マドリードのサンミゲル市場

マドリードのサンミゲル市場|おすすめの食べ物からお土産も

ガイドブックにない本音|バルセロナとマドリード観光するならどっちがいい?にてマドリードはあまり観光に向いていない都市だとご紹介しましたが、そんなマドリードでもおすすめしたい場所が1箇所あります。それがマドリード王宮やマヨール広場近くにある「サンミゲル市場 (Mercado de San Miguel)」です。

マドリードのサンミゲル市場とは?

サンミゲル市場は1916年にオープンした歴史あるマドリードの市場ですが、2009年にリニューアルがされているため市場なのにとってもスタイリッシュなんです。バルセロナのブケリア市場とは大違い(笑)

しかも市場なのに完全屋内型なので雨の日も問題ないですし、暑い夏でも空調はバッチリ。

マドリードのサンミゲル市場は屋内市場

スペイン語では Mercado de San Migeul といいます。mercado = 市場、San Migeul = 聖ミゲルの意味で、「メルカード・デ・サン・ミゲル」と読みます。ちなみにミゲルはラテン語だとミカエル、英語だとマイケルで、すなわち大天使ミカエルのことですね。

サンミゲル市場の入口

全面ガラス張りになっているので、冬でも採光がしっかりしているんですよ。

サンミゲル市場のおしゃれな内部

サンミゲル市場の生ハム

スペインに来て一番に思い浮かぶのはやっぱり生ハムですよね!サンミゲル市場の中にも生ハムのお店が2店舗入っていました。生ハム専用台に一本丸ごと置かれているので、もしかしてその場で切ってくれて試食とかできるのかしら!?とドキドキしながら見ていたのですが、地元の人も全然試食してないしへたっぴなスペイン語で頼む勇気もなく見るだけで終わりました。

イベリコ豚の生ハムはスペインでも高級品のようでなかなかいいお値段がするのですが、その場で食べる用のカップに切り分けられたイベリコ生ハムであれば10ユーロくらいで購入できるようでした。

ちなみに左上の吊るされている生ハムがイベリコ豚の生ハムなのですが、これはなんと100gで25€もします。

サンミゲル市場のオリーブ

わたしが行った時に一番活気があったのが、オリーブのピンチョスを売っているお店でした。ピンチョスは「串」という意味で、オリーブと野菜や魚介類が爪楊枝に刺さっている見た目にも楽しいおつまみです。オリーブにも様々な種類があるので、串の組み合わせはとっても豊富。その場で食べる場合、ちゃんとしたお皿に取り分けてくれます。ただし一本1.5〜2€と、ぶっちゃけ安くはないです。何本も食べるようなものではないということですかね…

スペインは世界一のオリーブオイル生産国なので、さぞかしオリーブの実もたくさん取れるんだろうなーと思っていたのですが、あんまり安くなくてちょっと残念。

サンミゲル市場のパンやサンドイッチ

サンミゲル市場の中にはパン屋さんもいくつか入っていましたが、パンは見た感じ普通ですかね。正直スペインのパンはヨーロッパの中では下から数えた方が早いくらいだと思ってるので、あまり期待できないのでは…と思ってます。しかも高い。

サンドイッチ系はどれもボリューミーな感じだったのでバルセロナに移動する電車の中で食べようと思って購入したのですが、めっちゃ普通・・・1つだと3.8€のところ2つで7€だったのでスペアリブとサーモンのサンドイッチを購入したのですが、やっぱりパンが美味しくない(笑)しかもスペアリブは骨つきだからめちゃくちゃ食べにくいしw まあそれもいい経験です。

なおサンミゲル市場ではほとんどのお客さんがその場で食べているため「持って帰ります!」と言わないと包んでもらえません。さらにヨーロッパではビニール袋はスーパーでも基本的に渡されないので、「袋ちょうだい!(I need a bag / Please give me a bag?)」と言うことが大切です。

サンミゲル市場のお魚

ちょっとびっくりしたのがお魚をメインで扱うお店。左の写真のタパス1個いくらかわかります?なんと4.8€!つまり600円くらい・・・!!!いやそんなバナナw

バルセロナは海辺の街だけどマドリードは完全な内陸だからお魚高いのかしら・・・

サンミゲル市場のチーズとスイーツ

ほかにはチーズやスイーツのお店もちらほら入っていたのですが、ここはあまり賑わってませんでした。

たしかに見た目は普通???

上の写真はスペイン伝統の「トゥロン」という甘いお菓子です。

サンミゲル市場のお土産

バルセロナのブケリア市場と違って、サンミゲル市場では生の食材よりも調理済みの料理が多く売られており、購入したらその場で食べる人が多いです。そのためあまり持って帰る用のものはたくさんは見かけなかったのですが、ちょろちょろお土産になりそうなものが売られていました。

オイルサーディンの箱めっちゃ可愛いですよね!ほかにも瓶詰めのパテなんかもあっておいしそうでした。ちなみに肉類は日本に持ち込む際に検疫の対象となるので、ご購入の際は注意くださいね。

サンミゲル市場の営業時間

スペインは昼間は暑いため夜に活動する人が多いですが、サンミゲル市場も例に漏れず夜遅くまで開いています。

  • 日曜日〜水曜日:10:00~24:00
  • 木曜日〜土曜日:10:00~26:00

26時までってw 本当にヨーロッパでは異色な国だなと思います。これじゃまるで日本みたい。基本的にヨーロッパは早く帰って家族団欒を楽しんで、早くて寝て…というサイクルのはずなんですが、スペインは外で飲み歩くのがきっと普通なんでしょうね。しかも木曜日から26時って、もはや金曜日は働く気がないという意思表示のような気さえしてくる(笑)

サンミゲル市場のアクセス

マドリードのサンミゲル市場への行き方(アクセス)

サンミゲル市場は、マヨール広場のほんのすぐ近くにあります。地下鉄のオペラ駅とプエルタ・デル・ソル駅からは徒歩5分くらい。王宮にもすぐ行けちゃうコンパクトシティで、観光的には上の地図範囲くらいが網羅できれば十分だと思います。

サンミゲル市場に行ってみて

サンミゲル市場は写真でもわかる通りとてもきれいな市場で、観光で行く分にはとってもおすすめですが、物価がとにかく高いです。サンミゲル市場近くにある ムセオ・デル・ハモン(Museo del Jamón)ではもっとずっと安く生ハムを食べることができるので、ここだけ異様に値段が高騰していてとてもびっくりしました。

しかも不思議なのが、スペインって失業率がヨーロッパの中でもかなり高い方なはずで(特に若者の失業率が高いと聞きます)、収入も日本より全然低いはずなのですが、明らかに地元の方だと思われる人々が昼間からワイン片手に優雅に高いタパスを食べてらっしゃるんですよね。タパスなんてほんと全然お腹いっぱいにならないので、4.8ユーロとかを何個も食べないとお腹が満たされないと思うのですが、どういう仕組みなんだろ。ちょっとした疑問でした。

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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。

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