2度目のアムステルダム訪問で何をしようかと考えた時に、数ある美術館訪問ではなくサッカースタジアムのガイドツアー参加を思いついたのは、W杯の影響でしょうか?笑 前日にゴッホ美術館に行っていたこともあり、美術館は若干お腹いっぱいだったこの日。オランダが誇るオーケストラの楽団「ロイヤル・コンセルトヘボウ」も冬季はガイドツアーをやっていないし。
とにかく何かのガイドツアーに参加したかったわたしは、夫の勧めもあってオランダのサッカーリーグ強豪アヤックスのホームスタジアム「ヨハン・クライフ・アレナ」のガイドツアーに参加することにしました。
Contents
ヨハン・クライフ・アレナの見どころ
チケットの購入方法やお得なクーポンなどについては最後にご紹介することにして、まずはガイドツアーの内容からご紹介させていただきます。
レジェンド「ヨハン・クライフ」の名前を冠したスタジアム
サッカーにものすごく詳しいわけではないわたしでも知っている「ヨハン・クライフ」の名前。アヤックスで活躍したオランダのレジェンドサッカー選手です。
ガイドツアーが始まって1番最初にヨハン・クライフ像がお出迎えしてくれます。クライフがつけていた背番号14は、彼に敬意を表してアヤックスでは永久欠番とされているそうです。
対戦相手のユニフォーム展示室
エスカレーターを上って最初のお部屋はユニフォーム展示室。5大リーグを中心とした有名なチームのさらに有名選手のユニフォームが展示されています。
ガイドの方から「何が展示されていると思う?」と聞かれたので「これまでに対戦した相手チームが寄贈してくれたユニフォーム?」とかなり自信を持って答えると、なんだか嬉しそうなガイドさん。
「そう思うよね!でもブッブー。本物に着用されていたユニフォームはあそこにあるデ・ヨングの物だけで、他は寄贈されてないんだ」とのこと。なるほど・・・
ピッチと観客席
1番の見どころであるピッチへ入場する際は、なんと入場曲をかけてくれる徹底ぶり!今回ガイドツアーに参加していたのはわたしも含め3人だけでしたが、3人で並んで入場しました。
そしてピッチがこちら!本当に美しいスタジアムです。ピッチには足を踏み入れることができませんが、ベンチや観客席は自由に探索できます。
観客席はアヤックスのシンボルカラーの赤で統一されており、芝の緑とシートの赤がすばらしい。
ベンチは通常のスタジアムと異なり、観客席から続いている作り。屋根もなく前列の観客はベンチの声が聞こえるのではないでしょうか。
アヤックスのベンチはユニフォームカラーの白と赤のベンチ、相手ベンチは赤一色のベンチと決まっているそう。また、前列右から2番目がクラブマネージャーの席ということで、そこに座って写真を撮ってもらいました。
自陣ゴール後の席は立ち席となっており、遠目でも少し色味が異なって見えます。
ヨハン・クライフ・アレナの収容人数は5.3万人。毎年4月にはオランダで1番大きいコンサートがこのピッチで行われるそう(詳しくは聞きませんでしたが、4月27日のKing’s Dayかな?)。その際は芝を剥がして3日かけてコンサート会場を敷設します。
今は冬季で寒いためルーフが閉まっていますが、ボタン1つで18分かけて開けることもできます。
なんとこの日、たまたま同じ時間にアヤックス女子チームの選手たちが撮影に訪れており、ピッチ入場前のスペースでほんの至近距離で会うことができました。特に一緒に参加していた女の子はもうウキウキ!
ロゴ裏話
次のロッカールームへ向かう通路で、アヤックスのロゴに秘められた裏話を教えてもらいました。
アヤックスの創立は1902年。当時のオランダではギリシア神話の人物からクラブの名前をつけるのが流行っていたらしく、「アヤックス(Ajax)」も勇気の象徴とされる「アイアース(Aias)」が由来。ロゴはそのアイアースを描いたものです。
現在のロゴは簡略化されたかわいらしい意匠で、使われている線は11本。ピッチで戦うアヤックス選手を意味しているのだとか。
クラブ創設直後のユニフォームは白地に赤のストライプが入ったもので、お世辞にもかっこいいものではありませんでした。そこで1911年に現在まで使われている白地に赤一本線ののユニフォームに変更されました。この”ダサい”ユニフォームは、1番最後の展示室で見ることができます。
ロッカールーム
ロッカールームも大変見応えがあります。こんなに美しいロッカールームあるの!?というくらい本当にきれい。
ツアー用のロッカールームではなく、実際に使われているというからさらに驚きです。
ロッカールームにはかなり余裕があるので、今は所属していない過去の選手のユニフォームも展示されています。
プレスルーム
ミックスゾーンを通ってプレスルームへ。前のデスクには3人座れるようになっており、左から順にファシリテーター、マネージャー、キャプテンが座るそう。わたしはまたしてもマネージャー席に座って写真を撮ってもらいました。
展示室
駐車場を抜けて最後に展示室です。ちなみにアヤックスと契約を結ぶと、今年はメルセデスベンツがもらえるのだそう。スポンサー状況によって毎年変わるのだそうです。
展示室では、オランダ国内リーグの本物の優勝トロフィーが飾られています。3個くらい並んでいましたが、本物は1個だけ(実際に2020-2021シーズンと2021-2022シーズンで優勝したから)。今年優勝しなかったら返却しないといけないらしいので、本物を見れたのは貴重かも。
ツアー自体はここで終了!
お土産ショップ
併設のお土産では、ガイドツアーの参加証を見せることで10%引きで購入することができます。お土産ショップ自体には無料で入ることができるので、もしグッズだけ購入されたい方がいましたらぜひ。
ヨハン・クライフ・アレナのアクセス
ヨハン・クライフ・アレナはアムステルダム中心地の南に位置しています。最寄駅はBijlmer ArenA(ベイルメール・アレナ)。メトロ(地下鉄だけど地下を走ったり走らなかったり)とNS(日本のJRみたいな鉄道会社)の双方が乗り入れている比較的大きな駅です。
Bijlmer ArenA(ベイルメール・アレナ)からは徒歩10分ほど。上のカラフルな建物がある方へ出てまっすぐ歩きます。
すると突き当たりに3&20というカフェが見えてくるので、そこを右に曲がればスタジアムです。ちなみにこのカフェはGoogleマップで見る限り評判がよろしくない・・・
ヨハン・クライフ・アレナ ガイドツアーの種類と料金
ヨハン・クライフ・アレナを見て周る場合、まず「STADIONTOUR」と「FULL EXPERIENCE」の大きな分岐があります。今回わたしが参加したのはSTADIONTOUR。FULL EXPERIENCEではSTADIONTOURにプラスしてVR体験ができるのと、写真が1枚無料でもらえるようです。しかしこれだけで値段が倍近く違ってくるので、個人的にはSTADIONTOURで十分すぎるのではと思います。
さらに各ツアーはガイドあり・なしを選べ、ガイドなしの方が少し安くなっています(オーディオガイドプランを選ぶこともできます)。ここで気をつけたいのが、一覧に表示される料金。ガイドなし14€、ガイドあり16€で結構いいじゃん!一瞬思うのですが、詳細画面を見てみるとそれは子供料金だということが発覚します。
大人の通常料金はSTADIONTOURのガイドありで30€、FULL EXPERIENCEのガイドありだと43.5€とかなりお高めなのです(圧倒的に参加者が少ないからかもしれませんw)
ランダムで割引になるかも?
そこでみなさんにおすすめしたいのが、オンラインでチケットを購入する場合に何回かアクセスを試みてみること。未だまったくルールはわからないのですが、何回かアクセスしていると22.5€を引き当てることができます。
予約したのが当日朝だったので、直前割か?と思ったりもしたのですが、同じセッションでも一度画面を戻るとまた30€になったりと、全然ルールがわかりません。22.5€を見かけたらすかさず予約をするようにしましょう。
割引クーポンコード
さらに、入管省の裏に割引クーポンも書かれていましたので共有させていただきます。「TOUR14」の入力でSTADIONTOURが14€になるのだそう。使用期限、利用可能者数など何も書かれていないので本当に使えるか不明ですが、減るものじゃないのでぜひ試してみてください。
予約はヨハン・クライフ・アレナの公式HPから。クーポンについて半信半疑なので、もし使えたらコメントで教えていただけるとうれしいです。
記事作成には膨大な時間と労力がかかっています。少しでも「面白い」「役に立った」と感じていただけましたら、応援いただけると幸いです。1文字2円、100円から応援できます。定期的にご支援いただける方を対象とした「メンバーシップ」プラン(100円/月〜)ではブログにご支援者のお名前を掲載いたします。
7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
お知らせ:アジア各国で見つけた雑貨を近々オンライン販売する予定です。本サイト「ゆっこぷー・どっとこむ」でもお知らせ予定ですので、ご興味を持っていただけた方は、サイトをブックマークいただくか、上のボタンからInstagramをフォローいただけると幸いです。販売前の商品を個別に先行販売(10~15% OFF予定)することも可能ですので、どんな商品があるか気になる方はお気軽にDMください。