バンコクの中心地を走る電車「BTSスカイトレイン」。「スカイトレイン」の名の通り、地上ではなく高架上を走っている電車です。そのBTSスカイトレインの改札内外には小さなショップが色々入っているのですが、そのうちの一つがTURTLE（タートル）というコンビニです。これがなかなか便利でして、ホテルの最寄駅にあるとかなり重宝します。この記事ではそんなTURTLEについて余すとこなくご紹介します。

TURTLEとは

TURTLEとはBTSスカイトレインの駅構内にあるコンビニのことです。TURTLEの名前の由来はわかりませんが、亀のマークがかわいいお店です。食べ物から日用品まで一通り揃っているので、「あ、あれ買い忘れた！」というものがあればTURTLEに入ってみればとりあえず見つかる可能性が高いです。

日本だとコンビニはスーパーに比べて割高ですが、TURTLEはほとんどの商品でスーパーと同じような価格なのもうれしい点です。

TURTLEの種類

この記事では主に、総合コンビニであるTURTLE SHOPについて触れていきますが、TURTLEには他にもTURTLE COFFEEやTURTLE TASTEがあります。TURTLE COFFEEではドリンクとパンが、TURTLE TASTEではパンやクッキーなどの軽食が売られており、日用品の販売はありません。

TURTLEの営業時間

店舗によって営業時間は異なるかと思いますが、TURTLE SHOPは駅の利用開始時間に合わせて早朝から深夜まで営業している店舗が多いです。BTSのチケット窓口は6:00〜23:00のため、多くの店舗で6:00〜23:00な気がします。

一方、TURTLE COFFEEとTURTLE TASTEは早めに店じまいします。以前17:30ごろにトンロー駅のTURTLE COFFEEの前を通りかかった際はパンやラスクの50%オフをやっており、19:00に再度通りかかった際には閉店していました。

TURTLE COFFEEに限らずBTSの駅に入っているドリンク系の店舗は閉店がかなり早め。わたしが愛するCha Tra Mueは16時〜17時に閉まる店舗が多く、何度悔しい思いをしたことか。KAMU KAMUなど他のお店も日没とともに閉店している印象です。

TURTLEで売られているもの

ここからはTURTLE SHOPで実際に売られているものを紹介します。BTSは高架上にあるためどの店舗も細長い面白い構造をしており、中に入ってみるとこんなにモノがあるの！というほど品揃えがいいです。

飲み物

まずは水。水だけでもこれだけの種類があります。こだわってEVIANとかになると少し高いですが、いつも買うNESTLEの500mlボトルは7バーツ、1.5Lボトルは14バーツです。

ソフトドリンクも豊富。緑茶、フルーツジュース、炭酸、缶コーヒー、栄養ドリンクなど。

牛乳やヨーグルトなどの乳製品も。意外なことにバンコクでも代替乳がかなり浸透しており、オーツミルクやアーモンドミルクなどもスーパーやコンビニでよく見かけます。ちなみに最近よく「アーモンド効果（ALMOND KOKAという表記）」のCMを見かけます。

コーヒーベースやティーベースのドリンクはカウンターでも売られており、さながらカフェのようにその場でつくってくれます。ただし値段は高め。サイズを2~3サイズで選べるものもありますが、1番小さいサイズでも65バーツほどです。

私はタイミルクティーを買ってみました。店員さんが慣れていないようでじっくりマニュアルを見ながらつくっていたので、逆にタイミルクティーの作り方がよくわかって助かりました。いつも見ているCha Tra Mueは早過ぎてよくわからないうちに終わってしまうので（泣）。

初回なのでノーマルで注文しましたが、辛いものを食べていない時の100%はやはり甘過ぎ。70%や50%にすればよかった。味は悪くはないですが、Cha Tra Mueに勝つかというとそんなことはないので、Cha Tra Mueが開いている時間帯はぜひそちらで＾＾

食べ物

食べ物もなかなか豊富に揃っています。

パン

バンコクで売られているパンはどれもザ・日本のパン屋さんで売られているようなパン。柔らかくて、何かしらの味付けがされているタイプです。

トンロー駅のTURTLE COFFEEを夕方通りかかると、閉店が近いため50%引きをやっていました。そこで翌日以降の朝食用に気になったパンを買ってみることに。3つで50バーツちょっとでした。

翌朝食べてもパンはまだふわふわで、結構いける味。特にたっぷりのココナッツフレークが乗ったパンが南国らしさもありおいしかったです。

軽食

そのほかサラダや麺類、おにぎり、サンドイッチなども並んでいます。私はまだ挑戦したことがないのですが、味はいかに・・・？

クッキーやシュークリームも。クッキーはアメリカンサイズ。こちらも夜に訪れたときは30%引きになっていました。

お菓子

地味に嬉しいのがお菓子の充実ぶり。日本メーカーのお菓子もあり、日本で買うより高いのですがついつい手が伸びてしまいます。

アーモンドチョコ、カラムーチョ、アルフォート、フェットチーネ、果汁グミなど。グミはなぜかフェットチーネと果汁グミをどこに行っても見かける気がします（スーパーや薬局などでも）。

輸送費や輸入関税がかかっているためか、日本のお菓子は日本で買うよりも割高ですが、なぜかプレーンポッキーとトッポだけは20バーツと激安。パッケージを見た感じ、タイで製造しているのでしょうか。

海外ブランドのお菓子もたくさんあり、スニッカーズやロシェなどのチョコ類も。

TURTLEではお酒は売られていませんが、ナッツ類をはじめとしておつまみになるものはそこそこ売られています。

日用品

本当に助かるのが日用品。スーパーで買ってもいいのですが、洗剤などを持って帰るのが重たいのでBTSに乗ったついでにささっと買って帰れるのがありがたいです。

生理用ナプキンも品揃え豊富です。海外で使ったことがないブランドのものを使うときはドキドキしますが、日本でも有名なSofyなど言わずと知れたブランドの製品があるので安心して購入できます。

歯ブラシや歯磨き粉なども。

余談ですが、日本でも「恋する♡ハミガキ」のキャッチで有名な歯磨き粉の「デンティス」ですが、タイではスーパーや薬局でとても安く売られています。もちろんTURTLEでも！

日本では1,200円ほどする高級歯磨き粉ですが、タイでは130~190バーツほど。日本より安い！同じく海外からの輸入だからか？と思い調べてみたら、なんとデンティスはタイ発祥の製品でした。道理で安いわけだ…2個セット、3個セット、はたまたトラベル用の小さいサイズまでたくさん売られています。私も普段から使用しているので、安いお店を探して大量に購入したいと思います。

シャンプーやコンディショナー、髪染めなども。日焼け止めも多数売られていますが他の商品と比べても日焼け止めはかなり割高なので、日焼け止めは日本から大量に持ってくるのがおすすめ。

マツキヨやツルハドラッグでもかなりの種類が売られていますが、本当に高いです。現地の人に日焼け止めを使う文化がないのかなぁ、と思ったりします。

ノートやペンなどの文具も一通り揃っています。

化粧品

化粧品まで売られているのは本当にすごい。クレンジング、洗顔、化粧水にクリーム、ブランドさえ選ばなければここですべて揃います。日本のブランドも並んでいるので、長期滞在で切らしてしまった時の救世主。

メイクアップ化粧品もコンビニとは思えない品揃えです。

TURTLEがある駅

TURTLE SHOP

• サイアム駅（バンコクの中心駅）
• パヤタイ駅（空港リンクの終着点）
• セント・ルイス駅（シーロム線）
• サファン・タクシン駅（シーロム線、アイコン・サイアムの最寄り）
• プロン・チット駅（スクンビット線）
• ヴィクトリー・モニュメント駅（スクンビット線）

TURTLE COFFEE

• トンロー駅（スクンビット線、Sit and Wonderの最寄駅）
• プロン・ポーン駅（スクンビット線）
• チョン・ノンシー駅（シーロム線、マハナコンタワー・マハナコンキューブの最寄駅）

TURTLE TASTE

• モー・チット駅（スクンビット線）
• エカマイ駅（スクンビット線）

TURTLEで使える支払い方法

TURTLEではBTS利用時に必携のラビットカードにラビットのLINE Payのほか、各種クレジットカードも利用できます。もちろん現金もOKですが、大きすぎる紙幣は受け付けてもらえない可能性がありますのでご注意ください。

ラビットカードについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

TURTLEのメリット

バンコクにはセブンイレブンやローソン108などもあり、それらのコンビニでもいいのでは？と思われる方もいらっしゃると思います。これらのコンビニとの違いとしては、やはりまずTURTLEの方が圧倒的に品揃えが多いということ。セブンはそこそこ大きめの店舗もありますが、ローソン108はキヨスクのような感じなので日用品はほとんど手に入りません（逆におでんなどローソンでしか買えないものもあります）。

またローソンではラビットカードを使用することができますが、セブンはラビットカードと提携していないため現金かカードのみ。そして水1本など少額の利用の場合は現金しか受け付けてもらえないことがあります（ヤクルト2本 28バーツで断られたことがありますw）。そして大きな紙幣しか持っていない場合はこれまた受け取ってもらえなかったりして（偽札の可能性があるため）、なかなかに面倒なのです。

そんなこんなで、なんだかんだ便利なTURTLE。見かけたらぜひ一度入ってみてください。

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