ニュージーランドに行ったら絶対にしたかったこと、それは映画「ロードオブザリング」のロケ地であるホビットの村(=ホビットン)に行くこと!映画では「ホビット庄」という字幕が当てられていますが、わかりにくいので本記事ではホビット村と表記します。このツアーがとにかく最高で!なかなかいい金額でしたが、本当に参加してよかったです。
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ホビット村ツアーの参加方法
参加方法は大きく分けて2つあります。
- 現地までの往復の移動とチケットが含まれているツアーに参加する
- 現地まで自力で行って、その場でチケットを購入する
旅行でニュージーランドを訪れる方はほとんどが1になるかと思います。また1.の場合、オークランド出発のツアーと、ロトルア出発のツアーがあります。
異なるツアー会社からツアーが出ており、微妙に内容や拘束時間の記載が異なっていますが、結果すべて同じ会社のツアーに集約されているようです。
オークランドからホビット村までは片道3時間かかるのですが、わたしはバスがあまり得意ではないので、ホビット村に行くためだけにロトルアという小さな町に宿泊しました。ロトルアからだと片道1時間弱です。
ロトルアを出発!
ロトルアからホビット村に向かう場合、ロトルア観光案内所が集合場所となります。8:15出発予定ですが、今回ロトルアから向かう参加者はわたしを含め7人しかいなかったため、全員揃った段階でバスが発車しました。
ロトルアではプルマンホテルに滞在しており、観光案内所へは徒歩1分。朝も楽々でした。ちなみにオークランドから参加の場合は、6:00に出発だそうです。
往路の道中は、運転手兼ガイドの女性がロトルアの歴史や地理について話してくれます。(が、インタラクティブな会話ではなくひたすら話し続ける形なのでどれくらいの人が聞いていたのか…わたしも気になる話だけ薄ぼんやりと聞いていました)。
お土産ショップとカフェ
ちょうど1時間ほどでホビット村の駐車場に到着!道中はかなり霧深い山道もありました。
わたしたちのツアーは9:45から始まるため、35分ほどの自由休憩。カフェには食べ物や飲み物も売られているため、朝ごはんをいただくこともできます。
お土産ショップには正直あまり惹かれるものがなく購入を見送りましたが、ここでしか買えないものもあるようでファン必見。
入り口ではガンダルフがお出迎え。
切手を購入することができるので、ポストカードを書いてこの場で出すこともできます。
いざホビット村へ
ツアー出発時間になると、オークランドから来たツアーグループのバスに乗り換え、再び出発します。ホビット村までは3分ほど。
村の中を歩いて回る
ホビット村ツアーは10分ごとにツアーグループが出発します。写真撮影などは自由に行なってOKですが、自分のグループのガイドの指示に従いはぐれないようにします。
途中ガイドがクイズを出しながら解説をしてくれます。家の前に置かれているパンなどはもちろん偽物ですが、蜂の巣箱は本物で、実際にここで養蜂をしているのだそう。
ホビット村のツアーには1日900〜2,000人ほどの参加者がいるんだとか。2018年以前は5分に一回出発だったため1ヶ所であまりゆっくりできなかったそうですが、10分になった今はちょうどいいペースでした。
ホビットの家は全部で44。そしてその44の家に300人のホビットが住んでいるそうです。ひと家族あたり6〜7人。なかなかの大家族です。
ホビット村は丘の斜面を利用して建てられており、上から望む景色も絶景!
丘を登ると写真撮影用の家もあり、ガイドが1組ずついい感じに写真を撮ってくれます。自身で僕は上手だから任せて!と言っていましたが、実際いい感じ。
こちらのセットは、映画内でビルボとガンダルフがベンチに座って煙草をふかしているシーンのもの。直前に予習しておいてよかった!
この開けた場所では、映画内でフロドのおじであるビルボ・バギンスの誕生日パーティが開かれたそう。
ホビットの家に入ってみる
丘を下った先にあるのがサムの家。主人公フロドと共に指輪を葬る旅をする人物で、正直主人公以上に主人公 。ガイドも「指輪はフロドじゃなくサムが運んだ」と言っていました(ほんとにそう)。
ここでビッグニュース!なんと、ホビットの家の中に入れるというのです!ツアー説明に書かれていなかったので、本当にびっくり。
サムの家の隣の2軒がツアー用に解放されています。これらは映画撮影後にツアー用に内観まで作られたそうです。
なお、ホビット村で撮影されたのはあくまで村の様子と家の外観だけ。家の内部はウェリントンのスタジオで撮影されたとのこと。
わたしが入ったお宅は、両親と3人の子どもの家。上の2人用の二段ベッドがあります。
末っ子はまだ赤ちゃんなのでバシネットで寝るんだそう。
置かれているソファに座ったりベッドに寝転んでもOK。ベッドに上がる時はもちろん靴を脱いで。
浴槽やトイレも作られています。映画ではホビットの小ささをそこまで感じないのですが、この浴槽を見ると納得。成人でも90cmほどの背丈らしいです。
キッチンはまた別の横穴へ。置かれているものはすべて強力な接着剤でくっつけられています。
パントリーやワインの貯蔵庫まで。こんなパントリーほしい…!
書斎もおしゃれ。集中できそうです。
“グリーン・ドラゴン”でいただくビュッフェ
ツアーが終了すると、グリーン・ドラゴン(Green Dragon)という建物でランチをいただきます。グリーン・ドラゴンはホビットが集まる集会所のような場所。
ランチの順番を待っている間、まずはバーで飲み物をいただきます。スタウトビールやアップルサイダーなどもありますが、わたしはアルコールが苦手なのでノンアルのジンジャービールを。ビールとついていますが泡立ってはなく、甘口のジンジャエールといった感じです。
ランチ会場に案内されると、同じツアーグループのメンバー8人ずつで1つのテーブルを囲みます。わたしのテーブルはカナダ人4人、アメリカ人1人、ブラジル人1人、オランダ人1人、そしてわたしというメンバーでした。
ビュッフェはベジタリアンメニューも多く、ニュージーランドでおろそかになりがちなお野菜をたくさんいただけました。
アップルクランブルやミニケーキなどのデザートに、温かい飲み物も。テーブルのメンバーと会話しているとあっという間に時間が過ぎてしまいました。
本当におすすめ!
わたしが参加していたツアーグループどころか、他のグループにも日本人は1人も見かけなかったので、ホビット村のツアー自体が日本ではあまり知られていないのかなぁという気がしています。
ガイドブックにもオークランドのおまけとしてちょこっと載っていた程度。しかし、わたしがニュージーランドに11日滞在して一番のハイライトは圧倒的にこのホビット村ツアー!むしろこのホビット村ツアーがなかったら絶望して過ごしていたことでしょう…(それくらい他が面白くない)
ロードオブザリングの大ファンというわけではないわたしでも十分楽しめたので、ニュージーランドに来ることがあればぜひホビット村にも足を運んでみてください。
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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