ウブドからテガララン棚田(ライステラス)へのアクセス

タクシーチャーターで行くウブド|王宮/ブランコ/棚田/お土産 も楽々!

バリに行ったらぜひ北部の秘境ウブドにも足を運びたいですよね。ウブドはアジアでもっとも熱い観光地としても選ばれているほどで、世界中から観光客が訪れています。

ただウブドはバリ島の山間部にあるエリアで、バリの中心地からもだいぶ離れているためアクセスがとっても不便です。鉄道がないバリ島ではウブドに行くへはバスかタクシーか専用車を利用するしかないわけですが、結論から言うと4人までであればタクシーのチャーターが圧倒的に安くて便利で好きなところに行ける手段だと思います。バリ島のタクシー事情も含めて、ウブドへタクシーで行くメリットを紹介します。

ウブドへタクシーで行くメリット

まずはタクシーをチャーターしてウブドへ行くメリットを紹介します。

ウブドへタクシーで行くメリット1:安い

わたしが泊まっていたムリアリゾート(ヌサドゥアエリア)からウブドまでは、時間帯にもよりますが車で1時間半〜2時間ほどかかります。日本でこの時間(距離)をタクシーで移動しようとすると、3万円〜5万円ほどかかるイメージがありますが、ウブドへは往復で6,000,000ルピア(2019年8月の相場で10,000ルピア=80円、つまり4,800円換算)で行けてしまいました。安い!

しかも今回は時間制のチャーターではなく、ウブドへ行って帰ってくると約束で金額を交渉していたため、結果的に8:30から18:30までタクシーをチャーターしていました。

事前に調べたワゴンのチャーターは8時間で10,000円が相場でしたので、ほんとうにお得。KURAKURAバスというバスでもう少し安く行く手もありますが、本数が少なくて時間制約が大きいのが難点で往復で1人 1,600円ほどなので、2人以上で利用するなら諸々のメリットを考えてタクシーが断然お得です。

ウブドへタクシーで行くメリット2:テガララン棚田(ライステラス)にも行ける

タクシーを利用してよかったなと思う大きな点が、とにかく好きな場所へ連れて行ってもらえること。わたしたちは是非ともウブドから足を伸ばしてテガララン棚田(ライステラス)へ行きたいと思っていて色々調べていたのですが、ツアーに参加する以外のよい手がなかなか見つかりません。

テガラランライステラス

というのも、ウブド中心部からテガララン棚田までは車で15分ほどで、ウブドでタクシーを拾うことはできるらしいのですが、チャーターではないのでこの近距離で棚田観光中に待っていてくれる交渉ができるかが不安だったのです。

バリの世界遺産 テガララン棚田のライステラス

しかも事前調べの情報によると、ウブドではウブドのタクシー運転手の雇用を守るためにウブド外から来たタクシーを新規に拾うことができないらしいのですね。ウブドのタクシー運転手はバリ中心部と比べると英語が話せる人が少ないらしくその点も不安でした。

バリのテガララン棚田(ライステラス)

それがタクシーのチャーターであれば、定額でテガララン棚田まで行って観光中は待っていてくれるので、ウブドで算段を立てる必要もなくほんとうに便利でした。

テガララン棚田(ライステラス)へのアクセス
テガララン棚田のカフェ

ウブドへタクシーで行くメリット3:おすすめの観光地を教えてもらえる

さらにわたしたちがお世話になったブルーバードタクシーの運転手さんはとても気のよい人で、ウブドの行き帰りにあるおすすめの観光スポットやお店を教えてくれ、行ってみたいとお願いするとどれだけでも連れて行ってくれました。

わたしたちが寄ってもらった場所がこちらです。

  • ウブドブランコ
  • 銀製品の工房
  • アタ製品の名店「アシタバ」

ウブドブランコ

「バリスウィング」というアクティビティをご存知でしょうか?ウブドのさらに北の山奥で、大自然の中でハイジのようなブランコを楽しむアクティビティです。

バリスウィングは観光客に大人気で、今では本家のバリスウィングだけでなくテガララン棚田やウブドのほかの地域でも類似のブランコアクティビティが行われています。

わたしが連れて行ってもらったのはそのうちの1つの「ウブド ブランコ」で、バリスウィングが1人4,500円ほどするのに対し、ウブドブランコは1人2,400円ほどで体験できます。しかも南からウブドへ向かう途中にあるので時間の節約にもなりますし、わたしが行った時は2人待ちですぐに案内してもらえました。

ウブドスウィング

ここのウブド ブランコがすごいのは、屈強なお兄さんたちがブランコの下にぶら下がってなんども勢いをつけてえいやっと遠くへ放ってくれること。乗り物酔いする人はちょっとやばいんじゃないかというくらいたくさんゆらゆらしてもらえました笑

ウブドのブランコ

銀製品の工房

銀製品の工房にも寄ってもらいました。

ウブドは昔から手工業が盛んらしく、銀製品の他にも家具の制作や生地作りを行なっている家(お店)を道中たくさん見かけました。我が家の家具やファブリックも実はほとんどがバリ産なので、この辺りで作られてるのかも・・・と思うとなにやら感慨深いです。

連れてきてもらったのがこちらの銀製品のお店。案内がなかったら絶対に銀製品工房だとは思えないような外観です。こうやってタクシーやチャーターカーの紹介でやってくる観光客がほとんどなんだろうなぁ。

ウブドの銀細工のお店

運転手さんによると、色々品質があるなかでもここの銀製品はほんとうに質が良いらしくおすすめとのこと。店内は思いの外広く、様々なアクセサリーが並んでいました。

値段はもちろん交渉制なのでギリギリまで粘って安くしてもらいました!これ以上無理!って言われたら、さいごは「じゃあその値段でカード払いOKにして!」が常套手段(カード払いだと手数料が取られるので、こういうお店では現金が圧倒的に好まれます)。下の写真は購入したブレスレッドの長さを調整してもらっているところ。

インドネシアの銀細工

そうして購入したのがこちらのブレスレッド。シンプルで邪魔にならないのが気に入ってます。

バリの銀製品

ちなみに銀製品のお店では、趣向の複雑さに関係なく銀の重さで値段が決まります。これは同じく銀製品が有名な地中海の国マルタでも同様だったので、完全従量課金が銀製品では一般的なのかしら・・・とちょっと面白い発見。

アタ製品の名店「アシタバ」

バリ島の至る場所で見かけるのが、アタ製品のバッグです。アタとはシダ科の植物で、そのアタを編み込んだバッグがとっても可愛いんです。わたしもテガララン棚田で気に入ったバッグを2つほど購入しました(どちらも交渉の結果1,800円と1,200円)。

しかし運転手さんが「今から行くところはほんとうに高品質でバリでも有名で、日本人がよく買いに来てる。高品質だから街中で売られているほど安くはないけども、ほんとうにいいものなんだ」と言って案内してくれたのです。

確かに街中でも気づいていたのですが、お店によってアタバッグの品質に差があり、800円ほどまでマケてくれるお店のアタバッグは編み方が雑だったり細かい繊維が出ていたり、噛み合わせが悪かったりしていました。

アシタバのアタ製品はどれも丁寧に編み込まれ、安心して一生使える感じがあります。ただしデザイン性は低く、すでに購入していたバッグ以上に気にいったバッグはなかったので、アシタバではランチョンマット2枚と籠を3点購入しました。どれも家で大活躍中です。

なお後から知ったのですが、アシタバは日本で買ったガイドブックにもしっかり載っているお店でした!アシタバすごい・・・!

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ちなみにこれは推測(と言ってもほぼ間違いない)のですが、運転手さんはたぶん個人的に紹介先から紹介料をもらっています。ですが、変な場所を紹介されるわけではなく普通に大満足でしたし、運転手さんの人柄がほんとうにいい人なので、「バンバンお金落とすから今日はいっぱい稼いで美味しいものを食べてくれ!」と思ってしまうわけです。

ウブドへタクシーで行くメリット4:バスよりも早く着く

これは当たり前のことなのですが、やはりバスだとバス停ごとに停車をしますし、そもそも路線が決まっているためどうしても遠回りになってしまいます。その点タクシーは直行でウブドに向かってもらえ、下道ではなく高速も使ってもらえるのでだいぶ時間を短縮することができます。

ウブドへタクシーで行くメリット5:時間の融通が利く

これもタクシーの大きな利点ですが、時間を気にせずウブドやその他の観光地に好きなだけ滞在できるのはほんとうによかったです。

色々寄った結果13時過ぎにウブドに着いたのですが、ゆっくりウブドを見て回りたかったので、「じゃあ次は16時半に迎えに来てね」と言って好きなだけウブドを観光できたのがよかったです。

またチャーターなので荷物をタクシーに置いておけたのも大きいです(長時間の移動になることがわかっていたので、飛行機で使うネックピローなども持ってきていたのです)。

ウブド周辺は先ほども書いたようにウブド外のタクシーの営業が禁止されているため、タクシーが停まれる駐車場がないんだそう。そのため、ウブドで降ろしてもらったあとは待ち合わせ時間までどこか別の場所で待機しておいてもらう必要があります。

ウブドへタクシーで向かうことになった経緯

もともとわたしたちはJTBが提供している有料のKURAKURAバスでウブドへ向かおうと思っていて、往復の予約まで行なっていました(予約ができるのはウブド線のみ)(料金は当日乗る前に現金で支払い)。

ウブド行きのバスは大型免税店であるtギャレリアから出ており、ホテルからtギャレリアまではタクシーで向かいます。で、簡単に言うとその道中でタクシーの運転手さんから営業をされたのです笑

「tギャレリアはまだ開いてない時間だけどいいの?」という会話から始まり、「KURAKURAバスで行くならこのままタクシーで行った方が早くていいよ!ウブドなら片道3,000,000ルピア、往復なら5,500,000ルピアで行くよ!」と提案されました。

そしてその場で同行者と相談し、テガララン棚田までのアクセスに困ってたこともあって「なんならテガララン棚田まで込みで往復6,000,000ルピアはどう?」とこちらからさらに提案し、乗ってもらったというわけです。

なお今回お世話になった運転手のサムはほんとうに良い人だったので、わたしたちは翌日もサムをチャーターして終日バリ島を回ってもらいました(ちなみにブルーバードタクシーには一台ずつ番号が振られており、サムは217番の車)。

tギャレリアまではタクシー料金が無料

にわかには信じがたいことですが、なんとホテルからtギャレリアまではタクシー代が無料なんです!

正確にはタクシーレシートをtギャレリアに見せると、tギャレリア側がタクシー代を持ってくれるという仕組み(ただし高速料金はこちら持ち)。つまりtギャレリアが開いている時間のみのサービスではありますが、KURAKURAバスでtギャレリアに行く人にとっては普通に嬉しいことですよね。

バリ島でタクシーを呼ぶには

ホテル発の場合はホテルのレセプションに頼んで呼んでもらいましょう。大型商業施設にはタクシーターミナルがあるので困ることはありませんし、観光地であれば流しのタクシーがむしろうるさいほどクラクションを鳴らしてアピールしてきます。

圧倒的にブルーバードタクシーが多いので、心配せずとも安心安全のブルーバードタクシーが拾えます。

大人数 or 日本語運転手が必要な場合はワゴンのチャーターがおすすめ

・・・とここまでタクシーでウブドへ向かうことをおすすめしてきましたが、とはいえ大人数で行く場合はチャーターカーの方が1人あたりは安くなりますし(バリのタクシーも日本と同じで一台に乗れるのは4人まで)、日本語の運転手の方が安心できるという場合は少人数でもチャーターカー一択だと思います。

わたしたちが2日間お世話になったサムはかなり英語ができましたが、それでもだいぶ聞き取りづらさはありましたし、サム以外のブルーバードの運転手さんは2人とも英語ができずホテルのドアマンに通訳を頼みました。

バスで行くならKURAKURAバスの予約を

先ほども紹介しましたが、バスでウブドに向かう場合はJTBが出しているKURAKURAバスを利用することになると思います。バスという名前ですが、KURAKURAバスは大きめのチャーターカーといった風情で、座席も一台15席しかないので予約は必須です(本数が少ないので一本逃すと次は1時間後など。とくにウブド発で乗れないと悲劇です)。

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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。

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