ストックホルム観光で1番おすすめ 無料の国会議事堂ツアー

ストックホルムで1番よかったのが、意外にも国会議事堂の無料ガイドツアー。ガイドブックでは小さく取り上げられているだけでしたが、これが期待を上回る充実度なのです。

予約不可、当日並ぶのみ

ガイドブックに詳しいことが書かれていなかったので前日に現地で訊いてみたところ、予約は受けつけておらず当日並ぶしかないとのこと。夏季限定で平日の12時、13時、14時、15時から英語のツアーが開催されています。13時のツアーに滑り込めるかなと期待して到着したのが12:50。しかしそこにはすでにある程度の列が…!予想通り私たちの前で定員となってしまい、13時の回は見送らざるを得ませんでした(各回28人まで)。

次の回まで1時間。そのまま並び続けるか悩むところですが、ストックホルムにほかに観光する場所がそんなにあるわけではないのと、離脱する人がいる一方で列に加わる人が確実に増えてることからそのまま並び続けることにしました。

横から見た図。この反対側の木の扉のとこに並びます▼

ストックホルムの国会議事堂

……が、結果並んで大正解!!!

しかもツアーの最後に案内があって知ったのですが、なんと夏季期間は今週(8月の第3週)で最後で、すなわち今年のガイドツアーは今日で終わり。私たちは最後から2番目の回だったというのです(ガイドツアーでないと中に入れないので、冬はお預けということですね。悲しい)。

たしかにメトロも次の月曜日から時刻表が冬のスケジュールに切り替わると案内が貼ってありました。夏が終わるの早いなぁ!

無料とは信じられないクオリティのガイド

日本と同じですが、内部に入る前にセキュリティチェックを受けます。そして手荷物をロッカーに預けると、エレベーターで一路7階へ。窓越しですがここからの景色がきれい!

左奥の塔の建物が市庁舎▼

ストックホルムの国会議事堂ツアー(議事堂内部から見たストックホルムの街並み)

ここで議会の基本的な説明や、窓から見える建物、来たる9/7に行われる選挙についての説明がありました。それによると、なんとスウェーデンでは女性議員の比率が今46〜47%も(過去にはもっと高い時期もあったらしい)!おそるべし、スウェーデン。

また、下の写真で左のオレンジの建物が内閣メンバーが普段いる建物で、奥の緑色の屋根の建物が首相官邸らしい。で、橋を渡って右側が国会議事堂。

なんというか、どれもドローンで外から激写できそうですやん笑  ほのぼのしますね。

独特な慣習のある議場

議場内はどちらかというと明るく、カジュアルな印象さえあります。木の温かみも good。私たちが座っているのは傍聴席で、議員が座るのは下の席。

ストックホルムの国会議事堂ツアー(議事堂)

ここで面白いなと思ったのは、着席順が多くの国と異なり党ごとではなく選出された地方ごとだということ(右から北寄りの地方、左が南の地方)。

その理由はガイドさんも定かではないと前置きをしつつ、12〜13世紀のバイキングの時代に決め事は各地方の代表が円になって行っていたそうで、そのときに地方順に並んでいた名残ではないかということでした。なるほど、深い!

もう一つ興味深かったのが奥の壁の左右にかかっている座席の形をしたやつ。これはランプになっていて、各議員が賛成と反対どちらの票を投じたのかわかるようになっているのです。素晴らしい!これ日本にもあったらいいのに。そしたら公約違反とか起きにくくなるだろうに。スウェーデンは透明性担保のためにやってるんですって。いい国だ。

…と、こんなことをたくさん話してくれるガイドのマダム。本当に知識が豊富で、参加者の質問にもポンポン答えてくれてとっても勉強になりました。

美しい建物内部

続いて向かったのは表階段。普段は使われないのですが、現在は国王が年に一度訪れるときだけ使われる階段なんだとか。このあたりは日本の国会議事堂と同じですね(日本の場合は天皇ですが)。わたしは日本の赤絨毯よりこっちの緑絨毯の方が好きです。

ストックホルムの国会議事堂ツアー(表階段)
ストックホルムの国会議事堂ツアー(大理石の床)

次に案内されたのは second chamber。日本語で該当する言葉があるか謎なのですが、第2議場?第2会議場?くらいでしょうか。あまり使われていないらしいのですが、党内で議論をするときなどに使われることがあるそうです。

ストックホルムの国会議事堂ツアー(第2議事堂)
ストックホルムの国会議事堂ツアー(第2議事堂の座席)

写真を撮り損ねたのですが、壁の上方にこういった部屋には似つかわしくないタッチの絵が3枚描かれていて、真ん中はバイキングの時代、左はギルド時代、そして右は現代のスウェーデンを表しているんだそう。歴史の上に成り立っていることを忘れないようにするためなんですって。そう言われるとなんだかふさわしい気がしてきたw

ストックホルムの国会議事堂ツアー(歴史ある壁)

そのほかにも、各県の紋章が描かれた天井や、women’s room と言って初の女性議員や初の女性大臣、初の女性議長などの写真が飾られた部屋なども案内してもらいました。

各県の紋章が縁取る天井▼

ストックホルムの国会議事堂ツアー(議事堂の天井)

市庁舎よりも国会議事堂ガイドツアーに一票

ガッツリ1時間、大満足のツアーでした。翌日ノーベル賞の晩餐会が開かれる市庁舎のガイドツアーにも参加したのですが、もしどちらか一方を選ぶなら断然国家議事堂ツアーをおすすめします!

市庁舎は市庁舎でとても楽しいのですが、110sek(1,400円くらい)しますし国会議事堂の方が内容の充実度が高いです。夏季しか入れないのは残念ですが、並ぶ価値ありです!

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