旅のフランス語 挨拶から簡単な会話まで!

今や世界のどこに行ってもある程度英語が通じるようになりましたが、せっかくフランス語圏に行くならばやっぱり簡単なフランス語くらいは話してみたい!その気持ちごもっともです。

本ブログ記事では、今日から使える簡単な旅のフランス語をたくさん紹介します。また記事の最後には、世界のフランス語圏とフランス語を話すメリットも記載しているので、旅の前にご参考にしてみてください〜!

※カッコ内に強いて日本語で書くなら・・・という発音を記載していますが、フランス語には日本語で表せない音がたくさんあるので、あくまで参考程度にお考えください。特に「r」の音については「ル」と記載されている参考書が多くあり誤解を生みがちですが、本物のフランス語では全然発音が違います。ですので、本ブログに記載されているフランス語の発音と、一般的な参考書に記載されている発音が全然違う!と思われることもあるかもしれませんが、本ブログでは個人的に強いていうならこっちの方が近いかな?という音を書いています。

フランス語の挨拶

まずは一言で言える挨拶から。これはあくまでYuccopoohの持論ですが、旅先では挨拶くらい現地の国の言葉で言いたいものです。どこに行っても “Hi” “Hello” の一辺倒なのはちょっと味気ないし、「向こうが英語に合わせてくれる」ことを前提にしている傲慢さがあると思うからです。

フランス語の「こんにちは」

言わずと知れたフランス語の「こんにちは」。

Bonjour(ボンジュー)

ですね。bon(よい) + jour (日)という意味の単語なので、基本的に朝から夜まで一日中使えます。旅先で使うタイミングとしては、ホテルのレセプションでの最初の挨拶や、お店に入るときに言えるといいですね。

フランス語の「おはよう」

フランス語の「おはよう」に該当する言葉は、こんにちはと同じく Bonjour です。「おはよう」と「こんにちは」が一緒なのはちょっと意外ですよね。

フランス語の「こんばんは」

Bonjour は一日中使うことができると言いましたが、日が暮れてからは Bonsoir (ボンソワー)と言えるとなおよいと思います。bon(よい) + soir(夕方〜夜)という意味の挨拶言葉です。

フランス語の「はじめまして」

ホステルなど見知らぬ人と同じ部屋で泊まるような場合に使える言葉が Enchanté (オンションテ) です。一言で「はじめまして、あなたに会えて嬉しい」という気持ちを表すことができます。あなたが男性ならEnchanté、女性ならEnchantée と微妙に綴りは異なりますが、発音は全く同じです。

よく使う日常のフランス語

さて、次の3つは絶対に知っておきたい基本的なフランス語です。どんどん口に出していきましょー!

フランス語の「はい」「いいえ」

「はい」は Oui、「いいえ」は Non です。それぞれ「ウィ」と「ノン」と発音します。Oui は英語の we(わたしたち)よりもずっと語尾を短く発音します。口をすぼめて「うい」と言うとうまく発音できます。

Non はフランス語に独特な鼻濁音なのですが、基本的な言葉なので細かい発音は気にせず「のん」と言えば普通に通じます。

フランス語の「ありがとう」

これだけは絶対に覚えて旅に出てほしい言葉、それが「ありがとう」です。ご存知の方も多いとは思いますが、フランス語では Merci と言います。正直カタカナの「メルシー」とはかなり音が違っていて、日本人の「メルシー」には首をひねってしまうこともあるのですが、言わないよりは100倍いい!!!

カタカナで表現することの限界ですが、敢えて説明するならむしろ「メクシー」の方が近い気がします。もっともっと感謝を伝えたい場合は、Merci beaucoup! (メクシー・ボクー)と言えばパーフェクト。beaucoup はたくさんと言う意味です。

フランス語の「さようなら」

もう一つ言えるとベターなのが「さようなら」です。去り際に言う言葉は色々ありますが、一番メジャーなのは Au revoir でしょうか。「r」の音が入るとどうしてもカタカナで表現するのが難しくなるのですが、強いて言うなら「オヴォバ」といった雰囲気です。「また会おうね!」という意味になります。

voir は英語の see に該当する動詞で、「見る/人に会う」という意味です。それに繰り返しを表す re がつくので revoir で「また会う」という意味になります。au は「オ」と発音する前置詞ですが、深く考えず Au revoir で覚えてもらえればと思います。

そのほか À bientôt も気軽に使える言葉ですが、bientôt は「すぐに」という意味があるので、「またすぐに会おう」という意味が強く、旅先では使う機会は少ないかも。

レストランのフランス語

さて、続いてはレストランで使えるフランス語です。どれも難しくないのでサラッと言えるとかっこいいかも?

フランス語で人数を伝える

街を歩いていて気になるレストランを見つけたあなた。ドアを開けるとお店の人が奥からやってきました。そこでまず聞かれるのが Combien de personnes? (コンビアン・ドゥ・ペクソンヌ?)=「何人ですか?」でしょう。”combien de” は英語で言うところの “how many” にあたります。personnesはわかりますね。person=人の複数形です。

そのように聞かれたら、Nous sommes deux (ヌ・ソンム・ドゥ)「2人です」とか Nous sommes trois (ヌ・ソンム・トワ)「3人です」と答えましょう。”Nous sommes” は 英語の “We are” で、それに数字をつければOKです。

なお4人の場合は quatre (カットガ)、5人の場合は cinq (サンク)となります。

フランス語の「メニューください」

フランス語でメニューは la carte (ラ・カハト)と言います。「r」の音なので、カタカナとはかなり違いますが、「カルト」よりは「カハト」の方が近いかなと。「ハ」は喉を鳴らすようなイメージです。

「メニューください」は La carte, s’il vous plaît (ラ・カハト・シル・ヴ・プレ)でOKです。s’il vous plaît はものすごく便利な言い回しで、英語の please に相当します。モノの後につけて言えば 「〜ください」の意味になりますので、フランス語初心者でも使い勝手抜群です。

なお、フランス語には la mune (ラ・ムニュ)という言葉もありますが、メニューではなく「コース料理」という意味になりますのでご注意を。

フランス語で注文する

フランス語で注文する場合は、メニューを指して Ça, s’il vous plaît (サ・シル・ヴ・プレ)と言えばOK! “ça” は英語でいうところの “it” や “this” にあたる言葉で、蚤の市などでもモノを指差して Ça, s’il vous plaît と言えば「これください」の意味になります。

フランス語の「おいしい」

格式の高いレストランでは、よく料理の最後にシェフやウェイターが席に感想を聞きにきます。おいしかったらその感想をぜひ伝えたいもの。そのときに使えるのが C’est bon! (セ・ボン)です。英語の delicious にあたる délicieux (デリシュー)というフランス語もありますが、c’est bon! の方がシンプルでずっとよく使われる「おいしい」です。「おいしかった」と過去形にする場合は、動詞を活用して C’était bon (セテ・ボン)と言いましょう。

フランス語のお会計

料理をすべて味わったあとはお会計ですね。その場合は、手を上げてL’addition, s’il vous plaît (ラディション・シル・ヴ・プレ)と言ってみましょう。addition は英語では “追加” といった意味ですが、フランス語では “お会計” の意です。こう言えば、請求書をテーブルまで持ってきてくれることでしょう。

お店で使えるフランス語

フランス語圏を旅しているとかわいい雑貨店や、興味深い蚤の市を目にすることがたくさんあります。そんなときに使えるフランス語のフレーズです。

フランス語の「かわいい」

フランス語でかわいいは C’est joli(e)! (セ・ジョリ)と言います。かわいい対象のモノによって語尾にeがついたりつかなかったりしますが、発音はまったく同じです。かわいいモノをみながら C’est joli(e) と言えば、店員さんもきっとニッコリしてくれることでしょう。

フランス語の「美しい」

フランス語の「美しい」はちょっと曲者です。「美しい」の基本は beau (ボ)と言うのですが、美しい対象が男性名詞であるか女性名詞であるかによってまったく異なります。

  • 美しい対象が男性名詞の場合:beau(ボ)
  • 美しい対象が女性名詞の場合:belle(ベル)

さらに、男性名詞であっても「美しい」の後に来る名詞が母音で始まる場合は、以下のようになります。

  • 美しい対象が男性名詞かつ母音で始まる場合:bel(ベル)

正直何が何やら!というご感想だと思いますし、対象の名詞が男性名詞か女性名詞かなんてわからない!ということも多いと思います。ですので旅行では、C’est beau / C’est belle というよりも、代用できるなら C’est joli(e) を使うのがいいですね。

フランス語の「好き」

フランス語の「好き」はみなさんご存知かもしれません。そうです、Je t’aime (愛しているよ)でもおなじみ aimer (エメー)という動詞です。Je (ジュ)は男女問わず「わたし」の意味なので、確実に覚えてくださいね。

Je t’aime の t’ は「君」を意味する te が母音の前で短縮された形ですが、これを le / la の短縮系である l’ に変えて Je l’aime (ジュ・レーム)とすれば、「彼・彼女を愛している」以外に「それが好き!」という意味になります。好きの対象が男性名詞(le)であれ、女性名詞(la)であれ使えるのが便利なところ。

余談ですが Je l’aime というシャンプーがありますよね。それと同じ綴りです。

もしくは、モノを指して J’aime ça (ジェーム・サ)もいいですね。ça は本当に便利なんですよ。

ワンランク上のフランス語として、J’aime の後ろの名詞を変えればいろんなものが好きと表現できます。

  • J’aime le vin (ワインが好きです)
  • J’aime les gâteaux (ケーキが好きです)
  • J’aime la musique (音楽が好きです)

単数・複数の話は複雑すぎるのでここでは述べませんが、J’aime のあとは必ず定冠詞(le / la / les)が来ることだけ覚えておいてください。

フランス語の色

フランス語の色は、日本語にも入ってきている名前が多いので案外覚えやすいかもしれません。色自体は la couleur (ラ・クルー)と言います。

  • 赤:rouge (ルージュ)
  • 青:bleu (ブルー)
  • 黄色:jaune (ジョンヌ)
  • 緑:vert (ヴェー)
  • 茶色:marron (マホン)
  • 黒:noir (ノワー)
  • 白:blanc (ブロン)
  • ピンク:rose (ホーズ)
  • 橙:orange (オホンジュ)
  • 紫:violet (ヴィオレ)

rouge は口紅のことですし、 marron は栗のこと。rose は薔薇で、orange はオレンジです。violet はスミレのことですね。bleu は英語の blue と “u” と “e” の並び順が逆なのでご注意を(わたしもいまだによく間違えます)。

Mont Blanc (モンブラン)は日本でケーキや棒アイスとして有名ですね。Mont は montagne (モンターニュ)すなわち山のことで、Mont Blanc はフランスとイタリアの間にある山のことです。標高が高く雪に覆われていることから「白い山」の名前がつけられ、そこからの発想で小高い栗のケーキがモンブランと名付けられました。

こんなに多い!フランス語が話されている国と地域

国連公用語のひとつとして、国際機関では英語の次によく利用されているフランス語。その理由の1つが、話者の多さだと思うのです。

下の地図は L’Organisation internationale de la Francophonie (通称:OIF)というフランス語話者のために様々な活動を行っている国際機関からお借りしてきました。地図はOIFの加盟国を表しており、メンバー国(紫)が54カ国、オブザーバー国(緑)が27カ国、そして協賛国(オレンジ)が7カ国で、2020年現在全世界で88カ国が加盟している一大組織なのです。

OIFのメンバー国

メンバー国の多くは基本的にフランス語を公用語として採用していますから、フランス語が世界でどれだけ話されているかよくわかると思います。

ヨーロッパのフランス語国

フランスでフランス語が話されているのはもちろんのこと、フランス周辺のベルギーやルクセンブルク、そしてスイスの西側でもフランス語が公用語になっています。

あまり知られていないことかもしれませんが、実は「ベルギー語」というのは存在せず、ベルギーでは歴史的に北部フランダース地方ではオランダ語が、南部ワローニャ地方ではフランス語が話されていました(北部地域の伝統的な言語で「フラマン語」がありますが、かなり少数派です)。

しかし実際にベルギーに行ってみると北部にある首都ブリュッセルやリエージュでもほとんどフランス語と英語しか聞かないし見かけないしで、オランダ語はかなり少数派な印象でした。

またヨーロッパのフランス語で面白いのは、東部のルーマニアなどでもフランス語が積極的に学ばれていること!Yuccopooh 自身はルーマニアに行ったことないのでなんとも言えないのですが、たしかにフランス語コミュニティでよくルーマニアの人から連絡がきたりするんですよね。

ちょっと調べてみると、ルーマニア語はフランス語と同じラテン語系の言語で、昔はフランス語が第1外国語として学ばれていたため、世代が上の人にはフランス語が話せる人も多いのだとか。

アフリカのフランス語国

アフリカは言わずと知れたフランス語圏ですよね。スペイン・ポルトガルの関心が中南米に向いたため、フランスはアフリカを植民地化していきました。その名残で、今でもフランス語が公用語となっている国は多いのです。

以前「バッタを倒しにアフリカへ」という大変ユニークなバッタ博士の本を読んだのですが、フィールドワークの舞台であるモーリタニアでも完全にフランス語が話されているようでやっぱりなぁと思いました。

モロッコの知り合いもフランス語、スペイン語、英語に堪能で、なおかつ彼は学校で語学を学んだことはなく、ただ市場で生活をする中で話せるようになったと言っていたので脱帽しました。

北アメリカのフランス語国

北アメリカはアメリカとカナダしかないわけですが、フランス語圏といえばカナダですね。正確にはカナダの中でもフランス系の移民が多いケベック州のみのようですが、ケベックでは英語よりもフランス語の方がずっと話されているんですって(やはりYuccopoohはまだ行ったことがないですが、近いうちに行きたい都市の1つです)。

アジアのフランス語国

アジアにフランス語圏なんてあるの!?と思われるかもと思ったモニターの前のあなた。正解です笑

21世紀のいまフランス語が日常的に話されているアジアの国はないのですが、フランスの植民地だったベトナムやラオスでは案外フランス語が通じることもあるそうで!これは友達から聞いたのですが、日本人がセブ島で英会話学校に行くように、ベトナムやラオスにも安いフランス語学校が多くあるんだそうです。

オセアニアのフランス語国

オーストラリアやニュージーランドで話されているのは英語ですが、オーストラリアに近い太平洋の国「ニューカレドニア」はフランス領ということもあり、今でもフランス語が話されています。ニューカレドニアは「天国に一番近い国」としても知られているほか、「太平洋のパリ」とも言われているんですよ。

簡単なフランス語を話すメリット

フランス語を話すのにまだ抵抗があるあなたへ。最後に、一言でもいいからフランス語を話すメリットをご紹介します。

親近感が持ってもらえる

どの国に行っても言えることですが、上手下手にかかわらず自分の国の言葉を話そうとしてしてくれる人には親近感が湧くものです。

日本に来た外国人を考えても、カタコトでも「コンニチハ」「アリガトウ」と言われると「おっ!」とうれしくなりませんか?

実際わたしも、英語が母国語でない国に行くときは「こんにちは」と「ありがとう」だけは言えるようにして旅をするようにしています。挨拶以降は英語で話すとしても、掴みだけでも現地の言葉に寄り添うとグッと距離が近くなります。

幅広い年齢の人と仲良くなれる

「フランス人はフランス語しか話さない」というのは今は昔の話で、若い人は日本人よりずっと英語を話します。しかしやはりある程度年代が上の型や子どもはなかなか英語を話しませんから、街で目があったとき、助けてもらったときにサッとフランス語で一言交わせると心が暖かくなります。そんなこと日本じゃないよ!と言われるかもしれませんが、特に一人旅をしていると現地の人と話す機会は結構多いんですよ。

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