先週末、本屋さんに行きました。目的は新しいフランス語の参考書を買うこと+次に学習する言語を決めること!ここ最近のわたしのフランス語の課題は、ナチュラルなフランス語になっているかわからないこと。文章読んだり問題解いてばっかりじゃダメだなーというのは薄々感じていて、前にAmazonでおすすめされてちょっと気になった参考書があったので書店に見に行ったのでした。今回はフランス語の参考書を2冊購入したのですが、どちらもフランス語作文の参考書で、数日間勉強してみたところとってもおすすめなのです!
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フランス語作文参考書おすすめ1:「フランス語で日記をつけよう」
今回の大収穫「フランス語で日記をつけよう」はタイトルからするとフランス語で日記をつけることに特化したノウハウが書かれている感じがしますが、日記の書き方は実はほんの少しで、フランス語の文法や構文の重要な点を丁寧におさらいしつつ、日常的な出来事(しかもフランスではなく日本での出来事)やちょっとしたことをフランス語でどのように記述するを教えてくれる参考書です。
参考書の後半では、日常的に使える定型表現をたくさんの例文と学べたり、「100均」や「コンビニ弁当」といった日本独自の単語についてフランス語でどのような言い方ができるかも紹介されています。
レベルはフランス語中級者向けだと思います。内容が充実しているので一見文字文字しく見えてしまうのですが、一通り文法ができてある程度単語のストックがある方であれば、参考書というより新書のような感覚でサクサク読めると思います。筆者 長野督の参考書は初めてだったのですが、すべてのことをものすごくわかりやすく説明してくださっていてめちゃくちゃおすすめです。個人的には今まで理解はしていても腹落ちはしていなかった代名動詞が、長野先生の解説のおかげ初めて自分のものになった気がしています。
「フランス語で日記をつけよう」の内容を章立てごとにもう少し詳しく見ていきますね。
- まずはメモ程度
- 基本構文をおさえよう
- 文を伸ばそう
- 日記でよく使うパターン
- 表現ストックを増やそう
- 3文で書いてみよう
1:まずはメモ程度
第1章ではフランス語日記に不可欠な「日時」「場所」「誰と」の表現のほか、日記で活用できるとかっこいい「名詞止め」の書き方について学びます。
例文が「9月14日号の『クロワッサン』の55ページで」「NHKのためしてガッテンで」のように日本向けになっているので、とても面白く読めさらに実用的なのがポイントです。
2:基本構文をおさえよう
フランス語の6文型を学ぶ章です。みなさんフランス語で文型を勉強したことありました?わたしは実は大学の講義でも学ばなかったですし、その他の文法書でも見かけたことがなかったので何気に本書で初めて学びました。個人的な考えとしては、文型は中高の英語みたいに不必要に強調するものではないと思いますが、無意識に文章を組み立てられないうちは文型を意識して作文することはとても大切なことだと考えています。なのでここでフランス語の文型にお目にかかれてよかったです。
3:文を伸ばそう
3章では関係代名詞やジェロンディフなどフランス人が好む文章の形を学んで、よりフランスライクに、よりナチュラルに作文するテクニック(?)を習得します。たしかにフランス語の文では英語以上に関係代名詞がよく登場しますよね!
4:日記でよく使うパターン
日記でよく使うパターン=日常的によく使うフランス語の言い回しが学べるということです。「〜でほっとする」「〜せずにはいられない」など、たしかに日常的に話したいけどフランス語でなんて言うといいんだろう・・・とちょっぴり不安になる表現がシチュエーションごとに紹介されています。これを丸っと覚えたら、かなりナチュラルにフランス語を話せるようになる気がします!
5:表現ストックを増やそう
学校や職場に関する単語や表現、趣味の話をするときに使いそうな語彙など、シチュエーションごとにフランス語表現のストックを増やすことができる章です。
6:3文で書いてみよう
本書は「フランス語で日記をつけよう」というタイトルでした。ですので最後の章は1日3文のすすめです。さまざまなテーマについて筆者がフランス語3文で書いた例文と解説が紹介されています。テーマはもちろん日常×日本。丸ごと覚える勢いで何度も読みたいと思います。
フランス語作文参考書おすすめ2:「フランス語作文ラボ」
続いてのおすすめ参考書は「フランス語作文ラボ」です。
同じ「思う」でも文脈によってニュアンスは違ってきますよね。その微妙なニュアンスの違いをどのようにフランス語にするのかを文法の観点、ニュアンスの観点から紹介しています。
「フランス語作文ラボ」のおすすめポイントは、日本人がよくやりがちだけど「これはダメ」という悪文が例文として紹介されていること。本参考書で勉強していると、フランス語作文に置いて動詞の選定が特に重要だということがよくわかります。
ほとんど同じ意味を持つ動詞でも、カジュアルな文脈で好まれる動詞がある一方で格調高くフォーマルな文脈で使われる動詞など、動詞の使い分けについて細かに紹介されているので、とっても勉強になります(これはフランス語の辞書を引いても載ってないですからね)(例:「思う」を表す動詞 <<considérer>> は書き言葉、<<voir>> は話し言葉)。
また、特定の文脈において同じ意味合いを持たせて使える動詞でも、後に取る前置詞が異なる場合があり、動詞と前置詞の組み合わせについてもストックを増やせるので生きた語彙を増やしたい人にもおすすめです。
フランス語の読解をしてときは文意を理解することに比重をおいているため、一つひとつの動詞が自分で自由に使える知識としてストックされにくいと思います(そのように感じたことありませんか?)。本書では多読をすることはできませんが、一つひとつの動詞や表現にじっくり向き合うことで、きっと自分の糧となるフランス語を身に付けることができますよ!
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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