オランダ周遊3都市目はライデン(Leiden)という街にやってきました。オランダを代表する17世紀の画家レンブラントの出生地としても知られる、歴史ある街です。アムステルダムから電車で40分ほどの場所にある小さめの街で、日本にゆかりがある街として知られていますが、日本色が強すぎて個人的にはあまり好みではありませんでした。
ライデンと日本の関係
ライデンの街を歩くと、やたらと(あやしい)日本食のお店を見かけます。これまでに行ったオランダ都市すべての中で1番日本語を目にすることが多かったのがライデン。
長崎の出島でオランダ商館医として来日していたシーボルトが、日本国外追放後にオランダに戻りライデン大学のすぐそばで日本学の研究を続けていたことがすべての始まりなんだそう(シーボルト自身はドイツ出身だが、日本へはオランダ王国からの要請で渡航)。
その後1875年には世界で初めて日本学のコースがライデン大学に開かれ、現在でもライデン大学には日本語専攻コースがあるのだそうです。
ライデン大学近くにはシーボルトがオランダに持ち帰った日本のコレクションを展示した「シーボルトハウス(Sieboldhuis)」もあります。わたしは訪れていませんが、サイトが完全日本語対応されておりびっくり(オランダのサイトでは大抵、オランダ語、英語、+フランス語かドイツ語)。
「ザ・オランダ」を味わえる街並み
オランダ南西部の街であるライデンは、アムステルダムと同じく街中に運河が張り巡らされています。
決して大きくはないため、運河に沿って歩いていれば1時間ほどでメインストリートを見て回ることができます。
アムステルダムと比べても街全体に古い味わいがあるため、いわゆる古き良きオランダの街並みを味わうにはぴったり(ただし大きな広場に出るとやたらと日本語)。
動いている風車も現存しているため、街の雰囲気と相まって一段とハウステンボスを彷彿とさせるなぁと感じました。
ライデン大学
ライデン自体歴史のある街ですが、その中心部にあるライデン大学はオランダ最古の国立大学。
オランダはモダンで奇抜な建物だらけの国なので、てっきりライデン大学もガラス張りの超おしゃれな感じの大学かと思っていたのですが、意外や意外、古い建物が現役で使われていました。
大学のキャンパスがドーンと広がっている形ではなく、大学の施設が街に溶け込む形で点在しています。ライデンには土日に滞在していたため学生の姿はほとんど見えませんでしたが、ライデン大学の雰囲気がわかったのでひとまず満足。
ライデンの街中には100ほどの俳句や短歌が建物の壁面に書かれているそうですが、ライデン大学の一角には百人一首に載っている菅原道真のの有名な歌が達筆な字で書かれていました。
ライデンには行くべき…?
観光名所があるわけでもないし、都市のサイズの割には全く物価が安くないし、街中にちらちら日本語が見えて個人的にはあまり好きではなかったライデン。観光目的であればあまりおすすめはしませんが、こんなにも街全体で日本推しな街が遠く離れた国にあること自体奇跡的だと思うので、もし旅程に余裕があるのであればアムステルダムやハーグから日帰りで行ってみるのはアリかもしれません。
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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