オランダで日本人に1番人気があると言われている都市ユトレヒト。ミッフィーの生まれ故郷ということが人気の秘訣かなという気がしますが、期待して臨んだミッフィー”美術館”にも裏切られるし、ユトレヒトで1番高いドム塔の工事はいつ終わるかわからないし、物価も高いしで、オランダの主要都市の中では1番おすすめしません。
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大都市ユトレヒト
17世紀にアムステルダムにその座を奪われるまで首都として機能していたため、今でもオランダの大都市の1つです。都市範囲としてはアムステルダム圏の方が広い気がしますが、近代化の観点で言えばユトレヒトの方が進んでいる気も。
オランダで1番大きな駅
ユトレヒト中央駅(Utrecht Centraal /ユトレヒト・セントラール)は実はオランダで1番大きな駅。アムステルダム中央駅(Amsterdam Centraal /アムステルダム・セントラール)も相当大きいですが、乗降者数で見るとユトレヒト中央駅が1番らしい。
オランダの電車の駅には改札がない駅もありますが(フローニンゲン、マーストリヒトなど)、ユトレヒト中央駅はさすがに全入口で改札が設置されています。駅構内にもファストフード店やスタバ、小型スーパーに花屋さんなどが入っています。
プラットフォーム数は全16。迷子になりそうですが、構内にはインフォメーションもありますし(もちろん英語OK)、NS(オランダ鉄道)のアプリを使えばプラットフォーム番号が表示されるので安心です。
オランダで1番きれいな市役所
個人的な感想ですが、ユトレヒトの市役所はオランダで1番きれいだと思います。しかも中央駅直結になっているので、仕事帰りの利用などが本当に便利。
役所なんて行くのがめんどくさいランキング第一位の施設じゃないですか。以前から「役所は駅直結だったらもっと気軽に行くのに」と思っていましたが、それが体現化されたものがユトレヒトにありました。
しかもものすごくきれい。1階には床に描かれた大型のチェスボードや、街のパノラマなどがあり、子ども連れでも暇を持て余さない設計。
ハーグの市役所と同じく白基調ですが、差し色があるおかげで精神病棟感はなく、ただただおしゃれです。
ミッフィー美術館が「美術館」ではない件わたし
ユトレヒトの中でもわたしが1番楽しみにしていたのがミッフィー美術館(Nijntje Museum/ナインチュ・ミュゼウム)。日本にいる時からミッフィーが好き!というわけではないのですが、以前フィンランドでムーミン美術館に行った時に大変感動したので、ミッフィー美術館にも絶対行こうと決めていました。
…ところがどっこい。実際に行ってみるとまったく「美術館」ではなく、ほとんど子どもの遊び場。
平日の10時に予約して行きましたが、0〜3歳くらいの子どもとその親ばかり。お父さんのこともあればお母さんのこともあり、平日にこんなに来れる!?というくらいたくさんの親子連れ。
すべての遊具はミッフィー仕様になっており、子どもたちは楽しそう。でも子どもがいない大人はわたしだけで、それはそれは気まずい。
一応ちょこちょことミッフィー関係の解説が壁に書かれており、美術館要素が取り入れられていますが、これは断じて「美術館」ではない。
施設の名前を「ミッフィーパーク」とかにしてくれれば間違えて行くこともないのに、オランダ語でもしっかりNijntje Museum、つまり「ミッフィー美術館」と書かれている。しかも子どもは入場無料なのに大人は7.5€もして、こうした犠牲者からお金を取るのか、、、とイライラが募るばかり。
ちなみに1階に併設されているお土産ショップは、入場券なしで入ることができます。ここでしか見ないミッフィーもいたので、興味がある方はショップにだけ行くのがいいかも。
街中に見るミッフィー
ユトレヒトの街中には、ディズニーみたくミッフィーが隠れているのだそう。わたしが見つけられたのは以下の信号だけでしたが、他にもたくさんいるそうです。
物価はかなり高め
ユトレヒトが滞在しにくいなと思ったのはその物価の高さ。大都市なので仕方がないですが、ホテルもレストランも全体的に高め。
レストランもイマイチ?
大都市なのでレストランもたくさんありますが、他の都市と比べレベルが低い気がしています。もちろん長期間滞在しているわけではないので試したレストランは限定的ですが、例えば同じベトナム料理でもハーグやロッテルダムではもっとおいしいお店があったのに、、、と思ってしまいました。
下の写真は大行列ができていたユトレヒト中央駅のベトナム料理のお店のフォー。20分くらい並んだけど、かなり普通・・・
というわけで、ユトレヒトでは大好きシナモンパンやカルダモンパン、それにアルベルトハイン(オランダの大手スーパー)で購入したパンなどをずっと食べてました。
街のシンボル ドム塔は無期限工事中
ところで、ユトレヒトには街のシンボルと言われているドム塔という塔があります。「ドム塔より高い建物を建ててはならぬ」という不文律により、今でもユトレヒトで圧倒的な高さを誇る歴史的な塔です。
しかしドム塔は2017年からずっと改修工事を行なっており、塔に貼られている工事計画でも「2017 – ?」との記載が。つまり現時点でいつ終わるか不明のよう。
公式HPにも工事中の写真が使われていますし、先は長そうです。
ユトレヒトはなぜ日本人に人気なのか
ユトレヒトはよくも悪くもザ・大都市。人の歩みも早いし、基本的に人に無関心。東京と同じ空気を感じます。
街はモダンでゴミがなく、映画館などのエンタメも多くて、なんというか海外に来た感があまりしないんですよね。でもだからこそ日本人に人気があるのかも。とにかく安心して歩ける街ユトレヒト。
また、中央駅から10分くらい歩くと旧市街に出ます。旧市街は運河のあるザ・オランダな街並みなので、同じ街の中でまったく雰囲気の異なる面を楽しむことができ、お得感があります。
とはいえこの旧市街の運河も、個人的にはアムステルダムの方が見応えがあるなーと思ったり。
わたしがおすすめするオランダの街はこちらの記事でご紹介しています。
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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