フィンランド第3の都市トゥルクにあるルオスタリンマキ手工芸博物館で200年以上前の生活を垣間見る

半日でヘルシンキの主要観光スポットを周りきってしまったため、急遽予定を変更してフィンランド第3の都市トゥルクまで足を延ばすことにしました。トゥルクはヘルシンキが首都になる前に首都がおかれていた街で、自然豊かでゆったりとした時が流れています。

その中でも特によかったのが「ルオスタリンマキ手工芸博物館」。フィンランドは雑貨が有名なので、そういった手作りの雑貨がたくさん展示してある博物館かなー程度に思って行けば、いい意味でまったく予想を裏切られました。

入口を見つけるのがちょっと難しい博物館

そもそも博物館というものは、わたしの中ではある程度大き目のがっちりした建物のイメージだったので、地図を頼りに歩いていたらそれらしいものが見えてくるだろうと思っていたのですが、歩けど歩けど見当たらない…地図だとこの辺なのになあ。しかもヘルシンキと違って人通りが圧倒的に少ないし、さっき道を尋ねたおばちゃんは英語話せなかったしどうしよう。。。

と思いながらさらに歩いて行くと、何やら板柵にそれっぽい標識が…!しかしその奥に建物は見えず、首をひねるばかり。入口はあちらとあるので板柵に沿って歩いていくも、板柵の内側にはぼろっちい建物しか見えない。本当にあってるのかなぁと再度その存在を疑い始めたころ、やっと入口を発見!

ルオスタリンマキ手工芸博物館の入口

どうやら「ぼろっちい家」と思っていたものすべてが博物館だというのです。入場料は一人7ユーロで、同日なら何回でも入場できます。チケット売り場で場内図ももらって散策開始。

20以上の古民家が並ぶ手工芸博物館

例のぼろっちい家たちは、実は200年くらい前に建てられた実際の家屋をそのまま博物館として利用しているものらしく、一番古いものは1700年代後半にまで遡るのだそう。それぞれの家が鍛冶屋、靴屋、紡績屋などの職人の家になっていて、実際に作られていたものの展示やそこに住んでいた人々の部屋を覗くことができます。

画家の家▼

ルオスタリンマキ手工芸博物館の画家の家

鎖?を作る人の家▼

ルオスタリンマキ手工芸博物館の鎖鍛治の家

織物職人の家▼

ルオスタリンマキ手工芸博物館の織物職人の家

たしか20くらいの区画があるのですが、一軒一軒内容が違っていて全然飽きない。ここに人が住んで本当に生活していたんだなぁと思うと感慨深いです。

ルオスタリンマキ手工芸博物館の職人の家
ルオスタリンマキ手工芸博物館のミシンの家
ルオスタリンマキ手工芸博物館のキルトの家

フィンランド人も昔は背が低かった?小さな家たち

家々を見ていく中で気がついたのは、どの家もとても小さいということ。指輪物語のホビットほどではないですが、身長160センチのわたしでも頭を屈めないと通れないドアや、どう見ても狭く短いベッド。現代人の4分の3くらいの背丈だったのでは?と思わされます。

ルオスタリンマキ手工芸博物館の紡織機

外から見ても小さいですよね。奥のはしごとか絶対頭ぶつけるw▼

ルオスタリンマキ手工芸博物館の小さな家

ベッドも靴も小さいです▼

ルオスタリンマキ手工芸博物館の小さな靴

天井の圧迫感…▼

ルオスタリンマキ手工芸博物館の小さなベッド

本当にとってもリアルだと思いません?

トゥルクを訪れたらぜひ来たれり

トゥルク自体観光客がほぼいないのですが、特にこの博物館はぜーんぜん人がいなくて、ほぼ貸し切り状態でゆっくり見て周ることができました。屋外なので雨の日は大変だと思いますが、入場料も高くないのでぜひ!

こんな風に家屋が続きます。木造なのでここだけ見ると日本家屋っぽいかも▼

ルオスタリンマキ手工芸博物館の木の家

バイオリン職人の家!とマップには書いてあるものの、中に入ると別の職人の家だったオチ▼

ルオスタリンマキ手工芸博物館のバイオリン職人の家

緑がきれい。家は今にも壊れそうだけど…▼

ルオスタリンマキ手工芸博物館のカフェ

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Yuccpooh

7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。年に5~8か国を旅している。中でもヨーロッパが好き。語学マニアで、旅行投稿にまじってたまに語学系の投稿も。2023年オランダでワーホリ計画中でオランダ語勉強中。
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