地元広島で旅館に泊まるなんて本当に久しぶり!しかも今回は宮島を目の前に見ることができる「安芸(あき)グランドホテル」。安芸(あき)とは広島の西側を指す旧国名です。出張で広島に行くついでに宮島にも寄ったので、宮島の対岸にあるホテルに泊まることになりました。
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宮島口からは送迎バスで5分
宮島の対岸のことを「宮島口(みやじまぐち)」と言い、宮島口から宮島に向けて10分に1本ほどの頻度でフェリーが出ています。宮島口へはJR山陽本線もしくは広島電鉄(通称「広電」)で行くことができます。JRの駅名は「宮島口」、広電の駅名は「広電宮島口」です。
安芸グランドホテルへはJR宮島口を出た場所から30分に1本の頻度で送迎バスが出ています(毎時0分と30分)。宮島口からは車で5分ほどですのでタクシーで行くこともできますが、時間が合うなら送迎バスが便利。JR宮島口と広電宮島口は徒歩3分くらいの場所にあるので、間違えないようにしましょう。
新しくはないものの、とてもきれいな旅館。ロビーは吹き抜けになっていて開放感があります。
増築されているのか、ロビーがあるメインの建物とわたしたちが宿泊したお部屋がある建物は、内装からして雰囲気がかなり違っていました。
安芸グランドホテルの和洋室
今回宿泊した別館(と勝手に呼んでみる)の方は、1部屋1部屋がかなり離れており、しっかり広々。天井こそ低いですが、建物自体に古さは感じません。
わたしたちが宿泊したのはベッド付き和室のお部屋。かなり広めです。
和室は10畳間になっており、押し入れには布団がたくさん。4〜5人軽く寝られそうです。実際、わたしたちが宿泊した翌日には修学旅行の団体さんが来るようで、各部屋の前に付箋が貼られていたのですが、1部屋に8人ずつくらい泊まるようでした。
小さいながらもベランダもついており、海を挟んで目の前に見えるのは宮島!あいにくの曇り空でしたが、弥山(みせん、宮島の山)がはっきりと見えます。
部屋を入ってすぐの洗面所。洗面台が2台あるのがうれしいです。
館内はお食事処も含め浴衣でOK。大浴場があるため部屋風呂は簡素な感じでした。
アメニティ
アメニティの取り揃えはかなりレベルが高かったです。お部屋と大浴場それぞれに基礎化粧品が置かれていますが、どちらもPOLAのもの。クレンジングオイル、化粧水、乳液、ヘアウォーターが用意されていました。
アメニティ袋が1人1つ用意されており、歯ブラシ、ヘアゴム、ヘアブラシ、カミソリ、ヘアキャップ、コットンが入っています。
茶菓は広島銘菓
お部屋に置かれていた茶菓は、もみじまんじゅうの老舗「山田屋」の名物「桐葉菓(とうようか)」。もちもちした皮に餡子が入っているお菓子です。山田屋でもみじ饅頭を差し置いて1番売れているらしい。
無料のお水は1人1本でした。
安芸グランドホテルの夕食「厳島」
さて、夕食はロビーから2フロア下に降りた場所にある「厳島(いつくしま)」というレストランでいただきました。
「厳島」はかなり座席数があるレストランで、19時に行ったタイミングではかなりの席が埋まっていました。
「厳島」でいただくお夕食は懐石料理で、広島で採れた新鮮なお料理が満載。
豚の角煮には厳島神社の鳥居を形どった可愛らしいお麩。
お鍋にはぷりぷりの牡蠣が添えられていました。
生ものが苦手なので、懐石料理は食べられないものも多いのですが、今回のコースはしっかり食べられるものが多く、個人的にも大満足。とってもおいしかったです。
安芸グランドホテルの朝食
朝食は夕食と同じ「厳島」でビュッフェ形式となっています。
和食が中心ですが、アメリカンな洋食もちらほら。
朝食にも牡蠣のグラタンが出されていたりとなかなかに太っ腹。
だし巻き卵は職人さんが目の前で焼いてくださり、見るからにぷるぷるです。
安芸グランドホテルの施設
最後に、安芸グランドホテルの施設をご紹介します。宴会場やカラオケスナック?のような施設も見かけましたが、いつ行っても行っても閉まっているようだったので、わたしが実際に体験したところだけをピックアップ。
大浴場
大浴場は全部で4つ用意されています。メインとなるのが「雅」と「楽」で、「雅」には露天風呂がついています(が、外の景色は残念ながら見ることができません)。時間によって女風呂と男風呂が交代するシステムです。
- 13:00〜24:00:「雅」=女風呂、「楽」=男風呂
- 5:00〜9:00:「雅」=男風呂、「楽」=女風呂
「雅」「楽」のほかに、小さめの大浴場が男女1つずつあるのですが、なんで作られたんだろう?と思ってしまう感じの温泉(銭湯のような雰囲気です)。混雑している時にはいいのかしら?
海が近いですが、海水のしょっぱさはまったく感じない温泉でした。
ジム
2階には小さいながらもジムがあります。営業時間は8:00〜22:00。旅館にジムがあるとは思っていなかったのでかなりびっくり。
ラウンジ
ロビー階にあるラウンジでは軽食や飲み物をいただくことができます。バーも併設されていますが、わたしが行ったときはお休みでした。
ラウンジからの景色は圧巻で、小さいながらも厳島神社の鳥居を遠目に見ることができました。
海に浮いているのは牡蠣筏(かき・いかだ)。筏から牡蠣の殻を大量に吊るして牡蠣を養殖しています。個人的に牡蠣筏は「広島だなぁ」としみじみ感じる風景の1つです。
お土産ショップ
ロビー階にはお土産ショップもあり、そこそこの充実度。広島の銘菓やおつまみなどのほか、広島県の名産である熊野筆(くまのふで)や服なども売られていました。お酒も売られているので部屋飲みも問題なしでした。
宿泊の感想
2年ぶりくらいに宮島に行ってびっくりしたのが、観光客の数!特に外国からのお客さんが本当にたくさんいて、参道などはなかなか進めないほど。ちなみにオーバーツーリズム対策のために、訪問税としてフェリー代に100円が加算されるようになったそう。
そんな観光名所宮島ですが、島内の宿泊施設はかなり限られているため、予約はなかなか困難。安芸グランドホテルは客席数がかなりあり、宮島からもとっても近いので、宮島周辺で泊まるとしたらこの旅館ほぼ1択なんだろうなと思いました。
温泉は普通でしたが、サービスはとてもよかったですし、夕食がかなりおいしかったので高評価。広島は市内に行っても名物ホテルがあまりないので、宮島に行かれる際は安芸グランドホテルに泊まってみてはいかがでしょうか。
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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