イスタンブールトプカプ宮殿内のステンドグラスとタイル

トプカプ宮殿 行かないと後悔するイスタンブールの一押しスポット

1度目のイスタンブール訪問時に行くことが叶わなかったトプカプ宮殿にようやく行くことができました!インスタなどで見ていて興味津々だったトプカプ宮殿。実際に行ってみて最高でした!イスタブールの旧市街エリアには、トプカプ宮殿のほかにも地下宮殿、アヤソフィア、ブルーモスクなど観光名所が満載ですが、個人的にはトプカプ宮殿を1番おすすめしたい!入場料が高いのが難ですが、思っていたよりもずっと広大な敷地に美しい建物がたくさんあり、オスマン帝国の風情を最も感じられる場所でした。

全体を細かくご紹介するのはなかなか難しいので、今回はざっくりとだけご紹介させていただき、トプカプ宮殿行ってみたいな!と思っていただければと思います。

イスタンブールトプカプ宮殿 建物と庭
同じような建物がたくさんありここがどこか忘れてしまいました…真夏の暑い時期だったので、水辺でたくさんの人がくつろいでいます

トプカプ宮殿入場方法

トプカプ宮殿は先にも書いた通りイスタンブール旧市街にあるのですが、まず驚いたのがその敷地の広さ。実際に行く前までは1つの建物(宮殿)があるだけかと勝手に思い込んでいたのですが、実際に行ってみると広大な敷地にいくつもの建物が立ち並ぶタイプの宮殿でした。ブルーモスクとアヤソフィアに並んで位置しているため、大きさもてっきり同じくらいかと思っていたら、そもそもアヤソフィアからトプカプ宮殿の入り口までが徒歩10分くらいあり、案外遠くてびっくり。

イスタンブールトプカプ宮殿内の中庭
敷地内の植物はどれもきれい

入場料と入場まで

トプカプ宮殿の敷地自体はかなり広く、いくつかの門によって入場がコントロールされています。1番外側にある「皇帝の門」をくぐった先にあるエリアは誰でも入れる場所になっており、右手側にチケット売り場があります。

イスタンブールトプカプ宮殿内の庭園
高い建物はなく、どれも大体2階くらいの高さ

チケット売り場は有人カウンターとクレジットカード専用の券売機が並んでおり、わたしが行った際は朝10時にもかかわらず遠目から見てすでにものすごく多くの人が並んでいましたが、これは有人カウンターのみで、券売機の方はほとんど並ばずにチケットを購入することができました(アメックスは使えず)。キャッシュで購入する人が多いのかな?係員の人も空いている券売機に流そうとしているのですが、なぜか多くの人が有人カウンターへ・・・

イスタンブールトプカプ宮殿敷地で行われているパレード
11時きっかりに始まったパレード? 音楽とともに行進し、第2庭園で40分ほどずっと演奏していました。すごい

2022年8月時点の入場料は、420トルコリラでした(ハレムへの入場料込み)トルコでは急速なインフレが進んでおり、2年半前に訪れた時と比べ、あらゆるものの価格が2倍弱ほどになっていましたので、トプカプ宮殿の入場料もコロナ前と後では変わっていると思いますし、今後もさらに入場料が上がると想定されますので、あくまで参考程度にされてください。

…とはいえ、円に対するトルコリラの価値が2年半で半値以下になっていましたので、実際に支払う金額としては日本円換算であまり変動がありませんでした。それどころか、ちょっと安かったかも・・・

音声ガイダンス機器は無料貸し出し。入場前に忘れずにゲットしよう

音声ガイダンス機器は無料で貸りることができます(他の記事で有料との記載を見かけましたが、2022年8月に訪れたタイミングでは無料でした。ルールが変わったのかな?)。日本語音声もあります!ただし、機器を必ず返してもらうためか、借りる際にパスポートを預ける必要があります。海外旅行時にパスポートを手放すことがそうそうないので、若干ドキドキしながら預けました。パスポートは音声機器を返却する際に返してもらえますので、万が一のうっかりがないよう忘れずに返却しましょう。

音声ガイドを借りたらいざ「儀礼の門」をくぐって入場です。

イスタンブールトプカプ宮殿の入口(儀礼の門)
儀礼の門前は結構な列になっていましたが、案外すぐに入れました。このあとすぐに持ち物検査があります

プチ情報ですが、音声ガイダンス返却の際はわざわざ借りるときの列に並ぶ必要はありません。1番奥の窓口が返却専用窓口となっており、貸し出し窓口で預けたパスポートもそこに移動されていますので、返却時は列に並ばず奥の窓口に直行してOKです。

おすすめは敷地奥の第4庭園周辺

広い敷地を誇るトプカプ宮殿ですが、個人的なおすすめは敷地1番奥にある第4庭園あたりです。このあたりには青を基調としたトルコタイルを用いた建物がたくさんあり、壁から天井から全部美しいのです。

イスタンブールトプカプ宮殿内のタイル天井

この辺りには四阿(あずまや)も多く、わたしたちが「四阿」と聞いてイメージする四阿とは桁違いに豪華で美しい建物を見ることもできます。

イスタンブールトプカプ宮殿内の四阿のソファと絨毯
数ある四阿(あずまや)の1つ。東西問わず、人生で見た中で1番綺麗な四阿でした。天井ももちろんタイルが美しいです

さらに敷地の端に行くと、ボスポラス海峡を挟んでアジア側のイスタンブールを見ることもできます。この日は雲ひとつない快晴でしたので、ずっと遠くまで見渡すことができました。太陽と海風が本当に気持ちのいい場所です。

イスタンブールトプカプ宮殿の端から見たボスポラス海峡

ちなみに無料で借りた音声ガイダンスは、一つひとつの建物に対してかなりしっかり説明をしてくれるので、正直見るものに対して説明が長すぎて、全部聞くには忍耐が必要です(笑

例えば入場してすぐの建物が「玉座の間」となっているのですが、ここは一本通行の通り抜け制となっており、後からどんどん人が来るためほとんど立ち止まることができません。また玉座の間自体がとても狭くゆっくり歩いてもすぐに向こう側へ抜けてしまうので、建物を出てからも聞き続けないと聞き終えられないという。私は最後まで聞く忍耐がなく、結局ガイダンスは適当に流しつつサクサクと見て回りました。

イスタンブールトプカプ宮殿内の離宮
敷地のかなり奥の方の建物。第4庭園と呼ばれるこのあたりの建物のタイルが美しいです。写真映えを狙うならぜひ敷地奥へ

オプションのハレムエリアは行った方がいい?

第2庭園にあるハレム(ハーレム)エリアはオプション制となっており、ハレム入場時に再度チケットを機械にかざす必要があります。入場料は150トルコリラ(2022年8月時点、1,200円ほど)と決して安くないハレムですが、個人的には時間があるならぜひ行っていただきたいです。

イスタンブールトプカプ宮殿のスルタンの居室(天井)
スルタンのベッドがある部屋。300人の女性の中からその日の夜伽相手を選ぶのだとか

おすすめしたい理由としては、1つにハレム、つまり現存する後宮を見られること自体が世界的にも稀だということ。ハレムはトプカプ宮殿敷地の中でも大きな面積を占めますが、ここに300人の女性と世話役の宦官たちが住んでいたにしては狭すぎる。華麗な部屋がある一方で、薄暗い部屋もたくさんあり、当時の彼女たちがどのような生活を送っていたのかに思いを馳せることができます。

イスタンブールトプカプ宮殿内のタイル壁の建物

2点目として、ハレムのタイルが本当にかわいいんです。インスタグラムで見るようなきれいなタイル背景の画像はハレムだと思ってもらって大丈夫。ハレム以外でも上でご紹介したように美しいタイルを見ることはできますが、タイルを背景に人を入れてきれいに写真が撮れるかというと結構難しく、それが叶うのはハレムだけだと思います。

イスタンブールトプカプ宮殿のタイル廊下
このタイルなんて激カワじゃないですか?ちなみにこの奥にあるのはハレムのトイレです。

下の写真は人が写らないように天井に向けて撮っていますが、ハレム順路の最後の方に、一面が青タイルで作られた部屋があり、多くの人が順番にここで撮影を行なっていました。

時間がないならアヤソフィアやブルーモスクよりトプカプ宮殿がおすすめ

イスタンブールには見るべき観光スポットが本当にたくさんありますが、イスタンブールに2回行って心からおすすめしたいと思ったのはガラタ塔とトプカプ宮殿でした(ガラタ塔は2回行って2回ともよかった)。完全に私見ですが、時間がない場合はブルーモスクやアヤソフィアよりも、トプカプ宮殿の方が面白いかなという印象です。

ブルーモスクもアヤソフィアも無料なので、一概には比較できませんが、ブルーモスクは「言うほどブルーか?」と思ってしまうのと、ブルーモスクよりも美しいモスクは他にもたくさんあるなというのが正直な感想。アヤソフィアはキリスト教とイスラム教が混ざったとても特徴のある唯一無二の建物ではありますが、毎回とても並ぶ割に見る場所としてはドーム1つなので、トプカプ宮殿の方が見応えがあるなと思いました(ちなみに地下宮殿は私の中では論外)。

イスタンブールはグランバザールやカラキョイエリアなど、ショッピングもものすごく楽しいですし、カフェも充実していて何をしようか悩むかと思いますが、少しでも参考になると幸いです。

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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。

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