マルタのバス交通事情 バス路線図と注意点

小さな島国であるマルタには鉄道がありません。その代わりに市民や観光客の足となっているのが公共バスです。ただしマルタのバスはなかなかに曲者で、マルタ初上陸のわたしたちはかなり苦戦しました。。。ということで、本記事ではマルタのバス交通事情と注意点を紹介します!バス路線図もありますので、マルタ旅行のご参考にどうぞ!

マルタのバス交通事情

マルタバスの料金体系

マルタバスの料金体系はちょっぴり変わっていて、まず夏と冬で料金が変わります。冬は1回の乗車が1.5ユーロな一方で(距離や時間にかかわらず一定です)、夏は2ユーロになります。夏は観光客で賑わうからですかね?

公式HPによると、夏季期間は6月の半ばから10月の半ばまでで、詳しい日付は記載されていません。

また、深夜時間帯は1回の乗車が常に3ユーロです(何時から何時かは記載されていませんね)。

なお、1回の乗車というのはバスに乗車してから2時間以内のことを指し、2時間以内であれば同じチケットで異なるバスに何度でも乗り換えることができます

バスの車内でチケットを購入する場合

マルタのバスチケットは1回券であればバスの車内で、運転手さんから購入することができます。ただし支払いは現金のみです。

購入すると乗車日時が記載されたレシートを渡され、2時間以内に乗り換える場合はこのレシートを次のバス乗車時に見せればOKです。

交通カードで乗車する場合

マルタでは、公共バスで使用できる交通カードがいくつか用意されており、乗車時に専用の端末にピッとかざして使用します。バスの運転手さんから購入することはできず、街中のキオスクや空港などで購入できます。交通カードの場合はクレジットカードを使うことができるので安心ですよ!

マルタバスの交通カードの種類

マルタにはチャージ式のバスカードもあるようですが、ここでは観光客向けのお得なカードを紹介します。

12回券 “12 Single Day Journeys”

こちらの12回券、夏場だと特にお得で、なんと12回乗れて15ユーロなんです。夏季は12回で24ユーロするので9ユーロもお得!ただし深夜時間帯と空港の直行路線では2回分引かれます。複数人で使うこともできるので、到着したらまず1枚購入しておくとよいかも。

7日券 “Unlimited travel for 7 days”

名前の通り、マルタバスが7日間乗り放題になるチケットです。このチケットはマルタ島とゴゾ島で有効で、深夜時間帯も追加料金は必要ありません。大人21ユーロ、子ども15ユーロです(公式HPにも何歳までが子ども扱いになるのかは書いてないですね…)

わたしたちは3日間の観光だったのですが、結果的に7日券は買わなくてよかったなと思ってます。マルタバスの注意点でも触れるのですが、マルタのバスは本当に思いの外時間がかかるので、そもそもそんなに色々な場所に行けないというのもありますし、冬季料金で1回あたり1.5ユーロだったので、12回券を1枚買って2人で利用し、足りない分は都度車内で購入しました。

マルタバス公式HPの料金紹介ページ(英語のみ)

https://www.publictransport.com.mt/en/bus-card-and-ticketing

マルタバスのWi-Fi事情

旅行者にありがたいなと思ったのがどの路線でも車内Wi-Fiが完備されていることです。接続はかなりよく、もちろん無料です。むしろ長いバスの旅にWi-Fiがなかったら現代人死んじゃうので、これだけは本当にありがたかったです。バス停はWi-Fiスポットがないのでお気をつけください。

マルタバス公式HPのWi-Fi紹介ページ(英語のみ)

https://www.publictransport.com.mt/en/free-tallinja-wifi

マルタバスの注意点1:乗車時には手を挙げて

マルタのバスは日本のバスと異なり、バス停で待っているだけでは停まってくれません。乗車の意思がある場合は手を挙げましょう。もし手を挙げずに停まってもらえた場合は、運転手さんの人柄か、そのバス停での降車客がいる場合なので油断は大敵です!

マルタのバス停 どこもこんな感じ。主要なバス停には電光掲示板があります。

マルタバスの注意点2:どこへ行くにもそこそこ時間がかかる

マルタに行く前にGoogle Map先生で経路検索をしていてなんとなく気づいてはいたのですが、実際にマルタのバスを利用して思ったのは、どこへ行くにもとにかく時間がかかるということ!

直線距離で見ると大したことなくても、マルタは想像以上に道が整備されていなかったりクネクネしていたりして、東京と同じ感覚で乗っていると確実に死にます、はい。 バス停の数が想像以上に多いというのも難点?で、直線距離で7km進むのに30〜40のバス停を経由しているイメージです。

マルタバスの注意点3:渋滞とのろのろ運転

注意点2に拍車をかけるのが頻発する渋滞と運転手の「のろのろ運転」です。

マルタは思いのほか道が整備されておらず、道幅も狭いため、場所と時間によってはかなりの渋滞が発生していました。また、意味がわからないのがバス運転手ののろのろ運転で、渋滞していない一本道でも明らかにスピードを出さない人がいるのです。これがマルタバスの法定スピードなのか…?と思ったりもしましたが、バスによってはむしろ出しすぎでしょ!というくらいスピードを出す運転手もいて、本当に意味がわからない。

とにかくマルタでは余裕を持った行程を組んだ方がよさそうです。

こちらの記事ではマルタの観光スポットイムディーナについて紹介していますが、イムディーナに着くのに予定の2倍以上かかった話を載せています。「イムディーナへのアクセスと注意点」からご覧ください。

マルタバスの注意点4:料金体系がちょっぴり不明

マスタバスの料金体系については上で紹介した通りなのですが、一度だけ昼間のバレッタ行きで1.5ユーロじゃなく3ユーロ取られたことがありました。後ろに人がいたのと少額だったので何も言わずにその場を終えましたが、あれは一体なんだったんだろう?

ちなみに個人的な意見ですが、マルタは本当にひったくりやぼったくりとは無縁の国だという印象を受けております。お隣イタリアのひったくりぼったくりは本当に凄まじいものがあるので渡航前はマルタもそんな感じなのかなーと思っていましたが、人々は温厚で優しく、会計を誤魔化すような素振りも一切見受けられませんでした。

なのでこのバスも何かわたしの知らないルールがあったのだと思うのですが、マルタバスの公式HPにもガイドブックにも記載されていないのでわからず仕舞い…もしマルタで同じような体験をされた方がいればぜひ教えてください!

マルタバスの注意点5:排気ガスがやばい!

マルでもっとも苦しめられたのがバスをはじめとした排気ガスの酷さです。これ、どこにも書かれてませんがマジでやばいです。マルタ滞在中毎日、経験したことのないタイプの喉の痛みに苦しめられました。これはわたしだけでなく一緒に行った友達も同じで、2人で「ホテルに帰るとちょっと和らぐよね」と話していたほどです(わたしに関して言えば1ヶ月以上経った今でも治っていないという…)

わたしは日本にいるときでも自分が病気になった時しかマスクはしないのですが、本気の本気の本気でマルタに行くときはマスクを大量に持っていくことをおすすめします

ちなみになぜこんなにマルタのバスや車の排気ガスがよろしくないかというと、とにかく車体がかなり古い(特に車!)のです。見た目で「あーこれ中古だなー」とわかります。ヨーロッパは面白くて、北欧では街中で高級車しか走ってないんじゃない?というくらい道行く車が軒並み高級車なのですが、マルタは逆に全然洗車も整備もされてなさそうな中古車をたくさん見かけます。

そしてゆえに、汚ったない排気ガスを撒き散らすという。ふっつうに排気ガスの色おかしいですもん。喉が痛くなる原因が確実に排気ガスだってこと、1回経験したらよくわかると思います。マルタはとっても素敵な国でしたが、この問題が解決されるまでわたしは絶対住めないなと思いました。

マルタバスの注意点6:車内が暑い!

2月のマルタでも車内の温度が25℃になるという凄まじい自体が起きました笑

というのも、路線と時間帯によっては車内の乗車率がエグいことになり、人いきれでモウモウとなってしまうのです。冬でこれなら夏のハイシーズンはどうなっちゃうんだろ。

でも大丈夫。運転手に言えばすぐにクーラーつけてもらえるので、暑かったら遠慮せずお願いしてみましょう。

マルタバスの注意点7:バス停の名前と車内アナウンスが一致しない

これはわたしの中で未だ解明できていないのですが、バス停の看板に書かれているバス停リストやGoogle map先生で表示されるバス停の名前と、バス車内の電光掲示板に表示される次のバス停(やバスの行き先)の名前がことごとく一致しないのです。

幸いなことに何番線かというのは同じだったのでバスを乗り間違えることはありませんでしたが、車内アナウンスがとにかくわからなすぎて、結構困りました。

この問題をどうやって乗り切ったかというと、手元でGoogle Mapを開いておくことで今どこを走っているかを確認していました。

「マルタバスの注意点3」で述べたように、マルタのバスは渋滞や謎ののろのろ運転によりGoogle Mapで検索した所要時間よりも余計に時間がかかってしまうことがあるため、乗っている方としては「もしかして目的地はもう過ぎちゃったのかしら…」と不安になるわけです。Google Map先生の精度はオフラインでもものすごく高いので、安心して眺めているとよいと思います(マルタバスの車内ではWi-Fiが使えるので、ますます心配がないです^^)

マルタバスの注意点8:突然行き先が変わる

ゴゾ島からの帰りにフェリー乗り場でサンジュリアン行きのバスを待っていると、もともとサンジュリアン行きの番号だったバスが急に違う方面のバスになり、逆に少し離れたところに停まっていたバスがサンジュリアン行きになるといったことがありました。

また別の日にはバレッタのバスターミナルで同じくサンジュリアン行きのバスを待っていると、もともと違う方面行きだったバスが突然サンジュリアン行きになる、ということもありました(しかもバスの時刻表とは違う時間に)。

どちらの場合も最終的にちゃんと乗れたのでよかったのですが、特にゴゾ島からの帰りの際は距離があったのと渋滞が予想されたので絶対に座りたいと思っていて、変更前のバスであれば確実に座れるはずだったんです。それが対象バスが変わったことで並び遅れて結局2時間近く立ちっぱなしになるという。悪夢だw

マルタのバスの仕組みに慣れたら大したことないのかもしれませんが、短期観光客にはまったく優しくない仕組みでした。

マルタバスの注意点9:揺れが半端ない

マルタのバスはとにかくものすごく揺れます。座っていてもカーブでは遠心力で吹っ飛ばされそうになるくらいに。立っているときは何をかいわんや。2時間近く乗っているときには5回以上隣の人にひどくぶつかり、大変申し訳ない思いをしました。。。

しかしこんなになっているのは同じバスの中でわたしたちだけのようで、ぶつかってしまった隣の人なんて最後の方はもはや笑ってましたもん(しかも見るからに現地の中学生か高校生w)。笑って爽やかに許してくれるだけありがたかったですが、「この日本人たちどんだけ体幹弱いねん!」と心の中ではきっと大爆笑だったのでしょう。わたしからすると、「他の人たちこの揺れでなんで微動だにしないの!?」です。

こうなるともはやわたしたちの体幹がスーパー弱いのでは?と思われそうですが、マルタ特有のくねくね道に激しいアップダウン、運転手の気まぐれな走行などによりバスが本気で揺れるんです。事前に知ってても対策を立てにくいですが、車酔いする人は酔い止めを持って行った方がいいかも。

マルタバスの路線図

さいごに、マルタバスの路線図をダウンロードできる、マルタバス公式HPのリンクがこちら!マルタ島とゴゾ島の全路線図が乗っています。高解像度と低解像度と選べるのでお好きな方をどうぞ。

https://www.publictransport.com.mt/en/route-map

また、各路線のバス時刻表はこちらから調べることができますよ!知りたい路線をクリックすれば、次のページに時刻表が表示されます。曜日によって時刻表が変わりますので、時刻表の左上にあるプルダウンで調べたい曜日を選択してお使いください。

https://www.publictransport.com.mt/en/timetables

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