バンコクのパン屋さんの紙袋(虹色のシール付き)

【旅エッセイ】バンコクでPride Monthが浸透していた件

バンコクに来て早5日。朝食用にSiam Paragonでパンを買っている時に「おや?」と思ったことがありました。

パンの紙袋に貼られているシールが何だかわかりますか?

バンコクのパン屋さんの紙袋(虹色のシール付き)

これは「Rainbow Flag」や「Pride Flag」と呼ばれるものでLGBTQ+のシンボルとして使われています。

そのRainbow Flagがなぜに?というと、6月はPride Monthと言って世界的に「LGBTQ+に考えよう月間」なのです。わたしは前職でグローバル広報をやっていたのですが、市場調査のために欧米主要企業のアカウントをフォローしていたわたしのSNSタイムラインはこの時期、レインボーカラー一色でした。欧米の考え方だと、「意思表明しない=サポートしない」という意味になってしまうので、どの企業もこぞって投稿を行うのです(それも1回ではなく6月中何度も)。

さて、わたしがパン屋のシールで「おや?」と思ったのは、バンコクでPride Monthに触れることをまったく想定していなかったためです。欧米では大規模なパレードが行われたり、レインボーカラーのお菓子が売られたり、職場をレインボーカラーに飾ったりと、生活に浸透していますが、日本でPride Monthエッセンスを感じることはまだまだ稀。ましてやバンコクで?と思っていたのですが、いざ6月のバンコクに来てみると日本より断然進んでいました。

Nahanakhon CubeのPride Monthのバナー
マハナコンタワーの入口に掲げられたバナー「Happy PRIDE Month」

わたしは前述の通り少し経歴バイアスがかかっているので、一般の人の浸透率はどうだろう?と思い、隣にいた夫に「このシールを見て何か思うことある?」と聞いてみました。すると「ん?虹?」との返答。やっぱりそうだよなー。

Pride Monthについて一通り説明をして、「バンコクの方が日本より進んでいてびっくりした」という感想を伝えると夫から面白い返事が。

「だってタイはもともとニューハーフ大国じゃん。バンコクに来てからニューハーフの人何人も見かけたよ。昨日行ったレストランで隣に座ってた人も女性の格好してたけど明らかに男性だし。だから自分的にはタイの方が日本より進んでるって聞いてもなんの不思議もない」

とのことでした。なーーるほど!その考えはなかった!わたしは観察眼がないのか、気にしてないだけなのかニューハーフの人を見かけた記憶はないのですが、言われてみれば確かに。しかもタイは日本よりずっと観光大国であり、さらに移住者も多い国。考えてみれば至極当然のことでした。

BTSのプラットフォーム広告(レインボーカラー)
こちらはBTSのプラットフォームにある電光掲示板の広告

タイの法律はどうなっているんだろう?企業ではどんな対応がされているんだろう?など気になることがたくさんあるので、また時間があるときに調べてみよう。

最後にパンの話に戻ると、Siam Paragonのフードエリア(地下1階)には19:30ごろに行ったのですが、Eric Kayserでは2個買うと1個無料、Little Mermaidでは30%引きをやっていました。輸入品はやはり少しお高めなので、この時間に行くといいのだなという学び。

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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。

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