シンガポール航空ビジネスクラス 成田→シンガポール

シンガポール航空ビジネスクラス搭乗記|成田→シンガポールSQ11便

2023年最初の旅先はオランダへ。フリーランスになって時間に余裕ができたので、シンガポール航空を利用してシンガポール経由でアムステルダムへ向かいました。シンガポール航空自体初めてだったのですが、今回は会社卒業おめでとう!(自分)ということで、少し奮発してビジネスクラスに搭乗しました。

奮発といっても21万円で、同じ日のエコノミークラスが8万円ほど。ヨーロッパに行くことが多いので、乗継ぎがある場合も中東系の航空会社ばかりでシンガポール航空を検討したことすらなかったのですが、とっても安いのですね。ANAと同じスターアライアンスですし、これから利用が増えるかもしれません。

さて、ここからはシンガポール航空ビジネスクラス搭乗の様子をご紹介します。

シンガポール航空ビジネスクラス座席

わたしが搭乗した便は、成田発シンガポール行きのSQ11便で、機体はボーイング777-300。ファーストクラスもある便です。ビジネスクラスのシートは横4列で、全席が通路に面しています。わたしは今回窓側の席を選びました。エコノミークラスでは絶対に選ばない窓側席。

シンガポール航空ビジネスクラス座席 777-300
子供が一人横に座れるんじゃないかというくらい広いです

離陸の時も成田の夜景が見えてとってもきれいでした。真ん中2列はブラインドを下げれば顔を合わせることができ、実際カップルやご夫婦と思われる方が隣り合って利用されていました。

フルフラットシート

座席自体は半個室タイプで、通路から完全に隔離されるわけではありませんが、普通に座っていれば隣の方と目線が合わない設計になっています。フルフラットにして寝るときも通路側のパーテーションで顔がしっかり隠れる設計になっているので安心して眠ることができます。

シンガポール航空ビジネスクラス フルフラットシート
消灯後なので暗いですがフルフラットになりました。クッションと別に枕もついています

前回搭乗したルフトハンザのビジネスクラスシートに比べかなりゆとりがあり、シンガポール航空のビジネスクラスでは寝返りを打つこともできるほどの広さがありました。今も横になりながらタブレットをお腹に乗せてブログを書いています。

わたしは機内で映画を見るのが苦手なので利用していませんが(目がしょぼしょぼしてしまうので、いつも自前のタブレットで見ています)、画面ももちろん大きく、寝ながら映画を楽しむこともできます。

シンガポール航空ビジネスクラス 画面

座席収納

さらにびっくりしたのが収納の多さで、頭上の荷物入れはもちろんのこと、座席下や座席横、そして画面横と各所に収納があり、必要なものをすべて身の回りに置いておくことができます。

シンガポール航空ビジネスクラス 座席下収納
シート下にある収納。言われないと気がつきませんでした

腕置きというには広くてあまりあるスペースが個人的にはとっても助かっていて、充電中のスマホやタブレットなどを置けてとっても便利。

シンガポール航空ビジネスクラスの機内食

ここからはお待ちかねビジネスクラスの機内食をご紹介します。シンガポール航空のビジネスクラスではBook The Cookというサービスを利用でき、出発の24時間前までに食べたいメイン料理を注文しておくことができます。もちろん追加料金はなし。Book The Cookを利用しない場合はインフライトミールメニューから当日選ぶことができます。

わたしはせっかくなのでBook The Cookのメニューから「地中海風シーフード」を注文しておきました。日本出発便では他にも、豚骨ラーメンや鴨そばといった和食メニューもあり、隣の外国の方は鴨そばを頼まれていました。面白いですよね。

東京→シンガポール便の夕食

さて、実際にいただいたメニューがこちらです。

アペタイザー

まずはアペタイザーのチキンサテから。オリエンタルな味付けのサテが3本も。付け合わせはたぶん砕いたピーナツの味噌ソースだと思うのですが、もろみ味噌みたいな感じでとってもおいしいかったです。

シンガポール航空ビジネスクラス 機内食のサテ
フォークがあったらもっと食べやすかったのですが…シンガポール版もろみ味噌がとってもおいしい

いただいたときはこれが前菜だと思っていたのですが、アペタイザーが終わった後にナプキンを敷いていただき、本当の前菜が始まりました。

前菜

前菜はエビと魚の冷たいカクテルサラダです。エビのなんと大きいこと!バルサミコ酢のドレッシングでいただきます。パンは3種類ほどあり、うち2種類をいただきました。ガーリックトーストとオリーブのパンですが、どちらもほかほかのふかふかでとっても美味。

シンガポール航空ビジネスクラス 前菜

メインディッシュ

メインディッシュは先述の地中海風シーフード。ソテーされたエビやホタテ、白身魚などがたっぷりトマト風味のスープに入っています。下にはパスタも入っており、本当においしかったです。

シンガポール航空ビジネスクラス メインディッシュ Book the Cook

デザート

デザートは、フルーツの盛り合わせ、チーズの盛り合わせ、マカダミアナッツアイスから好きなものを選ぶことができます。この時点ですでにお腹いっぱいではありましたが、デザート見たさにチーズの盛り合わせだけいただきました。ヨーロッパのチーズには及びませんが、カマンベールがおいしかったかな。

シンガポール航空ビジネスクラス デザート

飲み物サービス

お食事は路線によって異なるのに対し、飲み物は路線(シンガポール⇄東京、東京⇄ロサンゼルス)に関わらず共通のようでした。

アルコール

わたしはお酒が苦手なのでまったくいただきませんでしたが、たくさんのアルコールメニューが取り揃えられていました。

  • シャンパン
  • ワイン(赤、白、アペリティフ)
  • カクテル(シンガポール・スリング、シルバークリス・スリング、キューバ・リブレ、スクリュードライバー、グランド・パイナップル・ダイキリ、アルスプリツァー、ジュビリー・ライニング、ルンバ、ブラッディー・メアリー)
  • スプリッツ(ウイスキー、ウォッカ、ジン、ラム、純米吟醸)
  • リキュール(アイリッシュクリーム、オレンジリキュール、梅酒)
  • ビール(タイガー、ハイネケン)

ノンアルコール

せっかくのビジネスクラスでお酒が飲めないのは我ながらもったいないと思いつつも、シンガポール航空のビジネスクラスはノンアルコールの飲み物が本当に充実していて、十分満足できました。

  • ノンアルコールカクテル5種
  • ミネラルウォーター(炭酸、炭酸なし)
  • ジュース(アップル、オレンジ、パイナップル、トマト)
  • ソフトドリンク(コーラ、コークライト、コークゼロ、ソーダ、ビターレモン、トニックウォーター、ジンジャエール、セブンアップ)
  • 牛乳(普通、低脂肪)
  • ホットドリンク(ホットチョコレート、ミロ!!)
  • コーヒー(illyの豆5種、デカフェも1種類あり)
  • お茶(TWGの茶葉9種、中国茶、日本茶、ハーブティーなど。デカフェティーも複数)

TWGはシンガポール発祥のブランドなだけあって、日本では見たことがない種類の茶葉が多数取り揃えられていました。

わたしは無類のお茶好きなので、お茶の種類の豊富さに乱舞。夜便だったのでルイボスやハーブティーなどデカフェのものを中心に、さまざまなお茶を楽しみました。

機内Wi-Fiサービス

ビジネスクラスでも国際線は有料かなと勝手に思っていたら、なんと無料で利用することができました。Wi-Fi接続には、①メールアドレス ②名前(姓のみ)③座席番号の3つが必要で、この3つが合わないと接続できないようでした。また、2台以上の同時接続はできないようです(スマホとタブレットで試してみたら、接続が切れてしまいました)。

無料でWi-Fiが利用できる条件は以下の通りです。

フルタイム利用(出発から到着まで無制限)

  • スイートクラス
  • ファーストクラス
  • ビジネスクラス
  • PPSクラブメンバーと追加カード保有者(正直意味はよくわからず)

2〜3時間利用

  • プレミアムエコノミークラスもしくはエコノミークラスのクリスフライヤーメンバー

ただしこの場合、利用を開始してから途中で切ってまた接続、ということはできないようで、所定の時間が過ぎると自動で切れてしまうようでした。

改善希望点

大大大満足のシンガポール航空ビジネスクラスですが、強いて改善点を上げるとしたらパジャマを配ってほしいということでしょうか。

出発前に調べてパジャマはどうやらなさそうだということはわかっていましたが、機内が存外に暑くて、パジャマがあったらもっと快適だっただろうになと思います。

シンガポール航空 ビジネスクラス アメニティのスリッパと靴下
アメニティキットは言えばもらえるようです。デフォルトで提供されたのはスリッパと靴下のみでした

重ねて述べますが、なくても十分快適で、本当にもしこうなったら98点が100点になるのに、と思った点でした。次回、シンガポールからアムステルダムのフライトともとっても楽しみです!

おまけ:成田空港ANAラウンジ

シンガポール航空のビジネスクラス搭乗の際は、ANAラウンジを利用することができます。わたしはANAプラチナエリートなので自動的にスターアライアンスゴールド資格があり、こちらの権利でもラウンジを利用することができましたが、せっかくなのでビジネスクラスの搭乗券を見せてラウンジに入らせてもらいました。

成田空港第一ターミナル ANAラウンジ
ANAラウンジは全国こんな雰囲気ですね。きれいですが、面白味はないかな

ANAラウンジは、海外航空会社のラウンジと比べると内装に面白みはなく、かなりビジネスライクな印象ではありますが、とにかくごはんがおいしかったです。搭乗後すぐに機内食が出るとわかっていながら、ANAのチキンカレーの魅力に抗えずつい食べてしまいました(お蕎麦は我慢)。おにぎりも通常サイズの半分ほどで食べやすい大きさ。出発前に日本を感じさせていただきました。みなさんもぜひ、早めに空港に行ってラウンジも楽しまれてください。

成田空港ANAラウンジのチキンカレー
機内食が待っているのであくまで控えめに・・・
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。

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