが置いてあったので試してから購入しましたが、まったく白くならないし伸びも良くて大満足な一品です。
Health Land Spaのメニューと金額
ヘルスランドスパ(Health Land Spa)は大きく分けて2種類のメニューを提供しています。1つが一般的なマッサージやスパメニュー。もう1つがインド古来のアーユルベーダです。
アーユルベーダは興味があるもののいいお値段がするので、まだ試してみたことはありません。眉間にオイルを垂らし続けるシロダーラはものすごくやってみたいのですが、60分2,000円・・・なかなかに勇気が要ります。
実際に受けたことがあるメニュー
というわけで、わたしが実際に受けたことのあるメニューはマッサージやスパ系に限られますが、それぞれご紹介していきたいと思います。
足裏マッサージ(Foot Massage)
観光客人気1番でわたしも1番よく利用するのが足裏マッサージ。60分400バーツです。
ヘルスランドスパ(Health Land Spa)に限らずですが、タイで足裏マッサージを受ける場合、以下のような流れとなります。
- 足裏洗浄&準備:5分
- 足&脚マッサージ:45分
- 腕マッサージ:5分
- 肩&背中マッサージ:5分
席に着くとまずお湯と石鹸で足裏を洗ってもらいます。座席は高級感のあるリクライニングチェアで、座席の間隔は結構離れています。ヘルスランドスパ・サーソン(Health Land Spa Sathorn)では1階と2階に足裏マッサージ用の部屋が用意されており、全部で25席はある印象です。
メインの足マッサージでは、足裏から足の甲、ふくらはぎ、施術者によっては膝上までくまなくマッサージをしてくれます。人によって使用するクリームや手技はかなり異なっており、相性のよしあしも分かれるところ。
マッサージ慣れしているわたしは、棒や指の関節を使ってぐりぐりやってもらうのが好きですが、夫は面でずっしりやってもらうのが好きなようです。
足と脚のマッサージが一通り終わると、リクライニングチェアに座ったまま腕全体のマッサージが始まります。その後リクライニングチェアからスツールに座り直し、肩と背中のマッサージをしてもらって終わり。
わたしは上半身よりも足・脚をじっくりやってもらいたいので、Foot Onlyでとお願いすることもあります。上半身ありかなしかで時間配分が異なってくるため、お願いする場合は最初に言うのが親切。
なおスカートやジーンズを履いて行った場合は着替えを貸してもらえるのでどんな服装でもOK。簡易な更衣室もあります。
タイ古式マッサージ(Traditional Thai Massage)
足裏マッサージ以外を受ける場合は、エレベーターで上の階の個室へ案内されます。全身をほぐすタイマッサージでは上下ともお着替え。下はもちろんタイパンツです。
わたしはヘルスランドスパ(Health Land Spa)でタイマッサージ限定で受けたことはないのですが、後でご紹介するハーバルボールとのセットで受けてみました。
普段動かすことのない可動域まで全身を動かしてもらえるので、とっても気持ちいい。どの場所を特にやってほしいかも訊いてもらえるので、もし気になるところがあればリクエストしてみてください。
ヘルスランドスパ(Health Land Spa)では、タイ古式マッサージの価格が異様に安いので(120分 650バーツ)、時間があるときに今度120分じっくり受けてみたいなと思っています。
ボディスクラブ
日本よりもずっと強い日差しを受けた肌を労るべく、ボディスクラブも受けてみました。サービスとしてボディスクラブをしてもらうこと自体、実は人生で初。結構ドキドキでした。
ボディスクラブと、次に紹介するアロママッサージではベッドとシャワーが付いた個室に案内されました。施術前にシャワーで汚れを落とします。
わたしは肌があまり強くなく、塩ベースのスクラブだと粒子が尖っていて痛いと感じてしまうことがあるのですが、Health Land Spaで使われているスクラブは粒がもっと細かくて丸っこい肌触りで、まったく痛くありませんでした。
顔とビキニライン以外の全身をくまなく磨いてもらえます。60分1,000バーツと、ほかのマッサージに比べるとやや高めですが、お肌のケアも欠かせないということで月1くらいではやっていきたいなと思っています。
オイルマッサージ
わたしが1番好きなマッサージはオイルマッサージ。温かいオイルで身体の緊張が解けていく感じがたまりません。スクラブと同じくマッサージの中では高めですが、ヘルスランドスパ(Health Land Spa)では1度だけ90分コース(1,100バーツ)を受けたことがあります。
ここでもやはり最初にシャワーを浴びます。日焼け止めなどを流してオイルの浸透をよくするためでしょうか。その後はうつ伏せ、仰向けそれぞれでくまなくマッサージしてもらいます。
施術後はシャワーを浴びずにそのまま服を着て帰ることが推奨されています(肌にいいから洗い流すのはもったいないということらしい)。たしかにまったくベタつきのないオイルなので気になりません。
ハーバルボール
最後にハーバルボールのご紹介です。ハーバルボールとは、ハーブを詰めたこぶし大の布のボールのことで、蒸気で温めたものを身体に当てます。ハーバルボールに入っているハーブの成分が経皮吸収され、肌をきれいにしてくれるというものです。
以前ハーバルボールの施術を受けた時はかなり気持ちい記憶があったのですが、ヘルスランドスパ(Health Land Spa)で受けた施術はイマイチでした。。。というのも、2つのハーバルボールを交互に保温器に入れて、常にボールが温かくなるようにしているのですが、取り出したてのハーバルボールが温かいというより熱くて、その都度びっくりしてしまうのです。
また首や肩周りに当ててくれている時はハーブのいい香りがするのですが、それより下にいくと鼻まで香りが届かずひたすら熱さ修行という感じでした。同じ肌向けのメニューならスクラブの方がわたしは好きです。
ヘルスランドスパ(Health Land Spa)の評価
ハーバルボールのように「ん?」と思うメニューがあるものの、総じておすすめです。街のマッサージ屋さんと比べると取り立てて安くはないのですが、高級スパというほどでもなくほどよい料金設定で、何より設備がすべてきれい。街のマッサージ屋さんではスタッフが店の内外でだべっていたり(それも10数人などの大所帯で)、ごはんを食べているのを見かけることも多いのですが、ヘルスランドスパ(Health Land Spa)ではバックヤードがきちんと用意されているためそんなこともありません。
施術者はあまり英語が話せませんが、大抵のリクエストは身振り含めて通じます。また予約担当の黒服の人たちは英語ができるので、予約や支払いは英語で問題なく行うことができます。
そのほか朝9時から深夜0時までやっているので利便性が高いことや、施術室の照明が暗いので大部屋でも周りの目を気にしないでいい点もおすすめです。
ヘルスランドスパ(Health Land Spa)の店舗
ヘルスランドスパ(Health Land Spa)はバンコク市内に8店舗、そのほかパタヤに2店舗、チェンマイに1店舗を構えています。バンコク市内の店舗で観光客が行きやすい店舗は以下3店舗です。
- サーソン(Sathorn)店:BTSシーロム線 サン・ルイ(Saint Louise)駅 徒歩1分
- アソーク(Asoke)店:BTSスクンビット線 アソーク(Asoke)駅 徒歩6分
- エカマイ(Ekkamai)店:BTSスクンビット線 エカマイ(Ekkamai)駅 徒歩13分
わたしはBTSシーロム線沿いに滞在することが多いためサーソン(Sathorn)店にしか行きませんが、BTSの駅を降りてすぐ目の前なのでアクセス的にも本当におすすめです。
ヘルスランドスパ(Health Land Spa)の利用方法
ヘルスランドスパ(Health Land Spa)は予約制ではありませんが、人気すぎて予約しないと入れない(もしくは待たされる)ことがあるため、断然予約することをおすすめします。電話でもいいですし、もし店舗が近くにあるなら店舗に行って予約することもできます。タイ訛りの英語はクセがすごいので、わたしはいつも店舗に行って予約するようにしています。
予約時間に訪れたら、受付で名前を告げてお会計をします。ヘルスランドスパ(Health Land Sathorn)ではクレジットカードの利用は1,000バーツ以上から。1,000未満はキャッシュでの支払いのみとなります。
その後は施術担当者が来るまで少しだけ待ちます。名前を呼ばれたら担当者についてスリッパに履き替え施術室へ。
ヘルスランドスパ(Health Land Spa)に限らずですが、施術室はだいたい冷房がガンガンに効いているので、羽織るものを持っていくことをおすすめします。マッサージ中は身体を動かさないため、普段より寒さを感じやすいのです。
マッサージ店でのチップ文化
マッサージ後は温かいお茶が出てきます。お会計は完了していますが、店を出る前に施術者に感謝の気持ちを込めてチップを渡す必要があります。
チップの料金は決まっていませんが、相場は料金の10~20%ほどと言われています。ヘルスランドスパ(Health Land Spa)は、多くの人が足裏マッサージ(400バーツ)に対して100バーツ渡している姿を見かけます。相場より高めですが、チップなので細かくしすぎてもなんだかな…ということで、みなさんキリのよい100バーツをお渡しされているんだと思います。
直接手渡しなのでもちろん現金のみです。もし細かいお金の持ち合わせがない場合は、受付に “Exchange please” と言えば崩してもらえます。
一般的に、ヘルスランドスパ(Health Land Spa)のように受付がしっかりあるような店で施術者が店からもらえる額は、サービス料の30%ほどだと言われています。つまり400バーツの足裏マッサージで店から支払われる金額は120バーツ。彼女らにとってチップがいかに重要性かがわかると思います。
なのでわたしは100バーツをベースとしつつ、とびきり上手な人に当たった場合は感謝の気持ちも込めて20〜40バーツ上乗せしたり、逆に明らかに手を抜いているなという人には少し減らして80バーツにしたりと調整しています(少額紙幣の持ち合わせにもよります)。
まあ結局は気持ちなので、タイの慣習は尊重しつつ、みなさんが気持ちよく支払ってもいいと思う額をお支払いするのが1番かなと思います。
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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