わたしがブリュッセルに滞在していたのは3日間のみなので、ブリュッセルの色々なレストランやカフェを食べ歩いた上でここがおすすめ!と言えるわけではないのですが、食には人並み以上のこだわりがあるので、短い期間に行った中でもよかったお店とイマイチだったお店を紹介できればと思います。
Contents
おすすめのブリュッセルのレストラン
安くて美味しいベルギー料理のお店 “L’ATELIER DE WILLY”
ベルギーに来たからにはベルギー料理を食べ倒したい!と意気込んでいたわたし。中でも特に牛ほほ肉のビール煮とホワイトアスパラガスを食したいなと思っていたのですが、そんなわたしにぴったりだったのがこちらの “L’ATELIER DE WILLY” というお店。
フランス料理をベースとしつつも、ベルギーの郷土料理も選ぶことができて、サービスも最高ながらコスパも最強。ブリュッセルに滞在するのであればどこかのディナーでぜひ足を運んでもらいたいと自信を持っておすすめできるお店です。
後から気づいたのですが、 L’ATELIER DE WILLY はなななんと、tripadviserでブリュッセルのレストラン3,390軒中11位でした!!!そりゃ満足度が高いはずだ。
予約なしのお一人様でフラッと入る
わたしはブリュッセルのなかでも 地下鉄の “Botanique” という駅近くのホテルに滞在していまして、TripAdviserでホテル近くの今日行けるベルギー料理のお店を検索をしました。
他にも気になるお店が2店あったのですが、ホテルから一番近くかつ雰囲気が良さそうということでまずは L’ATELIER DE WILLY へ行ってみることにしました。
TripAdviserでは当日予約ができなかったので、出たとこ勝負でとりあえず行ってみよう!と思い歩いて向かったところ、お店に着いたのは19時前でしたが予約なしですんなりと席に案内してもらえました。
格式高い店内で接客も最高
わたしの前には日本人旅行客が1組すでに入っていたのですが、残りのテーブルはすべて空いておりちょっとドキドキ。人気のないお店に入っちゃったのかしら…
しかしそんな杞憂は不要で、店内は格式高い雰囲気が漂っており、ウェイターさんもみな気さくですが、非常に配慮が行き届いており、とても気持ちよく接客いただきました。お客さんにあわせて英語とフランス語を使い分けているのもブリュッセルのレストランらしい。
ドリンクもお食事もリーズナブル
さて、 L’ATELIER DE WILLY ではアラカルトとコースが用意されています。コースは3品と5品のコースがあるのですが、日本人であれば確実に3品で十分すぎるくらいお腹いっぱいになります。また、メニューをザッと見たところアラカルトで注文するよりもコースで注文した方が絶対お安くなっていましたので、結果的に L’ATELIER DE WILLY に来たら3品のコースを頼むことになります。
前菜、メイン、デザートのプレフィックス3品コースで39€、甘めの赤ワイン6€、ミントティー3€でしめて48€でした(サービス料・税込み)。
赤ワイン結構たくさん入れてくれます。パンはおかわり自由で、外はサクサク中はフワッフワの窯出し系パン。とっても美味!
ヨーロッパ価格と思えないくらいリーズナブル。めちゃくちゃ安い。
前菜:至福のホワイトアスパラガス
プレフィックスコースなので、前菜、メイン、デザートからそれぞれ好きな料理を選ぶことができます。わたしは前菜にはホワイトアスパラガスのソテーを注文しました(ホワイトアスパラガスは西ヨーロッパだからこそ惜しげもなく食べられる奇跡の食材。しかも春限定!)
実は小エビのコロッケも気になっていたのですが、このホワイトアスパラガスのソテーが大勝利!
こんなに太くて大きくて柔らかいホワイトアスパラガスが2本も食べられるなんてほんとに幸せ♡ とにかく美味しかったです。
メイン:牛ほほにくのビール煮
メインは完全に一択で牛ほほ肉のビール煮を選択しました。
味はとっても美味なのですが、何といってもこの量。どデカイ塊3切れにフリット(フライドポテト)もついて、わたしの胃は破裂寸前です…。なんという嬉しい悲鳴。
ビールで煮込んでいるだけあって、臭みがまったくなく、とても柔らかく仕上がっていました。
デザート:タルトタタン→アイスクリーム
わたくしタルトタタンが大好きで、デザートメニューにタルトタタンの名前を見た際には心の中で快哉を上げていたのですが、メインの牛ほほ肉に胃が完全にやられた今、わたしに残された選択肢は1つのみ。申し訳なく思いながらもウェイターさんに相談して直前でアイスクリームに変更させていただきました(ちなみにアイスクリームは通常メニューにないので要相談です)。
一口でもタルトタタンを食べようとも思ったのですが、やはり神聖なタルトタタンをたくさん残すのは気が引けてしまって…
ついでに消化を促進するミントティーもポットでもらって、なんとか胃の暴走を抑えてからレストランを後にしました。
L’ATELIER DE WILLY に行く場合はぜひ予約を!
わたしは運よく予約なしで入ることができましたが、19:30あたりからどんどんお客さんがやってきて席が埋まっていってましたので、L’ATELIER DE WILLY での食事をお考えの方は早めに予約をするのがおすすめです!
L’ATELIER DE WILLY のtripadviser
ハンバーガー屋さんと侮るなかれ “Floyd’s”
続いてのブリュッセルでおすすめのレストランは、ハンバーガーが売りのレストラン “Floyd’s” です。美食の国でわざわざハンバーガー…???と思われるかもしれませんが、侮るなかれ。Floyd’s ではベルギーの家庭料理であるミートボールや国民食のフリット、ほかにも各種ビールを楽しめるなど、実はベルギーを堪能できるレストランなのです。ハンバーガーが美味しいベルギー料理のレストランくらいに捉えていただけると。
Floyd’s は予約がベター
FLoyd’sは公式HPに全ディナーメニューが掲載されていたので、そのメニューを見てミートボールがあることを確認した上で伺いました。
Floyd’s もホテルから近かったので予約なしで行ってみたのですが、わたしたちが伺ったときは2席を除いて予約で満席でした。もともと別の日に人がいっぱい入っている様子を見て気になっていたのですが、ほんとに連日満員。地元の人々に愛されているのがよくわかりました。
わたしたちはたまたま入れましたが、早めに予定がわかっている方はぜひ予約を!
具沢山のゴロゴロサラダ
Floyd’s はアラカルトのみなのですが、ブリュッセルにしては全体的にリーズナブルな印象を受けました。
最初に頼んだサラダはかなりのボリュームで、ミックスグリーンにイチジク、なんたらチーズが丸ごと1個入っているなど、かなーり食べ応えがあります。これで€。もちろん2人でシェアしていただきます。
ベルギーの国民食ミートボールとフリット
お目当てのミートボールは、想像以上のサイズでした。そうだった、ヨーロッパサイズってこんな感じだったわ、を改めて実感させてくれるサイズ。
日本でよくある味と違ってかなり肉の味が濃厚で、ジューシーさはなくてザ・肉を食べてる感じです。フリットはブリュッセルで食べた中では一番美味しかったです。2度揚げしているんだろうなーというのがよくわかるサクフワ食感。
「ベルギー100%ハンバーガー」
ミートボールでがっつりお肉を食べた後ではありますが、シメはやはりハンバーガーで。ハンバーガーの種類がかなりたくさんあってどれにするか非常に悩んだのですが、せっかくベルギーに来たので「ベルギー100%ハンバーガー」という名のハンバーガーをいただくことに。
これが結構謎で、てっきり材料すべてがベルギー産という話かと思いきや、一番最初に「アンガス牛のパテ」と書いてあるんですよね。
だけどもさすがアンガス牛だけあって、ハンバーガーもミートボールと同じくかなーり赤身を食べている感が満載!ハンバーガーだけどもナイフとフォークでいただきます。
添えられている甘みMAXの玉ねぎのソースが相性抜群でした。
イマイチだったブリュッセルのレストラン
さてお次はブリュッセルの中でもイマイチだったレストラン。ちゃんと調べず成り行きに任せて入ってしまったのが敗因です。
ひたすらムール貝と戦える “LA LUNA DI VENEZIA”
ブリュッセルのイマイチレストランは “LA LUNA DI VENEZIA” 。その名の通り、ベルギー料理でありながら結構イタリアンの要素が入ってます。
なぜこのレストランに入ったのかといえば、ベルギー名物のムール貝をバケツで食べたかったからに他なりません。が、実際に食べてみるとその量にとにかく圧倒されます。はじめはパクパク食べられるのですが、1/3ほど食べたあたりで飽きがやってきて、2/3食べる頃にはムール貝の食べすぎが心配になってきて、最後はムール貝の効能を読んで暗示をかけないと進まないほどに。
とはいえムール貝には実は特に非がなくて、何が微妙かというと他の料理の味なわけですね。パエリアはやたらサラサラしているし、牛肉のカルパッチョサラダでは薄切りの牛肉がまだ若干凍ってるなど、ちょっといただけないかなーという具合。
店員さんはやたらと気さくで色々話しかけてくれました。大衆食堂というかんじですが、大衆食堂と言い切るにはお客さんが少なく、まあtripadviserでもそういう評価だよな、とあとで見て納得したのでした。
おすすめのブリュッセルのカフェ
人生で一番美味しいキッシュのお店 “ARCADI CAFE”
ブリュッセルのカフェとしてはダントツで “ARCADI CAFE” をおすすめします!
ここのキッシュがそれはもう絶品なんです。
ARCADI CAFE のキッシュは10〜10.5€とキッシュにしては少しお高めな気もしますが、どのキッシュも具材がゴロゴロ入っていて絶品。しかも一切れが日本の一般的なキッシュよりかなり大きいので、一口食べればこれだけするのも納得いただけると思います。
具材がたくさん入っているため卵液がかなり少なめで、とにかく具材をおいしくたくさんいただいている感じです。
キッシュは終日いただけますが、9時から空いているので朝ごはんとしていただけば一日中幸せになれること間違いなしです!
美味しすぎてわたしたちは2日連続で ARCADI CAFE に通ってしまいました。
なお、2日目に初めて気づいたのですが、なんとこちらのキッシュにはスープセットがありました!本日のスープがボールでいただける上、パンも付いてきます。
わたしたちが伺った日はミックス野菜のスープで、とっても濃厚でかつ野菜の甘みがしっかり感じられ、これだけでかなりお腹が満たされました。別皿でチーズとクルトンが付いてくるのも嬉しい〜〜!!!これで13.5€。お得です!
イマイチだったブリュッセルのカフェ
続いては、残念ながらブリュッセルでイマイチだったカフェを紹介します。
ブリュッセルワッフルの名門 “DANDOY”
ブリュッセルでワッフルをいただけるカフェを調べると絶対に出てくるのが、ブリュッセルワッフルの名門 “DANDOY” です。わたしもかなり期待値高く伺ったのですが、リエージュで本場のリエージュワッフルを食べた後だと、イマイチ感が半端なかったのです。
リエージュの焼き菓子が最高すぎた話はこちら↓
ちなみにブリュッセルワッフルというのは下の写真のように長方形をしていて、かなり薄く焼き上げられたワッフルのことです。ワッフル自体に味が付いていないので、自分の好きなトッピングを乗せて楽しみます。
わたしのトッピングは煮イチゴとチョコレートソース。DANDOY では最大3つまで選べます。
なお DANDOYではブリュッセルワッフルだけでなくリエージュワッフルも選択することができるのですが、カフェのお客さんは全員ブリュッセルワッフルを注文していました。やはりブリュッセルではブリュッセルワッフルを、ということなのかしら。
また、テイクアウトも可能なのですが、小さなお皿でこのサイズのブリュッセルワッフルをフォークだけで食べるのはかなり大変そうでした。外で食べている人たちはみんな最終的にかじりついている状態。
なお DANDOY はカフェだけなく焼き菓子も売っていて、量り売りで買ったオレンジショコラクッキーはとっても美味しかったです。
そのクッキーの紙袋。”Rue au Beurre” 、すなわち「バター通り」という名前が可愛すぎてツボです。
ブリュッセルでおすすめのお店はもちろんのこと、イマイチとして紹介したお店もあくまでわたし個人の感想ですので、ブリュッセルグルメの参考程度に捉えていただけると!それでは、おいしいものをたくさん食べてブリュッセルの旅を満喫してくださいね。
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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