シンガポールからクアラルンプールまでは1時間15分の短距離路線。しかも実際に乗ってみると、条件がよかったのか飛行時間はたったの35分。にもかかわらず、かつてない豪華さの超最新機材が投入されており、運よく乗り合わせることができましたので、ご紹介したいと思います。
シンガポール航空A350-900最新機材
まずは機内の様子をご紹介したいと思います。前回ホーチミン→シンガポール間で搭乗した機材もA350-900でしたが、内部はまったく違っていました。
これはむしろ、長距離路線で投入されている機材?昨年東京→シンガポールやシンガポール→アムステルダム間で搭乗した機材の方に近いです。
35分のフライトでは使いこなせない広さ。離陸後あっという間に着陸体制に入ってしまうため、フルフラットにしてみることはできませんでしたが、フルフラットにすると大人1人と子供1人が横になれそうな広さです。
暗いのでわかりにくいとは思いますが、画面の解像度はたぶん4K。座席からかなり距離があるため手元のリモコンで操作するわけですが、操作性のヌルヌル度が異次元でした。
短距離路線でなぜ最新機材投入?
着陸してからドアが開くまでに少し時間があったので、クルーの方にどうしてこんな豪華機材が使われているのか訊いてみました。
すると、これは最新中の最新機材であるため、まずは短距離路線からテストしているのだそう。このテストでOKが出れば、次はシンガポールからジャカルタなど少しずつ航続距離を伸ばしていくのだそうです。
そのため今回この機材に乗れたのは本当にラッキーだったということです。願わくばもっと長距離で乗ってみたいものです。
機内食
超短距離路線ですが、ビジネスクラスでは簡単な機内食が提供されました。2種類から選べますが、温める時間もないためどちらも冷たいお食事です。
- トマトとチーズのカプレーゼ
- ジャガイモとリーキ(ヨーロッパネギ)の冷製スープ、スモークチキン入り
わたしはスープをいただきました。チキンとジャガイモがゴロゴロ入っているので、とても食べ応えのある一品でした。シンガポール航空のお食事は本当に何をいただいてもおいしいです。
クアラルンプール空港での超特急入国
ところで、クアラルンプール空港に着いてからびっくりすることがありました。到着ターミナルから到着ロビーまでターミナル間バスに乗って移動するのですが、その際に「ファーストクラス/ビジネスクラス」の専用バス乗り場が設けられていました。
搭乗チケットを見せることで入れるバス乗り場で、乗り込むバスはなんと全席フットレストやネックレスト完備の高級車両。ターミナル間移動はたかだか3〜4分程度ですので、こんな高級車を準備しなくてもいいのでは?と思ってしまいますが、真のVIPにとってはこの辺りも大事なポイントなのでしょうか。
入国審査でも、よくある外交官パスポートのような並びで「ファーストクラス/ビジネスクラス」レーンが設けられており、飛行機を降りてから10分ほどで空港を出られるという爆速入国でした。なんというか、知らない世界がまだまだたくさんあるんだなとしみじみさせられる体験でした。
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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