2023年1月〜2月にオランダに滞在し、その帰りに数日だけポーランドに寄ってから帰国しました。ポーランドも初めてですし、LOTポーランド航空も初めての利用。ロシア上空を飛べない期間が続いていますが、ポーランドから日本までは南回りで行けそうだったのと、比較的航空券が安いのとで初めて利用することにしました。タイトルの通り「すごくよい！」ことは何もなかったのですが、一通りご紹介します。
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ワルシャワ発の深夜便に搭乗
今回利用したワルシャワ発成田行きの便は23:00発。ガッツリ深夜便です。そのため市内にあるウェスティン・ワルシャワに16時まで滞在し、その後近くのポーランドレストランで夕飯を食べてからゆっくり空港へ向かいました。
ウェスティンホテルはマリオットボンヴォイ系列のホテルなので、マリオットボンヴォイのプラチナエリート以上の資格で16時までのレイトチェックアウトが可能です。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
少し脱線しますが、市内からワルシャワ・ショパン空港までは路線バスで40〜50分ほど。距離に関わらず120円ほどで行けてしまいます。ポーランドは公共交通機関の安さが本当に魅力的。ポーランドの新幹線にあたるPKPも驚くほど安かったのでした。
さて本題ですが、ワルシャワ・ショパン空港に着いたのは20時ごろ。余裕を持って出発の3時間前に到着しました。ワルシャワ・ショパン空港は深夜（0時〜5時）運行をしていないようで、わたしが乗る便はこの日の最後から2~3番目のようでした。そのため国際空港と思えないくらい閑散としています。
驚くほど人がおらず、さらにスターアライアンスゴールドメンバーとしてプライオリティレーンを使わせていただけたので、空港到着から5分ほどで荷物預け入れが完了しました。人生最速です笑
なお行き先が日本のため、荷物預け入れ時にワクチン接種証明書を求められました。「コロナなんてもう過去の話」と言わんばかりのヨーロッパに長くいたのですっかり失念していましたが、スマホに「接種証明書」アプリが入っていたのでその場でバタバタせずに済みました。マイナンバーカードをお持ちの方はこの「接種証明書」アプリですぐに日英の接種証明書をゲットできるので、日本出発前に入れておくことをお勧めします。画像と保存できる機能もあるので、ネットが繋がらない場合でも画像保存しておけば安心です。
爆速で制限エリアに入ることができたので、搭乗開始までラウンジでゆっくりすることにしました。ワルシャワ・ショパン空港には5つのビジネスラウンジがあり、そのうちの2つはスターアラーアンスゴールドメンバー資格で利用することができます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
入札に負けてビジネスアップグレードは叶わず…
ところでLOTポーランド航空には面白いサービス（機能）がありました。航空券を購入してから数日後、「アップグレードしませんか？」というお知らせメールが届きました。
ページを開いてみると、なんと入札式！区間ごとに入札するかどうかを決めることができ、エコノミーの場合プレミアムエコノミーかビジネスどちらかに入札することができます。区間ごとというのは、アムステルダム→ワルシャワ、ワルシャワ→東京と2便あった場合に、それぞれで入札するかどうかを選ぶことができるということです。
ヨーロッパ内の中距離路線では軽食しか出ませんし、座席も驚くほど狭いのでアムステルダム→ワルシャワ路線でアップグレードするメリットはなし（実際エコノミーが2×2なのに対し、プレミアムエコノミーも2×2でした）。
アップグレードするとしたらワルシャワ→成田区間ですが、うーむ。今回は特に深夜便でしたので機内食の豪華さは正直不要で、追加料金を払う価値があるのはフルフラットにできるかどうか。非常に悩ましかったのですが、ものは試しにとビジネスクラスのアップグレードに入札してみることにしました。
自分でメーターを動かして入札するのですが、座席クラスごとに最低入札料金があるようで、この時のビジネスクラス最低入札料金は8.6万円、プレミアムエコノミーは2.3万円あたりが最低料金でした（もしかしたらチケット種別によっても金額が異なるのかも）。もし当たればくらいの気持ちで最低金額の8.6万円で入札しました。
搭乗の24時間前に結果をメールでお知らせしてくれるということで、少し期待しながら待ちましたが、敢えなく落選。搭乗する機体のビジネスクラスは個室型ではなく2×2×2のオープン式で座席数がそこそこあったので行けるかと思ったのですが、最低金額では太刀打ちできませんでした。
なお今回はエコノミークラスの最前列に座ったのでプレミアムエコノミーの座席がよく見えたのですが、プレミアムエコノミーは満席ではなかったのでこちらにしていれば入札が通ったのかも。次回LOTポーランド航空を利用することがあったら検討してみよう。
LOTポーランド航空のエコノミー座席
さていよいよ搭乗です。普段は搭乗グループに関わらずギリギリまで地上で待っている派ですが、今回は機内の写真を撮りたかったのでグループ2で乗り込みました。スターアライアンスゴールドステータスありがたや。
そしてこれもスタアラゴールドのおかげなのか、エコノミー最前列も座席指定することができたので、12時間半という決して短くない旅が大変快適になりました。エコノミーに座るときのわたしのおすすめは真ん中ブロックの右通路側の席。真ん中ブロックの真ん中の方は左から出入りすることが圧倒的に多いので、ここが1番人に起こされにくいのです。
ANAのような青いシートでとっても落ち着きます。ターキッシュエアラインズなどはシートが真っ赤ですからね…ブランケットと枕が各席に用意されていました。
意外なことにワルシャワ→成田の便は搭乗率がほぼ100%で後方の座席までしっかり埋まっていました。ようやく日本にも入国できるようになったので、みなさん意気揚々と日本にいらしているのでしょうか。
エコノミー機内食はかなり微妙…
さてここからはお待ちかねの機内食です。わたしはワルシャワ市内で最後のポーランド料理をしっかり食べてきていたので、正直早く眠りたい気分でしたが、ガヤガヤしているうちはどちらにしろ眠れないのでいただくことに。
1食目
はじめにおつまみの無塩アーモンドが配られました。特にお腹は空いていないので起きた後の間食用に取っておきます。
離陸が予定よりも45分ほど遅れたために、深夜1時過ぎに配られた夕食。チキンを選んだところ醤油味のつくねがメインでした。久しぶりにだいぶおいしくない味付け。ポーランド料理はおいしいものが多いので本当にがっかり。つくねのタレが写真でもわかるほどに黒く煮詰められていて、ものすごく塩辛い。気圧が低いと塩味を感じにくくなると言いますが、その状態でのこの塩辛さはびっくり。
深夜便だからなのか野菜が多めだったのが唯一の救い。夕食で1番おいしかったのはフルーツプレートに入っていたザクロでした。
なお地味に驚いたのが、LOTポーランド航空ではオレンジジュースの提供がなかったこと。機内で飲むオレンジジュースが大好きなので結構がっかり。代わりにぶどうジュースがありました。
2食目
成田到着が20時過ぎだったので、18時ごろに2食目が提供されました。もしかしたらこれよりも前に軽食の提供があったかもしれませんが、しっかり寝ていて気がつきませんでした。
ほうれん草のパスタをセレクトしたのですが、開けてみると「ほうれん草とパスタ」でした。火が通り過ぎてしなしなになったほうれん草が苦しい・・・全体的に炭水化物多めなプレートです。
パスタに具は入っておらずホワイトソースのみ。味自体は問題なかったのですがなんとも寂しい。
特別機内食にしなかったのはなぜ？
深夜便などほとんど寝て過ごす便の場合、わたしはよくフルーツミールやグルテンフリーミールをリクエストします。がっつり食べてしまうと睡眠の質が下がってしまいますし、体内時計的にあまり量を食べられない可能性が高いからです。
今回ももちろん検討しましたが、LOTポーランド航空を利用するのが初めてだったのでまずは通常機内食を食べてみようと思ったのと、英語で検索しても特別機内食に対する感想がほとんど見つからず少し不安だったので、特にリクエストは出しませんでした。通常機内食が本当に微妙だったので、次回は利用することがあれば特別機内食にしてみようと思います。
出発＆到着遅延のアナウンスはなし
CAさんの対応含め機内食以外は概ね問題のなかったLOTポーランド航空ですが、1点だけ特に残念に思うことがありました。それは、遅延に関するアナウンスが着陸直前までなかったこと。離陸時からすでに45分ほど遅れていたのですが、特に巻き返すこともなくそのまま45分〜1時間遅れで到着しました。
離陸後に到着見込み時間のアナウンスがなかったので、てっきり巻き返すものだと思っていましたが（長距離便の場合、1〜2時間なら普通に巻き返せたりします）、到着予定についてのアナウンスがあったのは2食目が食べ終わったあたりでした。19時15分到着予定なのにその時点ですでに19時前（笑）元からその予定だったかのように「あと40分ほどで降下を始めます」と機長からアナウンスがありました。一言ごめんねくらいあってもよさそうですが、それもなし。しかもこの機長の英語が驚くほど聞き取りにくいのよ…
エコノミークラスはWi-Fiが使えないので、事前にわかったところで遅れていることを地上に伝えることはできないのですが、それでもなんだかなぁと思ったのでした。
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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