エアポート・エクスプレス プラハ

プラハ国際空港のアクセスとチケットを安く購入する方法

ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港は、プラハ市内から約20kmと近場に位置しています。とはいえ周囲はびっくりするほどの田舎で、市内に通じる電車は走っていません。

今回の旅では、行きと帰りで別のアクセス手段を取ったのですが、結論「エアポート・エクスプレス」を利用するのが圧倒的におすすめです。エアポート・エクスプレス以外でのアクセス方法も下に書いていますので、興味ある方はさらっと読んでみてください。

プラハ市内と空港を結ぶエアポート・エクスプレスとは?

エアポート・エクスプレスという名前から列車を思い浮かべる人も多いと想いますが、エアポート・エクスプレスはプラハ中央駅とプラハ国際空港を結ぶ専用バスの名前です((上述の通り、プラハ国際空港には列車の路線はありません)。

運行時間

乗降できるのはプラハ駅とプラハ国際空港のターミナル1とターミナル2だけなので、20分〜25分で到着します。毎時0分と30分発で、運行時間は以下の通りです。

  • プラハ国際空港発 6:30~22:00
  • プラハ中央駅発 5:30~21:00

シェンゲン協定外の国の離発着はターミナル1、シェンゲン協定内の国へはターミナル2です。

料金

料金は1人60CZK(約300円)と格安で、運転手さんから購入することができます(この場合現金のみ)。しかし、もっとお安く購入できる方法があるのです!

それはプラハ中央駅のチケット売り場で購入すること!

ここだとなんと2人で77CZKで済みます。ただ気をつけたいのは、発売されているのは2人分限定なので、1人分だとここでも60CZKになります。なんだろ、このラッキーナンバーで価格を決めちゃった感じ・・・

プラハ中央駅のチケット売り場は半地下にあって、売り場はかなり広いのですぐにわかると思います(日本の緑の窓口のようなな感じ。こちらは全体が青ですが)。

プラハ中央駅の乗り場

バス乗り場は地上3階、プラハ中央駅の有名なアール・ヌーボー様式の天井と同じ階にあります。アール・ヌーボー様式の天井は人気の観光スポットにもなっていて “Historical Place” の案内が出ているので簡単にたどり着くことができますよ!

プラハ中央駅
プラハ中央駅 天井
プラハ中央駅 バス乗り場

車内設備

バスの中には荷物置き場がありフリーWi-Fiも利用できるのでとっても快適!座席は数が限られているので時間に余裕を持って並ぶことをおすすめします(と言っても20分程度なので立ちでも十分行けるとは思います)。

バスと電車を乗り継いで行く場合

エアポート・エクスプレスの存在はガイドブックを見て知っていたのですが、チェコ語が全く読めない&英語話せる人が少ないために、往路の空港から市内までは成り行きでバスと電車を乗り継いぐことになりました。

エアポート・エクスプレスの利用が圧倒的におすすめですが、備忘も兼ねてバス&電車の場合もご紹介します。

どのバスに乗ればよいかわからない空港のバスターミナル

ターミナルを出たとこがすぐバス停になっていて、手近に立っていた係員と思しきおじさまに市内へのバスはどこ?と英語で訊くと、あっち(110番の乗り場)だと言われました。

ただ、プラハ空港のバス案内はチェコ語のみとなっていて、なおかつ東欧言語の一つであるチェコ語は英語フランス語などと共通点がないため、ほとんど暗号。西ヨーロッパ言語であれば雰囲気で読み取れるところもチェコ語だとなにもわかりません。

110番の停留所の案内も一言も読み取れず、そうこうするあいだにバスがやって来ました。運転手さんに英語でプラハ中央駅に行くかと訊くと、”Train Station? Yes” と言われる。いや、たしかに Train Station に行きたいんだけど、どの駅かが知りたいの。と思ってグダグダしていると、先にバスに乗っていたスーパーイケメン・ジェントル・ガイが声をかけてくれて、「大丈夫、ぼくたちも同じ方向に行くから案内してあげるよ」と言ってくれたのです。

バスの中でお兄さん(ヨーロッパあるあるでたぶん年下だけど)が車内で詳しく教えてくれました。

まず鉄道駅に接続している駅(Nádraží Veleslavín)でバスを降りる

地下鉄Aラインに乗る

Muzeum(つまりミュージアム)という駅でCラインに乗り換える

1駅先のHlavní nádraží(これが中央駅)で降りる

バスを降りるときも「ここだよ」と教えてもらい、その後地下鉄の切符を買うときも店員さんに値段を訊いてくれ、ずっと見守ってくれ、結局中央駅に着くまでずっと親切に教えてくれました。プラハの寒さに優しさが沁みる。彼女さん機嫌悪くさせちゃってごめんよ…

ちなみにバスに乗るときも降りるときもわたしたちは料金を払いませんでした。お兄さんが「大丈夫だからとりあえず降りて!」と言うので降りたあとに話を聞くと、「よくはないんだけど、これからその分の切符を買うから問題ない」ということらしいです。な、なるほど。

検札文化のプラハ交通機関、打刻を忘れずに

余談ですが、プラハの公共交通機関の切符はすべて時間制で、時間内であれば地下鉄、バス、トラムすべてで自由に乗り降りができます。切符は30分券(24CZK)、90分券(32CZK)、1日券(110CZK)、3日券(310CZK)があり、切符を買ったタイミングではなく打刻をした時刻から開始となります。ドイツと同じ仕組みですね。

プラハ駅の改札

抜き打ちで検札があり、無打刻や時間超過が発覚すると罰金となります。プラハの場合800CZK(その場で支払えない場合1,000CZK)を支払う必要があります(他の国に比べて罰金も安いプラハ)。そしてなんと、今回人生で初めて、罰金支払いの現場に遭遇しました(検札自体は色々な国で遭遇していますが、実際にアウトになっているのははじめて)。

地下鉄の乗り換えで電車を待っているとおもむろに強面のお兄さんが近づいてきて、”Ticket”と言う。打刻を済ませていたわたしたちはもちろん問題なかったのですが、わたしたちの隣にいた3人組のうち1人が検札に引っかかりました。本当にあるんだ・・・その人は顔写真入りのカードを見せていたので、切符というより定期券の超過とかだったのかな?いずれにせよ打刻はちゃんとしましょう。

プラハの交通機関のチケット購入

話を戻して、バスを降りて地下鉄Aラインに乗る前にキオスクのような売店でチケットを買いました。この売店ではクレジットカードが使えたのでよかったですが、市内のコンビニのようなところでは現金しか受け付けてくれないところがほとんどでした

プラハ 地下鉄 切符

打刻を済ませ、地下鉄Aラインに揺られること7駅、”Muzeum”という駅でCラインに乗り換えます。お兄さんが教えてくれた通り、この駅は”ミュゼウム”とはっきり発音されるので、チェコ語がわからないわたしたちでも問題なく降りることができました(東京の電車みたいに車内に電光掲示板なんてないので、ちゃんと聞かねばならぬのです)。

プラハ 地下鉄 Aライン

地下鉄Cラインに1駅乗れば、Hlavní nádražíに到着!これが「中央駅」を意味するとはなかなか信じられぬ。ヨーロッパの言語って少なからず似ているところがありますが、東欧言語はわたしの知っている言語では全く太刀打ちできないということがよくわかりました。

優しいお兄さんのおかげで無事プラハ市内に到着できましたが、帰りに使ったエアポート・エクスプレスの圧勝ですね・・・2人分で買えば値段もほぼ変わらないし。ただ、空港から市内に行く場合はかなり混んでいる可能性もありますので、30分以上待つようだったらバスと電車を乗り継ぐとよいのではないかなと思います。エアポート・エクスプレスよりめんどうではありますが、トータル30分弱でプラハ中央駅に到着できます。

それではどうか楽しい旅を!

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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。

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