ブダペストの観光スポット「漁夫の砦」

眺めが最高な「漁夫の砦」周辺 ブダ城/王宮の丘/マーチャーシュ教会など

ドナウ川を挟んでブダ側(西側)とペスト側(東側)に分かれているブダペストの街。繁華街やおしゃれなレストラン、それに世界で3番目に大きいハンガリー国会議事堂はペスト側に集中していますが、時間があればぜひブダ側も訪れてみていただきたいです。

ドナウ川に面したブダ側のメインエリアは「王宮の丘」と呼ばれており、その名の通り小高い丘となっています。この丘にブダ側のあらゆる観光スポットが集結しているので、半日時間をとってぶらぶらするのがおすすめです。

王宮の丘へのアクセス

「王宮の丘」へのアクセスは主に4つあります。

1つめはブダ城側から攻める場合。ブダ城の丘下をトラムが走っているため、最寄りのDózsa György térという停留所で降りれば徒歩5分ほどで王宮の下に着きます。

2つめは漁夫の砦側から攻めるパターンで、地下鉄2号線のBatthyány térという駅が最寄りとなります。わたしたちは漁夫の砦からの帰りにこのルートを使用しました。ただ、ずっと坂になっているためあまりおすすめではありません。

3つめはブダペスト・デリ駅から歩いて漁夫の砦に向かうルート。ブダペスト・デリ駅はブダ側の中心駅で、西へ向かう路線の拠点となっています。併設している公園を突っ切れば10〜15分ほどで王宮の丘に着きます。

4つめはケーブルカーを利用する方法。残念ながらわたしたちが行った際はケーブルカーの存在を知らず乗りそびれましたが、世界で2番目に古い登山列車なんだとか。

中心地のフェーヴァーム広場からはトラムでブダ城へ

わたしたちは、1つめの方法でブダ城に向かいました。

地下鉄フェーヴァーム広場駅前

宿泊していたインターシティホテルブダペストからフェーヴァーム広場(Fővám tér)駅まで4番線1本で出ることができたため、ここで降りて目の前に見える自由橋を渡ってからトラムに乗りました。

ブダペストの「自由橋」
自由橋

余談ですが、ブダペスト観光は地下鉄2番線と4番線が本当に便利。繁華街や観光地をほとんど網羅しています。

遠くから見るブダ城
自由橋から見えるブダ城

ブダ城エリア

ブダ側に渡ってからトラムに揺られること3分ほどで、ブダ城最寄Dózsa György térという停留所に着きました。Google Mapで見るとここからぐるっとドナウ川側に歩いて回って坂道を登るルートが表示されるのですが、エレベータもあり遠回りせずともあっさり上に行くことができます。

ブダ城の丘下

王宮広場はかなり広々した感じ。王宮併設の美術館は有料ですが、王宮の敷地自体は誰でも無料で入ることができます。

ブダペスト「王宮の丘」の建物

ブダペストの街並み自体うっすら旧社会主義国の香りを感じるのですが(ただし色濃くなく整然さだけが取り入れられている感じなのでわたしはむしろ好きです)、ブダ城もやはり西ヨーロッパの国とは違う雰囲気があります。

ブダペスト「王宮の丘」の門
がっしり、どっしり、整列、対称な建物
ブダ城広場にある銅像
どなたなんでしょう?

王宮の丘のマーケット

ブダ城内に入ることができないので、建物の雰囲気だけ味わって北へと向かいます。少し歩くと見えてくるのがかわいい街並み。基本的にすべてお土産屋さんかカフェになっています。

ブダペスト「王宮の丘」のマーケット

わたしが訪れた際は通りにお店が出ており、刺繍やレース編みなどハンガリーの手工業製品をその場で作っていました。本当にかわいい!

びっくりしたのは、ご年配の方だけでなく20〜30代くらいに見える女性もたくさんいらっしゃって、みなさん無心に手を動かしていました。

ここで売られている製品はもちろんその場で購入することもできます。

ブダペスト「王宮の丘」で刺繍を行っている婦人
刺繍のレベルが高すぎ!

マーチャーシュ教会周辺

さらに歩くと見えてくるのがマーチャーシュ教会。王宮の丘の中で1番高い建物で一際目を引きます。

ブダペストのマーチャーシュ教会

また夏だからかここでも露店が多数出典していて、お土産を購入するのにも最適。

ブダペストのマーチャーシュ教会前の広場

わたしは夫へのお土産としてハンガリーきのこのTシャツと、自分用に手刺繍の枕カバーを購入しました。

ハンガリーで購入した手刺繍の枕カバー
2枚購入しましたが、手刺繍なので絶妙に柄が異なります

露店では残念ながらクレジットカードを使うことができず、かといってハンガリーフォリントもあまり持ち合わせていなかったので、その場で計算してユーロで支払わせてもらいました。

またこの広場に公衆トイレ(もちろん有料)があります。250HUFもしくは1€で利用可能です。

漁夫の砦

そしていよいよ最後の観光スポット漁夫の砦です。「漁夫の砦」というユニークな名前が付いているのにはいくつか説があるそうで、公式HPに記載されていた内容をご紹介します。

ブダペストの観光スポット「漁夫の砦」の廊下

<説1>この砦の下に住んでいる漁夫たちが有事の際に砦を守っていたため。またその居住エリアは英語でWatertown / Fishtwonという名前で知られていたため。

ブダペストの観光スポット「漁夫の砦」から見るペスト側の街並み
対岸にハンガリー国会議事堂が見えます

<説2>単に砦の下に住んでいた漁夫たちにちなんで(説1と違って、守っていたかどうかに関わらない)。

ブダペストの観光スポット「漁夫の砦」の尖塔
この辺は無料エリア

<説3>マーチャーシュ教会の広場で開かれていた魚市に由来して。

ブダペストの観光スポット「漁夫の砦」から見るブダペストの街並み

いずれにしても、ドナウ川が近く古くからここで漁がされていたことが伺えますよね(ただし淡水なので川魚かしら?)。

ブダペストの観光スポット「漁夫の砦」から見えるブダペストの街

漁夫の砦自体には無料で入場することができますが、尖塔や建物のより高い部分へ入るには入場料が必要です。大人1,200HUFもしくは3.4€となっており、入場口のすぐ近くにある券売機で購入します。

ブダペストの観光スポット「漁夫の砦」写真映え
こちらは制限エリア

ハンガリー国会議事堂と違ってとても良心的な価格ですし、正直インスタ映えするような部分は有料エリアに固まっているので、断然入るのがおすすめ。

ブダペストの観光スポット「漁夫の砦」を丘下から見上げた写真
丘下から見上げた漁夫の砦

王宮の丘散策時間

王宮の丘には他にも地下洞窟や地下迷宮などがあるらしいのですが、わたしたちは特に興味がなかったので上記の順番で回って2時間半ほどでした。お土産屋さんや露店をしっかり見て回ってこの時間なので、景色だけを楽しみたい方はもっと短くてもいいかも。

散策後はペスト側に戻り、こちらのお店でハンガリー料理を楽しみました。かなりおすすめのレストランです。

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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。

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