実はあまり観光して回る場所がないダナン。特に2月のダナンは、自慢のビーチも連日の強風&曇り空でいまいちピンと来ません。そんな中、ダナンで1番おすすめしたい観光スポットが五行山。ガイドブックにはおまけ程度に紹介されていますが、ダナン市内から近いですし、安くて感動もできます。
ダナンの名所としてはゴールデンブリッジが有名ですが、ダナンから1時間かかるしチケットが鬼高いしで、個人的には五行山の方がおすすめ。ということで、五行山がどのような場所だったかじっくりご紹介してきたいと思います。
Contents
ダナン市内から車で15分
五行山はダナンとホイアンの中程にある奇岩の山で、ダナン市内からは車で15〜20分ほどの距離です。ミーケビーチをひたすら南下していけばOK。Grabで行く場合、時期や時間帯にもよりますが、片道500〜600円ほどです。
実はほとんど下調べなく来てみたのですが(近かったので…)、観光バスも大量に停まっている一大観光地でびっくり。自然にできた鍾乳洞だとばかり思っていたら、内外部に廟や石像が多数作られていて、とても見応えがありました。
アンフー洞窟探検
Grabやバスのロータリーの目の前に広がるのがアンフー洞窟の入口。
洞窟入口の左手にチケット売り場があるので、ここでチケットを購入して入場します。入場料は2023年2月現在20,000ドン(約120円)です。
内部は冥界仕様!?
アンフー洞窟の内部は主に3つの部分に分かれています。壁に書かれた説明がベトナム語オンリーだったため確かなことはわからなかったのですが、下から順に地獄・現世・天国のようになっていました。
奥に進むとお釈迦様でしょうか?石像が見えてきます。クリスマスカラーにライトアップされているのがベトナムらしいというかなんというか。
判官殿
このエリアには判官殿と書かれた場所があり、その周辺には石の天秤や閻魔様と思わしき石像が佇んでいます。
この天秤で罪の重さを計り、天国行きか地獄行きかを決めるということでしょうか。
地獄門
アンフー洞窟のさらに奥に進むと、地獄門が見えてきます。
ここからは下り階段が続き、鰐や悪魔?などの石像が左右を固めています。子供なら泣き出す子もいるかもというくらいリアル。
階段自体はそう長くないのですが、地獄最下部までは途中でかなり狭い穴を抜ける必要もあり、大人であれば背をかがめる必要があります。
天台介
地獄門の方は5分ほどで見終わるのですが、天台介(たぶん天国のこと)の方はそうはいきません。洞窟の天井の裂け目まで階段で登ることができ、こちらがかなりスリリングなのです。
岩肌に作られた階段は、高さも幅もまちまち。もちろん命綱などあるわけもなく、皆慎重に登っています。
上に行くほど階段の横幅が狭くなっており、人1人がようやく通れるくらい。登る人と下る人で同じ階段を使うので、上の方は結構詰まっていたりします。
洞窟の最上部は細い穴になっており、そこを抜けると山の頂上へ!
頂上はベランダのような感じで、人が10人立てるくらいの狭い場所。次に来る方の邪魔にならないように息を落ち着けたら降っていきます。
上りより下りの方が圧倒的にこわかったです。岸壁の各所に金属の輪が取り付けられており、それを掴みながらゆっくり降りるのが吉。1年に1回くらいは事故が起きてそう・・・
五行山登頂(エレベータ使用)
アンフー洞窟だけで相当満足度が高かったのですが、その後はよくわからないままアンフー洞窟入口の右手に伸びる列に並んでみました。
この列は五行山の頂上まで繋がっている直通エレベーターに並ぶ人たちの列です。そして途中で親切な方に教えてもらって判明したのですが、五行山登頂のためには先ほど購入したチケットとは別のチケットが必要だとのこと。エレベーター列の右手にあるチケット売り場に連れて行ってもらい、チケットを購入しました。
五行山登頂チケットは40,000ドン(約240円)、エレベーターのチケットは片道15,000円(約90円)です。5〜10分ほどで順番が回ってきてエレベーターで一気に頂上までレッツゴー!
「五行山」はその名の通りここら一体にある5つの山から来ているそうですが、頂上から見ると他の山を見ることができ、その意味がよくわかります。
英語ではマーブル・マウンテン(Marble Mountain)と言います。マーブルは大理石のこと。五行山は大理石が主成分なんですね。
道なりにまっすぐ進みます。
後で知ったことですが、私はここで大きな間違いを冒しましたw
サーロイ塔の先を左に曲がると、なんとその先に探検できる洞窟が4つもあったらしいのです(ヴァントン洞窟、ホアギエム洞窟、フェンコン洞窟、リンナム洞窟)…!!!これから行かれる方は、間違いなく左に曲がってくださいね。それと有料ですがマップを購入することをおすすめします。。。
下調べなしに臨んだ結果、それに気が付かずリンウン寺が五行山のメインスポットなのかな?と何の不思議も抱かず、20分ほどで下山してしまいました。
さらに道なりに歩いて下山をしてみてわかったことですが、なんと五行山はエレベータなしで登ることができたのです…他の方のブログなどを拝読すると、むしろこちらの方が王道っぽい…
とはいえエレベータは90円程度ですし、全体的に結構な距離を歩くことになりますので、エレベータを使うのはとってもおすすめです。
全部見切れていないことが判明し、無念すぎますが、それでもここでご紹介したいと思うほど楽しかったです!残りの4つの洞窟はまた次の機会の楽しみにしたいと思います(次はもう少し晴れていますように)。
五行山おすすめの服装
五行山=鍾乳洞だと勘違いして「ひんやりするかな?」と思って長袖の上着を持っていきましたが、完全に失敗しました。一年で1番涼しい季節でしたが、洞窟内部は空気が滞留するためひんやりどころか外より暖かいほど。さらに歩き回るので、タイパンツでも汗をたくさんかきました。
女性の中にはアオザイを着て臨む猛者もいましたが、どう考えても暑そう。また、特にアンフー洞窟は両手両足を使って登る必要があるので、身軽に動けるパンツスタイルがおすすめです。
チケット情報
上では時系列のままご紹介してしまったので、改めてこちらでまとめます。
チケット | 料金 | 購入場所 |
---|---|---|
五行山入山(エレベータなし) | 40,000ドン(約240円) | ロータリー右手奥、階段下の水色の小屋 |
五行山入山(エレベーターあり) | ・片道:55,000ドン(約330円) ・往復:70,000ドン(約420円) | エベレーター列の右手、茶色い小屋 |
アンフー洞窟入場 | 20,000ドン(約120円) | ロータリー前、アンフー洞窟入口左手、茶色い小屋 |
記事作成には膨大な時間と労力がかかっています。少しでも「面白い」「役に立った」と感じていただけましたら、応援いただけると幸いです。1文字2円、100円から応援できます。定期的にご支援いただける方を対象とした「メンバーシップ」プラン(100円/月〜)ではブログにご支援者のお名前を掲載いたします。
7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
お知らせ:アジア各国で見つけた雑貨を近々オンライン販売する予定です。本サイト「ゆっこぷー・どっとこむ」でもお知らせ予定ですので、ご興味を持っていただけた方は、サイトをブックマークいただくか、上のボタンからInstagramをフォローいただけると幸いです。販売前の商品を個別に先行販売(10~15% OFF予定)することも可能ですので、どんな商品があるか気になる方はお気軽にDMください。