英語参考書

【初学者から上級者まで】目的別おすすめ英語参考書

前回の記事(なぜ日本人は英語を話せるようにならないのか?)が思いのほか反響があり、英語ができるようになりたい人はやはり多いんだな、、、ということを改めて実感しました。そこで今回は、箸休め的にわたしがおすすめする参考書をご紹介したいと思います。「おすすめの勉強法」でないのは、わたしがおすすめする勉強法は誰も実践しないということを経験的に知っているというのが1つと、誰にでもあてはまる勉強法は存在しないためです。本気で勉強したいと思ってらっしゃる方には、その人のレベルや確保できる時間などを聞いたうえで本気で相談に乗りますので、お気軽にコメント欄やインスタグラムのDMからご連絡ください。

なお、わたしが英語を勉強していたのは7~12年前のことなので、以下で紹介する参考書はもしかしたら改定などで大幅に内容が変わっているかもしれない、ということをあらかじめご承知おきください。

【初学者だけど本気で英語をやりたい人向け】書いて覚えるはじめてのフォニックス

フォニックスという言葉をご存知でしょうか?文字と音を結び付けた英語のルールのことで、英語圏の子供たちも幼いころにこのルールを学びます。というのも、文字と音が1対1で対応する日本語と異なり(「あ」は「a」以外に読み方ないですよね)、たとえば英語の”ou”という綴りは7通りの読み方があります。

  1. [au](例:out)
  2. [ou](例:shoulder)
  3. [Λ](例:couple)
  4. [u](例:should)
  5. [u:](例:group)
  6. [⊃:](例:bought)
  7. [ə](例:curious)

慣れないうちは、7通りもあるとどの読み方だろう…?となると思いますが、実はこれらにはちゃんとルールがあるんです(まあ、例外の多い言語なので、全部が全部当てはまるわけではありませんが…)。こうしたルールを教えてくれるのがこの本。「CD付き 書いて覚えるはじめてのフォニックス」

CD付き 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス

わたしが中学1年生で習い始めたときに使っていた本はどうしても見つからなかったので、代わりにこちらをご紹介します。CD付きで1,944円は安い!フォニックス関連の書籍はたくさんありますが、アマゾンでもこれが一番評価が高いですね。どのような口の形をすればよいのかも詳しく書いてあるので、最初はCDに合わせて口と頬の筋肉が痛くなるくらい練習してみてください

【文法をやり直したい人向け】今井の英文法教室&ハートで感じる英文法

いざ英語をやり直そう…と思ったときに、どこから手をつけるか?文法にちょっとでも自信がない、と感じたならぜひ文法からやり直してください。最近は文法を軽視する風潮が強いですが(スピードラーニングのように、英語が全くできない50代が聞き流すだけでしゃべれるようになるといった)、文法は必ず必要です。特に英語で文章を書いたり、英字新聞を読んだりニュースを聞いたりするためには文法は欠かせません。

しかし、世の中にはあふれるほど英文法書が存在します。さて、どれを選ぶべきか…。そんな方におすすめしたいのが、「今井の英文法教室」と「ハートで感じる英文法」です。

今井の英文法教室(上) (東進ブックス 名人の授業)

全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)

英語に関して言うならば、東進ブックスは昔から良書が多いです。特にこの英文法書は非常にわかりやすく、「暗記」に逃げずきちんと原理を教えてくれるところが素晴らしいです。何かあったときに参照できるものとして、上下巻1冊ずつ持っておかれるとよいでしょう。

また、こちらは少し上級者向けにはなりますが、大西先生の「ハートで感じる英文法」もおすすめです。わたしは「ハートで感じる英文法」自体はテレビでしか見たことがなく、書籍は購入したことがないのでこちらの書籍自体をおすすめするのは若干気が引けるのですが、あの大西先生が書く本なのできっと良書に違いない…!と信じてリンクを貼らせていただきます。

CD NHK3か月トピック英会話 ハートで感じる英文法 大西先生の集中講義

わたしが「ハートで感じる英文法」を見ていたのは中学2年生から3年生にかけてなのですが、”on”という前置詞の講義を見たときの衝撃は今でも忘れません。それまでのわたしは on the tableといった使い方しか知らず、onは「~の上に」という覚え方をしていました。しかし講義では、”on”の意味するところは「何かに接している状態」を表すと言っておられ、すなわち A spider is on the ceiling(蜘蛛が天井についている)といった使い方もできるのだと学びました。こうした言葉の核心を理解して、ハートで感じるように話せるようになるというのが大西流。

【文法はばっちり。でもいざ使うとなると…という人向け】頻出英文法・語法問題1000

こちらはわたしが心からおすすめする問題集の1つ。桐原書店が出版しているので「桐原の文法書」と呼んでいました。

全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)

この問題集の何がよいかというと、問題を解かずとも例文が読める点ですね!問題部分と回答&解説部分がきれいにわかれていて、問題は網羅的だし解説は丁寧。人は基本的に問題を解くのが好きな生き物ですが、知識が薄いうちに問題を解くのは時間の無駄です。間違いが多すぎるとやる気がなくなるし、正解が多いと慢心につながる。しかも知識が浅いうちは、わからない問題はあてずっぽうで答えることになるので、考えてもわからないものに時間をかけても意味がないというわけです。なのでわたしは中学卒業までにこの問題集を3周したのですが、うち2周は本の末尾に分厚くついている例文&解説部分だけを切り離して、ひたすら読んでいました。これらの例文は非常にきれいなので、1日10個ずつでも覚える勢いで読み込めるといいですね。

ちなみに、高校ではNext Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服という参考書がよく使われているようですが(実際わたしも高校で配布されました)、個人的にこれはあまりお勧めできません。例文があまりよくないのと、文法が詳しく解説されていないためです。

【なんとなくでしか英語が読めていない実感がある方向け】英文解釈教室シリーズ

さて続きましては、英文解釈教室シリーズです!ご存知の方は「キタっ!」という感じでしょうか。まあそう身構えないでください。これらの本は、「受験英語の神様」とまで言われた元駿台予備校の英語教師 伊藤和夫先生が執筆されたもので、「英文解釈教室」は別名「受験英語のバイブル」とも言われています。わたしも高校生の時分、大層お世話になりました。先生が一番最初に書かれたのが「英文解釈教室」なのですが、これを普通レベル向けとして出版したところ、「難しすぎる!」との声が多かったため、その後「英文解釈教室入門編」と「英文解釈教室基礎編」を書かれたのだと記憶しています(入門編の冒頭にそのようにあったはず)。

わたしは、これを勧めてくださった方から、本編が難しすぎるということをあらかじめ聞いていたので入門編から取りかかりましたが、入門編でもかなり難しい…!難解な単語は使われていないのに、なぜか読めない。そういった文章ばかりなんです。わたしはこの入門編で、「現在分詞とは何か」「過去分詞とは何か」の本質を教えてもらいました。読むだけでへとへとになるシリーズですが、あと一歩を極めたい方、雰囲気ではなく本気で英語を読めるようになりたい方におすすめです。

英文解釈教室 入門編

英文解釈教室 基礎編

英文解釈教室 改訂版

なお蛇足ですが、わたしはこの本を東大二次試験の大問1(段落整序)と大問4 a,b(和訳、文法など)対策にも使っていました。東大の英文はまさに英文解釈教室のように、「決して難しい単語は使われていないのになぜか読めない」タイプのものなので、英文解釈教室内の文章を何度も精読することで、読解力と文法力を養いました。

【口から自然に英語が出るようになりたい方向け】 ポンポン話すための瞬間英作文& どんどん話すための瞬間英作文

こちらは大学1年生のときに出会った本たちなのですが、この本と練習を始めて、すぐに「痛いところをついてくるなー」と感じました。というのも、この本は文法ができて文章も読めるけど、さっと英語が出てこないまさに日本人向けの本なんです。

「ポンポン話すための瞬間英作文」では、最初に出てくる例文を音声の指示に従って疑問文に変えたり、主語を単数から複数へ、一人称から三人称へと即座に変えていく練習をします。簡単そうに聞こえるかもしれませんが、これがなかなか難しいんですよ。これを真剣にやると、かなり瞬発力が身に着きます。

ポンポン話すための瞬間英作文 パターン・プラクティス(CD付) (CD BOOK)

一方「どんどん話すための瞬間英作文」の方では、中学1年~3年レベルの英文をどんどん組み立てる練習をします。日常で使う英文は中学3年レベルで事足りますから、この1冊を完ぺきにマスターすれば、かなり話せるようになっている実感があると思います。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

【ニュース英語を聞き取れるようになりたい方向け】NON STOP ENGLISH WAVE & CNN ENGLISH EXPRESS

さて、かなり英語ができる人でもニュース英語を聞き取るのはかなりしんどいと思います。わたしもまだ、真剣に聴こうとしないと聞き取れないことが往々にしてあります(フラーっと聞いてたら耳に入ってくる…境地まではまだまだ遠そうです)。ニュース英語はスピードも格段に違うし、扱われる単語レベルも一気に上がるし、背景知識がないとそもそも内容がわからないこともある。そんなときにおすすめなのが、ニュース英語を扱う雑誌です。

そのうち比較的たやすいのがNon Stop English Wave。高2~高3でお世話になって以来なので、もしかしたら中身がだいぶ変わっているかもしれませんが、当時は比較的易しめのニュース題材を扱っていて、高校生のわたしでも毎月楽しく聞いていられました。また、ニュースにしてはスピードも若干遅めだった印象があります。ニュース以外のコンテンツも充実していて、読み物として面白いです。

アマゾンで売っていなかったので公式HPのリンクを…
NONSTOP ENGLISH WAVE(ノンストップ・イングリッシュ・ウェーブ)

そして上級者向けなのが、「CNN ENGLISH EXPRESS」。この雑誌は実際にCNN(世界的なブロードキャスティング会社)で放送されたニュースの中から時節にあったコンテンツを抜粋しており、様々ななまりのあるレポーターの生の声で勉強ができるのが特徴です。また、ニュースコンテンツは3段階にわかれており、簡単で短いニュース10本から、中程度のニュース4~5本、かなり高難度で長いニュース1本という構成になっていて、自分のレベルに合わせて勉強ができます。そのほかにも毎月趣向を凝らした特集記事や、読者からのQ&A記事など、かなりコンテンツが充実しており、すべてをひと月でやりきるのはかなりハードです。

最新号はこちら↓

CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2018年 4月号<春の特大号>【特集】伊藤サム(NHK英語講師)監修 4技能を一気に! 春の1カ月集中講座

月1の雑誌とは別に、半年に1度トピックニュースをまとめた本も出版されています。

[CD&電子書籍版付き]CNNニュース・リスニング2017[秋冬]

いかがでしたでしょうか?この記事がきっかけでよい参考書に巡り合えたみなさまが、将来ちょっとでも英語ができるようになった!と感じられたなら本望です。なんだかんだ言いながらわたしは、昔から人に教えることも語学と同じくらい好きなので(ただしやる気のない人をやる気にさせるような、先生のようなことはする気がない笑)、こうして誰かの役に立てるとうれしいようです。英語シリーズ、もう少し続きます。

ホーム > 語学学習 > 【初学者から上級者まで】目的別おすすめ英語参考書