コロナウイルスで旅行がキャンセルになった場合の対応

新型コロナウイルス影響で海外旅行がキャンセルになったときの対応方法|航空券、ホテル、Airbnbの払い戻しは?

新型コロナウイルスの影響はわたしたちの生活のあらゆる側面に現れてきており、海外旅行も例外ではありません。というかむしろ、出国・入国制限はどの国でも真っ先に取られた対策の1つでした。

旅好きにとって旅に出られないことは精神的にストレスフルなことですが、現実問題として新型コロナウイルス影響で旅行に行けない場合や、航空券がキャンセルされた場合ってどういう対応になるの?という疑問はごもっとも。わたしも4月・5月に向けて色々予約をしていたのでもろに影響を受けました。

幸いなことにわたしの場合、このブログ記事を書いている現時点でほぼすべてが手数料免除の全額キャンセル対応となっています。航空券・ホテル・Airbnbなど、手配した予約ごとに紹介していきますね。

キャンセルと返金の概要

わたしはGW期間中にロンドン、エジンバラ、パリの3都市を旅する予定で、航空券とホテルとAirbnbを予約していました。それぞれのキャンセル状況と返金状況は以下の通りです。

  • アシアナ航空(63,350円):フライト欠航/返金済み
  • easy jet(49.48£、6,580円):フライト欠航/返金待ち
  • エールフランス(12,440円):フライト欠航/金額分のバウチャー受理済み
  • エヴァ航空(423€、50,760円):フライト欠航/返金待ち
  • オッコ ホテルズ パリ ポルト ドゥ ヴェルサイユ(39,716円):ホテルからキャンセル連絡あり・返金済み
  • ノボテル スイーツ パリ エキスポ ポルト ドゥ ヴェルサイユ(35,422円):Hotels.comがキャンセル・バウチャー受領済み
  • Airbnbロンドン(27,712円):こちらからキャンセル/金額分のバウチャー受領済み
  • Airbnbエジンバラ(10,274円):こちらからキャンセル/金額分のバウチャー受領済み

つまり、113,776円がすでに返金済みで、97,056円は返金待ち、35,422円分のみ連絡待ち状態です。それぞれの対応内容については以下で詳しく紹介します。

航空券のキャンセル

まずは一番旅費に占める割合が大きいと思われる航空券から。全4行程をそれぞれ別の航空会社で予約していました。

アシアナ航空の場合

東京からロンドンまでは仁川経由のアシアナ航空で予約していました。締めて63,350円(GW期間中ですが安いでしょ)。アシアナ航空は日本オフィスがこの新型コロナの影響下でもしっかり機能しているようで、4月上旬にアシアナの日本支社から直接フライトキャンセルの電話があり(日本語です)、その電話で全額返金となりました

また、以下で紹介するほかの航空会社と違って返金のスピードがものすごく早く、2日後には支払ったクレジットカードに返金されていました。結果、今回キャンセル対応を受けた航空会社の中ではアシアナ航空が一番楽で最速でした。今回は利用できませんでしたが、将来絶対また予約しようと心に決めましたね。

easy jetの場合

ロンドンからエジンバラまではeasy jetという、北西ヨーロッパを中心に運行しているLCCのフライトを予約していました。余談ですが、ドイツなんかと違ってイギリスは鉄道が全然安くないんですよね…LCCはロンドンの中心地からちょっと離れた場所にある空港からしか飛ばないので鉄道がいいなーと思っていたのですが、LCCだと値段が1/3くらいなので飛行機一択になりました。チケット代は30.99£で、預け入れ手荷物代は18.49£です。

easy jetは公式HPに記載があり、現在新型コロナウイルスの影響でカスタマーサポートがパンク状態らしく、出発が近づいた便から順次キャンセル通知を送っているとのことでした。またそのキャンセルも、1週間単位で行なっているらしく、出発の1週間前くらいにならないと連絡がなさそうだな、とゆっくりと構えていたところ、ぴったり1週間前にキャンセル通知が届きました

カスタマーサポートがパンクしているためキャンセルは専用フォームからのみ申請が可能で、しかもその申請フォームにもなかなかたどり着けない工夫がされているのですが(キャンセルじゃなくてフライトの変更をめっちゃ勧めてくるw)、申請自体は簡単に行うことができました。

4月27日時点でまだクレジットカードへ返金はされていませんが、最大で28日かかるとの記載があったので気長に待っています。

エールフランスの場合

エジンバラからパリまではエールフランスで予約しました。なんでLCCじゃないの?というと、パリに朝着ける便で一番安かったのがエールフランスだったから、です。LCCは安いんですが、やはり人気のない時間帯が多く融通が利かないんですよね。。。パリまでは12,440円でした。

エールフランスのフライト欠航連絡は3月31日にメールで来ました。両国とも新型コロナウイルスで多くの患者が出ているためか、一番はじめにキャンセルが決まったのがこのフライトでした。キャンセル連絡自体は日本語で送られてきたのですが、翌日送られてきた返金連絡はなぜか英語フランス語オンリーでした。日本支社あるっぽいのになー。

エールフランスはバウチャーを受け取るという選択肢1択で、申請フォームから申請すると1年間有効のバウチャーがすぐに送られてきました。メールの案内によると、このバウチャーはエールフランスやスカイチーム加入のほかの航空会社の予約に使えるほか、1年間使用されなかった場合、全額が返金されるとのことだったのでご安心ください。忘れた頃にお金が返ってくるのも、臨時収入みたいでそれはそれで嬉しい。

エヴァ航空の場合

パリから東京までは台湾のエヴァ航空を予約していました。締めて423€(GWなのに激安!)。エヴァ航空もHPを見ると順次キャンセル中とのことだったので気長に待っていると、4月18日にキャンセル連絡がメールで入り、申請フォームから返金申請をしました。どの航空会社も返金申請がものすごく楽ですばらしかったです。

4月27日現在まだクレジットカードへ返金されていませんが今はただ待つのみ。

ANAマイル利用のエヴァ航空の場合

パートナーとはパリで落ち合う予定で、彼はANAマイルでフライトを予約していました。GWということもあり、東京からパリは2回くらい乗り継ぐフライトしか空いていなかったため、ANAと同じくスターアライアンスのエヴァ航空の特典航空券にマイルを引き換えていました。

特典航空券をキャンセルする場合、3,000マイルが減算されて残りのマイルをアカウントに戻してもらえるのですが、今回は3,000マイルの減算なしで返してもらうことができました

スターアライアンスの特典航空券を予約された方は、根気強くANAのカスタマーサービスデスクに電話をしてみてください(これまでの経験的に、13時〜15時くらいが穴場で、朝・夕はものすごく繋がらないです)。

ピーチ航空の場合

エヴァ航空は台湾の航空会社ですので、台北桃園空港とパリの往復区間しかカバーしていません。そこでパートナーは東京から台北まではLCCのピーチ航空のチケットを購入していました。予約時に利用したのが「サプライス(Surprice)」というポータルサイトです。

外部サイトからの予約の場合、返金等は外部サイトの規定にならうため返金は難しいのでは?と個人的に思っていたのですが、サプライスのカスタマーサポートに電話をしたところ、手数料の2,200円を差し引いた金額を返金してくれるとのこと。ただし現在混み合っているようで、返金されるのは半年後なのだとか笑

ホテルのキャンセル

続いてホテルのキャンセル状況と返金方法です。今回わたしはパリの5泊分のみホテルを予約していました。5泊ともすべてHotels.com経由の予約ですが、調べてみたところexpediaもbooking.comもすべて同じ対応をしているようで、旅行ポータル系は横並びで連携しているんだなということがわかりました。

hotels.comの対応

予約していた5泊の内訳は、「オッコ ホテルズ パリ ポルト ドゥ ヴェルサイユ」3泊(39,716円)、「ノボテル スイーツ パリ エキスポ ポルト ドゥ ヴェルサイユ」2泊(35,422円)でした。

そのうち、オッコホテルズからは4月18日にホテル側からキャンセル連絡があり、全額返金してくれるとのことでした(事前に支払い済みだったのです)。ノボテルスイーツからはまだ連絡がないので、もう少し様子見中。Hotels.comにも5月1日以降どうするかはまだ記載がないので、5月を過ぎてもキャンセルされない場合はHotels.comに電話してみようと思います。

(5/2追記)ノボテル スイーツ パリ エキスポ ポルト ドゥ ヴェルサイユについては、4/29にhotels.com側から「キャンセルが可能になった」という旨のメールが送られてきました。予約日の24時間前までに案内メールからキャンセルをすれば、12ヶ月間有効の同額分のクーポンを受け取ることができるとのこと。

hotel.comのクーポン発行画面

ただし現在多くのキャンセルに対応しているため、クーポンの発行までに最大30日かかり、またクーポンが発行されるまでキャンセル受付完了メールなども特に送られてくることはないとのことでしたので、じっくり待っていようと思います。

Airbnbのキャンセル

ロンドン、エジンバラは一人旅行の予定だったため、Airbnbでお部屋を予約していました。ロンドン3泊(27,712円)、エジンバラ2泊(10,274円)です。

Airbnbは、新型コロナウイルスの影響によるキャンセルの場合、3月14日以前に確定している予約については、「旅行クーポン(バウチャー)」を発行する場合全額返金されるとしています。

現金で返金を受ける場合は、ホストが設定している通常のキャンセルポリシーが適用されるため、わたしの場合、予約料金全体の4割〜5割しか戻ってこないようでした。旅行クーポンの有効期限は2021年12月31日までなので、「まあ今後使う機会あるしな」と思い、全額旅行クーポンで返金を受けました。

旅行クーポンは次回予約時に自動で適用されるらしく、特に番号などは発番されませんでした。

代理店の手配型旅行のキャンセル

実は4月はGWのほかにも上旬にダナンへの旅行を予定していて、こちらは代理店に手配をお願いしておりました。しかし3月上旬から徐々に日本人が入国できない国が増えていき、3月中旬にはベトナムにも入れなくなったため、催行中止となってしまったのです。その結果、ツアー代は全額返金されました。

この旅行はゆっこぷーがしょっちゅうお世話になっている「旅工房」という代理店の手配旅行だったのですが、JTBやHISと比べて決して規模の大きな会社ではないのに全額返金されてすごいな、企業体力あるなと思いました。

まとめ

新型コロナウイルスの影響で航空会社もホテルもAirbnbのホストも代理店もみんな本当に大変な中、現時点ですでにほぼすべてで返金を受けられていることをありがたく思いました。わたしは趣味が語学学習と旅行くらいしかなく、旅行にお金を使わないと使いどころがほとんどないので、すべてが収まったらがっつり旅行をして経済に貢献したいと思います。

それまでは STAY HOME、STAY JAPAN!

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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。

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