この記事では、マリオット・ボンヴォイのプラチナエリートの魅力とその獲得方法についてご紹介します。わたしは2022年10月からプラチナエリート資格を保有しています。決して長くはありませんが、ゴールドからエリートになったことでホテル宿泊の体験がガラリと変わりました。実際の体験も含め、プラチナエリートの特典やその獲得方法をご紹介します。
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マリオット・ボンヴォイとは
マリオット・ボンヴォイとは、マリオットホテルをはじめとしたホテルブランドが連なるホテルグループのことです。2023年現在、31のホテルブランドと、5つの長期滞在型ホテルブランドが傘下に入っています。日本でも知られているブランドとしては、ウェスティンやシェラトンなどがあります。
マリオット・ボンヴォイの5つの会員資格
マリオット・ボンヴォイには「エリート会員資格」と呼ばれる独自のプログラムがあり、下から順にシルバー、ゴールド、プラチナ、チタン、アンバサダーと言います。
本記事では真ん中のプラチナエリートについてご紹介します。
ゴールドとプラチナの間に大きな差がある
真ん中の資格というと、そう大したことがないのでは?と思われるかもしれませんが、実はゴールドエリートとプラチナエリートの間には大きな差があります。
ゴールドエリートでも14時までのレイトチェックアウトや宿泊ボーナスポイント(25%)などはありますが、少しお得になったかなーというくらいで、宿泊がガラリと変わるような体験はできません。一方のプラチナは、「無料でこんなにやってもらえるの?」と思うほど、モリモリでサービスしていただけるのです。
プラチナエリートで受けられる特典のすべて
具体的な特典をご紹介します。
無料朝食
個人的に1番嬉しいのが無料朝食。わたしは普段は朝食を食べないか、食べてもかなり質素ですが、ホテル宿泊時は俄然モリモリいただきます。プラチナエリートを保有していると、本人を含む大人2名に子供2名まで無料でいただくことができます。
お部屋のアップグレード
プラチナエリートに昇格してから驚いたことのもう1つが、お部屋のアップグレード。ゴールドエリートでもアップグレードの可能性があることはHP等に書かれていますが、感覚的には半分ほどの確率。しかも少し階層が上がったのかな?というくらいの小さな差で、予約した内容と実際のお部屋を見比べても差がわからないことも多くありました。
それがプラチナエリートになってからは100%の確率でグレードアップいただいており、ときにはエグゼクティブフロアの角部屋だったり広さが2倍以上のお部屋だったりと、目に見えてわかる内容です。
クラブラウンジへのアクセス
また、上位ブランドのホテルにはクラブラウンジがついており、プラチナエリート資格で無料でアクセスすることができます。
クラブラウンジでは軽めの朝食・昼食・夕食などが提供されており、それ以外の時間ではお茶やコーヒーを楽しむことができます。最近は仕事をしながら旅をすることが多いので、自分の部屋だけでは煮詰まってしまう時に気分転換にラウンジを利用しています。
16時までのレイトチェックアウト
マリオット・ボンヴォイ系列ホテルの標準チェックアウト時間は12時。日本のホテルの多くが10〜11時のチェックアウトであることを思えば長い方ですが、プラチナエリートになるとなんと16時までお部屋を利用することができます。
チェックイン時間は15時ですので、うまくすれば24時間以上滞在することも可能。夜便の場合はお部屋でシャワーを浴びてから空港へ行くことができますし、ホテルを渡り歩く際も次のホテルのチェックイン時間になってから移動できるので、フロントに荷物を一旦預けて…といったことがなく本当に便利です。
宿泊ボーナスポイント50%
マリオット・ボンヴォイでは宿泊やホテル施設内での利用金額に応じてポイントが付与されますが、プラチナエリートだと獲得ポイントの50%を追加でゲットすることができます。
ポイントで宿泊する際はポイント自体がつきませんが、現金や現金+ポイントで宿泊した場合、もしくは無料宿泊特典を利用して宿泊した場合にポイントが付与されます。
例えば、以前プーケットのザ・ラグジュアリーコレクションホテルの1つ、ザ・ナカアイランド(The Naka Island)に無料宿泊した際は、基本ポイント2,618ポイントに加え、1,309ポイントのボーナスポイント、さらにウェルカムギフトの1,000ポイントの計4,927ポイントをいただきました。
無料で泊まってさらにポイントがもらえるってどういうこと???と思ってしまいますが、本当のことです。
ウェルカムギフト
チェックイン時に選択できるギフトです。通常は朝食/ウェルカムポイント/アメニティのいずれかから選ぶことができます。
なおウェルカムポイントはブランドによって1,000ポイントか500ポイントかが決まっています。わたしの場合、朝食を選択することがほとんどですが、高いブランドの場合、朝食の他にもう1つ選ばせていただけることもあります。
その場合は、もちろんポイントを選ぶので結果として朝食と1,000ポイントをいただくことになります。逆に500ポイント提供のホテルでは、朝食もポイントも両方というのは経験したことがなく、どちらにするかかなり迷うところ。というのも、こうしたホテルでは朝食がかなりライトなことが多いので、それならいっそポイントの方がいいかなーと思ったりもします。
なお、ウェルカムギフトは1宿泊に対してつくものなので、連泊をしても泊数分のポイントがもらえるわけではありません。一方で朝食を選んだ場合は、すべての日数でいただくことができるので、長く泊まる時は朝食選択がいいかも。
その他
ホテルによっては、チェックイン時にそのほかの特典をご案内いただけることもあります。これまでに実際にあったものとしては、
- バーでのカクテル1杯無料(18時まで)
- スパ20%割引
- 無料のプレッシング(=アイロンがけ)
などです。これらは行ってみないことにはわからないので、ホテルごとのお楽しみ。個人的にプレッシングはかなりありがたかったです。
プラチナエリートの獲得方法
さて、特典モリモリのプラチナエリートですが、どのように獲得することができるのでしょうか。
宿泊で貯める方法
1つめは、純粋にマリオット・ボンヴォイ系列のホテルに宿泊してエリート資格を獲得する方法。プラチナエリートの場合年間50泊が必要です。ブランドや金額は問われないため、物価の安い国で低めのブランドであればできないこともない気がしますが、なかなかに時間とお金が必要ですよね。
マリオット・ボンヴォイでは1泊ごとに追加1泊分カウントされるキャンペーンを年に数回行っているので、この期間に合わせて行えばうまくすると25泊で達成できる可能性もあります。
また、この後ご紹介するMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを利用すれば、毎年15泊分の宿泊数をアカウントに付与してもらえるため(つまり15泊分カウントを嵩増しできるため)、実質年間35泊でプラチナエリートを達成することができます。
提携クレジットカード利用
今名前を出したMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードでは、カード特典の1つとして「年間400万円利用でマリオット・ボンヴォイのプラチナエリート資格を獲得できる」というのものがあります。かく言うわたしも、こちらのルートでプラチナエリートを維持しています。
他の方のブログなどを読んでいると、「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードでの400万円達成は、1年のうちで早く達成すればするほどお得(会員期間が長くなる)」と書かれている方をちらほら見かけますが、これは完全な誤情報です。宿泊で達成した場合の条件と混同しているように思われます。
正しくは、「400万円達成から12ヶ月間」です。集計に数日かかる場合がありますが、利用金額はほぼリアルタイムでAMEXのアプリやサイトから確認することができ、400万円を超えたタイミングで「プラチナエリート資格を付与します」といったアナウンスが表示されます。プラチナエリートへの登録は、その後1ヶ月以内に行われます。
達成から12ヶ月というのはつまり、ある年は10月で達成し、翌年12月に達成した場合、翌年の11月はプラチナエリート資格がない空白期間として空いてしまうということです。そのためわたしは夫と協力して、むしろ早く達成しすぎないように毎年の利用金額を調整しています。
マリオット・ボンヴォイが公式に案内している注意書きをまとめておきます。
- Marriott Bonvoyプラチナエリートへのアップグレードは、達成後から12ヶ月間有効です。
- 年会費など一部対象とならないご利用分があります。
- Marriott Bonvoyプラチナエリートへの登録は、対象となるご購入の合計が400万円に達してから約1ヶ月以内に有効となります。
400万円の達成方法や、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード自体の特典等についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
プラチナエリートで実際に受けたサービス
最後に、わたしがプラチナエリートになってからの記事をいくつかご紹介します。どんなサービスを受けられるのか具体的なイメージを持っていただけると幸いです。
ザ・ウェスティン・シンガポール
無料朝食、お部屋のアップグレード、クラブラウンジ利用、ウェルカムギフト(チョコレート)と至れり尽くせりでした。
記事はこちら
ウェスティン・ワルシャワ
無料朝食、クラブラウンジアクセス、ポイントなど。お部屋はなんと最上階のクラブフロアへアップグレード。
記事はこちら
ザ・ナカアイランド
プーケットのヴィラに泊まりました。無料宿泊特典を利用しましたが、人生で1番広いヴィラでした。無料朝食にはなんとシャンパン特典も。すごすぎ。
記事はこちら
シェラトン・ワルシャワ
最上階の角部屋にアップグレード!クラブラウンジの夕食がおいしすぎました。
記事はこちら
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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