バルセロナの観光の見所のひとつにガウディ建築があります。バルセロナの北に位置するグエル公園もそのひとつで観光客に大人気のスポットとなっているのですが、声を大にして言いたいことがあります。
それはグエル公園の入園料が高いこと!そしてゆえに、無料で入園できる朝に行くのが絶対おすすめなことです。
バルセロナのグエル公園の入口▼

その理由を本文で詳しく紹介していきます。
Contents
ガウディ関係の建物はいちいち高い!
ガウディ建築は有名どころではサグラダ・ファミリア、カサ・バトリョ、カサ・ミラなどが知られていますが、すべからく入場料が高いです。
- サグラダ・ファミリア:17€〜
- カサ・バトリョ:25€〜
- カサ・ミラ:24€〜
ガウディ建築の入場料が高い理由は、
- グエル公園とサグラダ・ファミリア:そもそも完成してないので作るためにお金がかかる
- カサ・バトリョとカサ・ミラ:維持・修復にお金がかかる
ということかなと思ってはいるのですが、それにしても割高感があります。そもそもスペインは感覚的に北欧並みに物価が高い国ではありますが(所得が低いのにみんなどうやって生きてるんだろ)、ドイツやチェコでは文化財への入場料がかなり安いため、それと比べると観光客からお金を取ってやろう精神が透けて見えるなと感じてしまいます。
特にチェコではスペインにおけるガウディのようにチェコが誇るミュシャの建築やアートが数多くあるのですが、どこも良心的な価格です。
特にグエル公園は、以下で述べるように実際に行ってみると「えっ、こんだけ?」となりかねない観光名所なので、わたしとしては入場料を払わないで入れる早朝の時間帯に行くことをおすすめしたいのです。
グエル公園の開園前と閉園後は入園料が無料
グエル公園は開園前と閉園後の時間は入園料が無料です。開園時刻は季節によって時間が異なルため事前に調べていく必要がありますが、2019年11月頭は開園時間は8時半でした。
開園時間までに入ってしまえばそのあとは何時間でも滞在できます。
詰所から見たグエル公園▼

閉園時間後も同じく無料で入ることができるのですが、閉園後の場合季節によっては陽が陰ってしまっている可能性が高く、せっかくのタイル建築を十分に干渉できない可能性大です(夏場ならサマータイムだし案外いけるかも?)。


グエル公園は見所が少ない?
さてわたしがグエル公園の入場料が高いよ!という理由ですが、それはそもそもグエル公園の見所が少ないことにあります。
勝手なイメージで、グエル公園にはあの有名なトカゲのオブジェをはじめとしたいろんな面白いオブジェが園内にたくさんあり、歩いて回るのに結構時間がかかるのでは!?と思っていたのですが、ぶっちゃけ見所は以下の2つだけです。
- トカゲのオブジェ
- 波々イスがあるテラス


ガイドブックには100本以上柱が建つ回廊も見所だと触れられていますが、2019年11月現在回廊のタイルの天井は絶賛工事中で、この数枚以外まったく完成していません。

トカゲのオブジェもぶっちゃけ写真を撮ったら終わりと言いますか、とにかくほぼすべての観光客が写真を撮るスポットなので落ち着いて見ることもなく一瞬で終わります。
回廊上のテラスはテラスの縁を飾る流線型のイスが見所ですが、結局イスなので座ってみて写真を撮ってハイ終わり。ガイドブックやほかの方のブログには「テラスからバルセロナの街並みが一望できる」とありましたが、グエル公園が街の中心部から案外離れているのと、高さが足りないのとで”一望”という感じではありませんでした。


ちなみにこのテラス、入口のお兄さんによると以前はここに屋外のカフェがあったらしいのですが、今は何もないただの広場であることをお伝えしておきます。

グエル公園に早朝行くことでできないことはある?

グエル公園の開園前に行くと無料になることはわかったけども、逆に朝だからこそできないこともあるんじゃないの?という疑問もごもっとも。確かに朝早く行きすぎるとなかなか難しいのですが、8時15分くらいを目指していくと基本的にできないことはありません。むしろいろんなことがちょうどいい気がします。というのも、
- 入園するのに待つ必要がない
- 入口入ってすぐ右の詰所(無料)のオープン時間が8:30。わたしたちはこの日リアルに一番乗りで入りました
- 入口入ってすぐ左の公式ショップの開店時間は9:00
- 公式ショップの奥にあるカフェも9:00開店
という具合に、8:15くらいに入るとグエル公園の見所をぐるっとゆっくり回った上で、詰所→公式ショップ→カフェでコーヒーという無駄のないルートで行けます。


この建物が公式ショップです▼

ただし上記はあくまでもグエル公園が8:30開園の場合のプランなので、開園時間を事前によく調べてご来園ください!
逆に周りに人がいない状態で写真を撮りたい!という場合はもっと早く行くことをおすすめします。日曜日の8時過ぎでもそこそこ人が多く(しかも日本人率が異様に高い)、トカゲとの撮影に並ぶようなことはなかったもののテラスの波々イスはある意味争奪戦でした笑。

なお、早朝に行くことの唯一のデメリットがあるとすれば、それはテラスからバルセロナの景色を眺めた際に逆光になってしまうことです。ですがうまく撮影すれば案外きれいな写真になるかも。
テラスからわたしのカメラで撮影したバルセロナの街並み。たしかに日が昇ると逆光▼

グエル公園へのアクセス
グエル公園はバルセロナの中心部よりもかなり北側にあります。バルセロナは街の南側が海に面しており北に行くに従って高度が上がります。タクシーでグエル公園に行くと碁盤目の道をかなり登って行くなという感覚です。
グエル公園の最寄駅は地下鉄3番線のLesseps(レセップス)駅かVallcarca(バルカルカ)駅ですが、どちらも駅を出てから15分〜20分ほど歩きます。
わたしはグエル公園の帰りにLesseps(レセップス)駅まで歩いて向かったのですが、往きにこの坂を登るのはちょっと嫌だなと思ってしまいました。Vallcarca(バルカルカ)駅へは行っていないのですが、グエル公園からLesseps(レセップス)駅へがまっすぐ降りて右にずっと歩くだけの一本道なのに対し、グエル公園からVallcarca(バルカルカ)駅までは地図で見る限り結構入り組んでおり大変そうに見えました。
なお、グエル公園の見所ポイント(有料エリア)は南側にあるため、たぶんLesseps(レセップス)駅からの方が有料エリアへのアクセスがよいのだと思います。

わたしたちは行きは朝早かったためホテルからタクシーで行きました。少し余裕をもって8:15くらいに着くつもりで7:50にホテルからタクシーに乗ったのですが、日曜日の早朝ということもあってかは道が激空きで、8時すぎにはグエル公園に着きました。ちなみにわたしたちが滞在していたホテルは、ランプラス通り近くの「リアルト(Rialto)」というホテルです。
まとめ
誤解しないでいただきたいのは、わたしはほんとにグエル公園に行ってよかったと思いますし、バルセロナに来られる方はぜひ一度は行ってほしいなと思います。それは心からおすすめできます。

ただ期待値の調整といいますか、10ユーロ払ってしかもすごく待ってまで行った方がいい!と心から言えるかというと正直微妙なところで、グエル公園はよくも悪くもバルセロナの観光名所としてガイドブックやいろんなキュレーションサイトでサグラダ・ファミリアに次ぐレベルでおすすめされているので、期待値高く行ったらちょっとびっくりしちゃうかなと思ってしまうわけです。

というわけで、ちょっと朝早くて大変ですがグエル公園は開園前に無料で行くことをおすすめします!
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。年に5~8か国を旅している。中でもヨーロッパが好き。語学マニアで、旅行投稿にまじってたまに語学系の投稿も。2023年オランダでワーホリ計画中でオランダ語勉強中。
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