カタール航空遅延でドーハに初滞在 ホテルや食事の補償は?

今回の旅では羽田空港でスーツケースの鍵忘れに気づいた事件に続き、最大の事件が我々を待ち受けておりました。

それがカタール航空の遅延

結論から言うと、羽田23:50発のカタール航空813便の遅延により、翌08:00ドーハ発プラハ行きの便に乗れず、18時間ほどドーハで過ごすことになってしまいました(初めてだったのでこれはこれで楽しかったですが)。

そこで今回は、人生で初のフライト ミス・コネクションで航空会社から受けた補償の内容や、絶対にやっておいた方がいいことことなどを紹介します。

今回の旅行プラン

状況をよりよくご理解いただくために、はじめに我らの旅行プランを紹介します。

当初予定では、以下のフライトを予定していました。

  • 11/22  23:50  羽田発ドーハ行き→翌11/23  06:50  ドーハ着
  • 11/23  08:00  ドーハ発プラハ行き→12:25 プラハ着
  • 11/25  16:10  プラハ発→ドーハ行き→23:40  ドーハ着
  • 11/26  06:50  ドーハ発羽田行き→22:30  羽田着

帰りの乗り継ぎがあまりよくないのとそもそも弾丸スケジュールだったので、もともと現地滞在時間はそんなに長いわけではなかったのですが、プラハくらいの大きさの都市だとこれでお釣りが来るくらいなので、なか日の24日はプラハから足を延ばしてリトミシュルという小さな街に行くことを計画しておりました。…が、最終的にこのリトミシュルが犠牲となります。

遅延の兆しはチェックインカウンターから

チェックインカウンターに並んでいるときから嫌な予感はしていたんですの。だって出発1時間前になっても、一向に列が短くならないんですもの。特に我らはWebで事前にオンラインチェックインを済ませていたのであとはスーツケースを預けるだけなのに、Webチェックイン済みの列も全く動かないのです。

電光掲示板を一度も確認していない我らも我らなのですが、このときはまだ状況を理解していなかったので「これは間違いなく遅延だねー。まぁ乗り継ぎ2時間あるし、少しの遅延なら取り戻せるね」くらいに話しておりました。

しかしやっと列の前方に出て仰天、23:50発の予定が機体到着の遅れで25:40に変更との貼り紙が…Σ(゚д゚lll)(しかも結局出発したのは26時過ぎ。ええ、わかってましたとも。国際線のジャンボで搭乗時間20分とか最初から無理ゲーですもの)

この説明と対応でやたら時間がかかってたのね。。。

これは確実にヤバいやつや…と頭ではわかっていながら、心の底に0.0001%の望みを残してチェックインカウンターの受付へ。

乗り継ぎ便に間に合わない場合の選択肢

さて、今回のフライトはカタール航空とJALの共同運航便だったため、JALのグラウンドスタッフが対応してくれました。

あたかも何もなかったように手続きを進めるJALのスタッフ。「え、プラハへの乗り継ぎ間に合うんですか?」と訊いて初めて「08:00に到着予定となっておりますので、次の便に振り替えております」と説明をくれるお姉さん(そこは訊かれる前に説明してよ、もちろん心の中で突っ込むのは忘れない)。

どうやら何も言わなければ最短で空いている次の便に振り替えになる模様です。もしずっと席が空いていなかったらどうなるんでしょうね。

しかし今回の旅は、上で紹介した通りかなりの弾丸旅行。現地滞在時間に占めるロス時間18時間がデカい、デカすぎる。となると、そもそも行く意味あるんだっけ?という疑問も頭を掠めるわけで、ダメ元で払い戻しの可能性を訊いてみる

すると、払い戻しはやはり対応できないとのこと。まあそうでしょうね。

つまり乗客が取れる選択肢は、無料の振替え便を受け入れるか、振り替え便を断って旅行をキャンセルするかの2択しかありません。振り替え便を断っても特に払い戻しはされないのでご注意ください。

そしてお姉さん、対応が悪いわけではないのに自発的には知りたい情報を何も教えてくれないのでこちらから知りたいことをすべて訊いておく(ここで知った内容は下で順次説明します)。

羽田空港で受けた補償内容

まず羽田では国際ターミナルの出国審査前と後で使える1,000円分のミールクーポンが渡されました(そのほかの補償はなくこれだけです)。便が遅くなってお腹すくだろうからこれでご飯でも食べててね、ということでしょうか。たしかに使えるお店のラインナップはたくさんあるのですが、いかんせん現在時刻は23:40。空いてるお店が壊滅的にない。結果、夜中にお茶屋さんのソフトクリームと日本茶をいただくという謎の展開に。  ちなみにお釣りはもらえないので、根性でできるだけ1,000円に近くなるような組み合わせを選びます笑

経由地ドーハで受けた補償内容

予定より2時間以上遅れて経由地ドーハに到着しました(結局羽田を出たのが26:00だったのです)。これが変に07:30とかに到着していたら諦めきれなかったので、このときばかりは遅く到着してくれたことに感謝。

飛行機から建物に入ったところで、乗り継ぎ便の行き先都市ごとに集められてこちらのバウチャーと新しい搭乗券を渡されました。

カタール航空遅延対応 チケット
カタール航空遅延 バウチャー
STPCバウチャー

補償0. イミグレーション(入国)

乗り継ぎ便まで8時間以上間が空く場合はカタールに入国することができます。ドーハのハマド国際空港はこれまで何度も利用したことがありますが、入国は初めてなのでちょっとドキドキ。まぁこれは補償というよりただの権利ですね。

補償1. ホテル

先ほど手渡されたバウチャーに利用できるホテルの名前が記載されています。わたしたちの場合はRetaj Al Rayyanというホテルで、市内にありました。あとから調べてみると一泊8,000円くらいのお宿でしたが、快適に過ごすことができました。バウチャーのRoom typeはSingleになっていますが、1人ひとりダブルの部屋をあてがってもらったので、観光後お互いササっとシャワーを浴びて1時間半ほどベッドで横になることができました。

Retaj Al Rayyan フロント
Retaj Al Rayyan
Retaj Al Rayyan 部屋
Retaj Al Rayyan アメニティ
Retaj Al Rayyan トイレ
Retaj Al Rayyan シャワー
(シャワーの水圧は十分)

JALのお姉さんからはSTPCという空港内にあるホテルで、黄色い看板を目印に進めばわかると言われていたのですが、STPCはこのバウチャーの名前でした(Stop over for The Purpose of Connection)。

そして空港内にあるのはどうやらOryxホテルのようで、アル・マハ ラウンジの1個上の階に発見。このホテルを割り当てられた人もいたようで、かなり羨ましい。

補償2. 食事

バウチャーに記載の通り175カタールリアル(1カタールリアル=30円として5,250円)分の食事クーポンをもらったのですが、ホテル内でしか使えないとのことで、かつこれを超えた分については直接請求が来るとあります。

しかしわたしたちが滞在したRetaj Al Rayyanではランチはブュッフェで、お好きなだけどうぞ方式でした。ディナーはあいにく時間が合わなかったのでほかの場所で利用せざるを得なかったのですが、聞いた感じだとディナーもブュッフェの模様。

こちらはランチブュッフェの様子。カタール料理(アラブ料理)を味わえて善き。特にラムのビリヤニが美味しかったなぁ。

Retaj Al Rayyan ランチ 野菜
Retaj Al Rayyan ケバブ

(本場のケバブ(串焼き))

Retaj Al Rayyan ランチ
Retaj Al Rayyan ビュッフェ

(一番美味だったラム肉のビリヤニ。これまでインド料理だと思ってた)

Retaj Al Rayyan スープ

(このスープはやたらと美味しい)

Retaj Al Rayyan スイーツ
(ドーハのケーキを食べる勇気はなく。暑い国のお菓子は100%甘い)

補償3. 国際電話(3分)

バウチャーにはさらに3分の国際電話ができると書いてあり、わたしたちのホテルでは1階のビジネスルームでかけることができました。

プラハ1日目のホテルをキャンセルする必要があったので、何気に役に立ったこの補償。

超過分は請求されますとありましたが、交換手のお姉さんに3分で切れるようにしてもらったので、安心して電話をかけることができました。

補償4.  お抱え運転手(有料)

最後になかなか腑に落ちないやつなのですが、頼んでないのに有料でお抱え運転手がついてきました。イミグレーションを出るとロビーで待っていたスタッフに案内され、Retaj Al Rayyanホテルの人はここで待つように言われます。少しすると迎えがやってきたというのでついて行くと、外の車停めに案内されました。

歩いている最中、案内係りのお兄さんに「せっかくだからこのステキなドーハのシティ・ツアーをしないかい?」と訊かれたので「もちろん。ついでに砂漠に行ってラクダにも乗りたいんだけど」と言うと、「OK、OK。じゃああとはこの運転手の彼に連れていってもらってね」と言って運転手とアラビア語で話し始めるお兄さん。

専用車で周るなんてなかなかのおもてなし!と思っていると、こちらなんと有料でございました、はい。しかもそれが発覚したのが旅の終盤。突如ATMに連れて行かれ、現金がないなら降ろして来てと言われる始末。

えーっと思いつつも、運転手さんはどうやら今回のフライト遅延に際し突如招集されたらしく、かつ「俺は自分の仕事をしただけだ」と言われては「まあそうでしょうね…」と言うしかなく、2人で500カタールリアル(約15,000円)をお支払い。おかげで初めてキャッシングを利用しました(今年の夏来たときよりは円高になっててよかった…)。

これ、お兄さんの提案にNOと言っていたら無料でホテルに直行してくれたのかしらん?いや、この運転手がそれで納得するはずがないな。なにせ徹夜で仕事を終えて今から寝ようというとこに召集されたらしいのでw  トラップすぎる。

ドーハシティツアーについてはまた書きますね。

フライト遅延でやるべきこと

やるべきこと1. 経由地滞在で必要な荷物を手荷物にしておく

預けた荷物は基本的に最終目的地まで手に入らないので、経由地で快適に過ごすためのグッズをある程度持っておく必要があります

航空会社や座席クラス、加入している海外旅行保険によっても違うとは思うのですが、我らの場合航空会社からも海外旅行保険会社からも日用品の購入については補償がありませんでした

なおドーハの場合イミグレーションを通過したあとにBaggage Beltのエリアがあり、乗り継ぎ便への積み込み前に荷物を一時的に受け取ることもできますが、Baggage Claimを流れたあとにやってくるため1時間ほど待つ必要があるようでした。

やるべきこと2.  加入している海外保険会社に補償内容を確認する

こういうときにこそ海外保険が降りなくてどうする!?ということで、チェックインカウンターで遅延を知ってすぐ、加入している海外旅行保険会社に電話をかけました。

そこで教えてもらったことによると、今回のわたしの加入プランでは以下の補償が出るようでした。

  • 経由地でのホテル代
  • ホテルまでの交通費
  • 国際電話代
  • 食事代(最大5,000円まで)
  • 遅延によって受けられなかったサービスの料金(返金されなかった分)
  • 遅延によるキャンセルで発生したキャンセル料

※ただしすべて合わせて最大50,000円まで

電話口で強調されたのは、今回のフライト遅延は基準に照らし合わせると特定のケースに当てはまっているものの、最終的に支払うかを判断するのは支払い窓口の担当者なので、今ここで確実に出るとは言えないということでした。

それでも何が補償の対象で何が対象外なのかを知っておくと現地でのお金の使い方が変わってくるので、絶対に確認した方がよいです。たとえばわたしたちは冬のプラハ観光ということでセーターにダウンに膝下ブーツの完全防寒仕様だったのですが、ドーハでこの格好は死ぬので現地でシャツやスニーカーを調達したかったのものの、そういったものは補償対象外ということだったので、ブーツで砂漠に臨みましたw

やるべきこと3. 領収書はすべて保管

海外旅行保険会社の補償を受けるために、現地で発生した支払いの領収書はすべて保管しておきます。領収書って日本と同じでレシートとは違うのかしらん?と思って窓口の方に確認してみると、会計のときに普通にもらうレシートで大丈夫だそうです。

やるべきこと4. 遅延証明書をゲットする

海外旅行保険の補償を受けるためには、領収書に加え遅延証明書が必須ということでした。…が、遅延証明書をゲットするまでがそれはそれは長い道のりだったんです。たらい回しもいいとこですわ。

  1. 羽田のチェックインカウンターに行くと、「実際に何分遅れたかを記載するので到着後にもらってください」と言われる
  2. ドーハで機体から降りる際にキャビンクルーに訊くと「グラウンドスタッフが案内します」と言われる
  3. グラウンドスタッフに訊くと、「今は用意がないので乗り継ぎ便の前に受け取ってください」と言われる
  4. 出国フロアのカタール航空インフォメーションで尋ねると「手荷物検査後、ターミナル内C2ゲート近くのカスタマーサービスでもらえる」と言われる
  5. C2ゲート付近のカスタマーサービスでお願いすると、「ここにはスタンプがないので、乗り継ぎ(Transfer)ゲート内のカスタマーサービスに行って」と言われる
  6. 人生初、Transferゲートを無理言って逆走し遅延証明書をお願いすると、やっと作成してもらえた!しかもどう見てもこのお姉さんが優秀なだけで、もしほかのスタッフにあたっていたら確実にもう数回たらい回しにされていたに違いない。

EU261/2004法は適用されるのか?

受けられる補償はすべて受けるべく、今回わたくし本気を出してフライト遅延の補償に関する情報をひたすら読み漁りました(英語を読むのが苦じゃなくてよかったと思うのはこういうとき)。

その結果一番濃厚そうなのがEU261/2004法というEUの取り決めによる補償。EUの加盟国の航空会社もしくはEUを出発する便(どの航空会社でも可)であれば、遅延・キャンセル・搭乗拒否・荷物の紛失/破損に対して250〜600ユーロの補償を受けることができるのです。しかし今回は残念ながらEU加盟国に向かうEU外の航空会社だったためEU261/2004法に当たらず断念。もしこれがルフトハンザ航空とかエアフランスだったら600ユーロ返金されたのに)。

まとめ

カタール航空は基本的に好きですし、今回の補償対応に特段不満はありません。むしろ航空会社の中では結構よい対応だったのでは、と思っているくらいです。だけども次またカタール航空を利用するかというと微妙なところで・・・というのも、ドーハは一度ならアリだけども二度目は御免だからです笑 日本からヨーロッパへはまだまだ直行便ないところが多いので乗り継ぎ便を使わざるを得ないのですが、今度取るときからは遅延や欠航の場合も考えて別の航空会社がいいなぁ。ヨーロッパ系だと嬉しいけども、やっぱり高いから・・・うん、まずは迷いなくヨーロッパ系の航空会社を利用できるようお仕事をがんばることにしよっと。

2 件のコメント

  • はじめまして。
    つい先日、旅行中にカタール航空が遅延し、その際にブログを拝見しました!
    おかげさまで、宿泊ホテルやバウチャーついて事前に知ることができました。ありがとうございました!
    ところで、遅延した時にもらう黄色い紙の画像が掲載されてると思いますが…こちら、お名前やパスポートナンバーが分かってしまうのでは…と思いコメントいたしました(^^;

    • 小梅さん
      フライト遅延大変でしたね。少しでもお役に立てて何よりです^^
      はっ!おっしゃる通り・・・!!パスポート番号が丸見えでした。。。すぐに修正します。
      わざわざありがとうございました!!!

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。