マリオット・ボンヴォイの無料宿泊特典を利用して、今年はプーケットのザ・ナカアイランド(The Naka Island, a Luxury Collection Resort & Spa, Phuket)に泊まってきました。無料宿泊のためもちろん宿泊費は無料なのですが、にもかかわらずお部屋をアップグレードいただいたり、無料朝食に加えウェルカムギフトもいただけたりと至れり尽くせりでした。今回はそんなザ・ナカアイランド(The Naka Island)の魅力をたっぷりとお伝えできればと思います。
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ラグジュリー・コレクション(the Luxury Collection)とは
「ラグジュリー・コレクション(the Luxury Collection)」はマリオット・ボンヴォイグループ傘下にあるのですが、ラグジュリー・コレクション自体はホテルのブランド名ではなく、多くの個別のホテルの総称のようなものです。つまりラグジュリー・コレクションという名前のホテルがあるわけでなく、個々の異なるホテルがラグジュリー・コレクションに加盟しており、ラグジュリー・コレクションがさらにマリオット・ボンヴォイに属しているという構図です。
ラグジュリー・コレクション加盟のホテルはもちろん、マリオット・ボンヴォイのホテルとなるため、マリオット・ボンヴォイのポイントで宿泊することもできますし、マリオット・ボンヴォイの各種サービスを受けることもできます。わたしは2022年からプラチナ・エリートとなっており、今回もいい思いをたくさんさせていただきました。
空港からThe Naka Islandへ
ザ・ナカアイランド(The Naka Island)はプーケット本当の北東に位置する小島です。空港から車で25分くらいの場所にあるアオポー・グランドマリーナ(Ao Po Grand Marina)という埠頭からホテルのスピードボートに乗ります。
アオポー・グランドマリーナ(Ao Po Grand Marina)まではホテルに送迎をお願いすることもできますが、値段が1,600バーツからと異様に高かったため送迎はお断りしました(希望の車種によってはもっと高くなります)。タクシーの値段はわからないけど、25分の距離なら1,600バーツより高くなることはないだろうという算段。
プーケット国際空港に着くと、タクシーサービスのブースがたくさんありました。いくつかのブースでアオポー・グランドマリーナ(Ao Po Grand Marina)までの値段を確認すると、どこも650バーツでした。バンコクと比べるとありえないくらい高いですが、こんなところで価格競争を始めるとみんな疲弊してしまうため、同じ料金になっているのでしょう。アオポー・グランドマリーナ(Ao Po Grand Marina)以外にも主要な行き先はすべて固定料金となっているようでした。
私たちが空港を出たのは15時半前で、この時間帯は驚くほど道が空いていました。島あるあるで特に信号などもなく、快適に進んでいきます。
アオポー・グランドマリーナ(Ao Po Grand Marina)に着くと、降りた場所でゴルフカートに乗っている男性から声をかけられました。ザ・ナカアイランド(The Naka Island)の人だと言います。事前に埠頭への到着予定時間をホテルに伝えていたため、男性へ名前を告げゴルフカートへ。埠頭まで連れて行ってもらいました。
スピードボートでThe Naka Islandへ
アオポー・グランドマリーナ(Ao Po Grand Marina)からザ・ナカアイランド(The Naka Island)までは毎日6:30〜19:45の間、毎時15分と45分にスピードボートが出ます。ザ・ナカアイランド(The Naka Island)からアオポー・グランドマリーナ(Ao Po Grand Marina)に戻る便は同じ時間帯で毎時00分と30分に出ています。スピードボートの料金はパッケージに含まれているため無料ですが、19:45以降にボートを出してもらう場合は都度800バーツかかります。
わたしたちは15:50ごろに着いてしまったため次の16:15の便まで25分待つ必要がありましたが、外があまりにも暑いので徒歩1分のところにあるカフェに案内してもらい時間を潰しました。
あっという間に25分が過ぎ、いよいよスピードボートへ。スーツケースはすでにボートに積み込んでくれていました。
埠頭からは5分ほどの旅ですが、スタッフがキンキンに冷えたお水をくれました。タイで飲んだお水の中で1番おいしい。
風を感じながら揺られていると、すぐにザ・ナカアイランド(The Naka Island)のヴィラが見えてきます。ザ・ナカアイランド(The Naka Island)はほぼ全室がヴィラとなっており、今からワクワク感が高まってきます。
チェックイン
桟橋から島に上陸するとすぐに、小さな建物があります。ここがチェックインカウンターです。ザ・ナカアイランド(The Naka Island)はほとんどの部屋がヴィラとなっているので、いわゆるホテルの建物のようなものがないのですね。
着いてすぐにウェルカムドリンク(パイナップル、レモングラス、パンダン)とバナナの葉かな?で作ったお花をいただきました。かわいい。
この島にはもともと龍がいたと考えられているらしく、滞在者は全員着いてすぐに2回ドラを鳴らします。1回目は龍を起こすため、2回目は龍に願いを聞いてもらうためだそう。帰りのスピードボートに乗る際も、さよならをするために1回鳴らしました。
プラチナ・エリート特典
さて、龍への挨拶が終わったら建物に入ってチェックインをします。今回はSPGカードの更新特典としていただける無料宿泊権(1泊50,000ポイント相当まで)を利用して泊まらせていただきましたが、通常の有料宿泊同様様々な特典をつけていただくことができました。
お部屋のアップグレード
無料宿泊で予約する場合、選べるお部屋はたいてい1番下のグレードのお部屋のみです(ベッドがダブルかツインで選べるくらい)。
しかし今回アップグレードいただいたことで、プライベートプール付きのとても広いお部屋にアップグレードいただくことができました。詳しいお部屋の内容は後ほどご紹介します。
無料朝食
朝食も無料でつけていただきました。多くのホテルでは、ウェルカムギフトの1つとして選べることが多いのですが、今回はウェルカムギフトとは別に朝食が無料になりました。マリオット・ボンヴォイのホテルは、実際に行ってみたらいい意味で裏切られることも多く、旅の楽しみの一つでもあります。
ウェルカムギフト
ウェルカムギフトは1,000ポイントかラグジュリー・コレクションデザインのキャップでした。思わず「え、キャップってどういうこと?」と聞き返してしまいましたが、頭にかぶるあのキャップだそうです。もちろん1,000ポイントをいただきました。
レイトチェックアウト
なんといってもありがたいのが、レイトチェックアウト。プラチナ・エリートとその1つ上のチタン・エリートは、空きがあれば16時までのレイト・チェックアウトが可能です。
毎時00分と30分に帰りのスピードボートが出ているため、15:30前にチェックアウトする予定でお願いしました。また、この時合わせて帰りのタクシーの有無についても訊かれたので、次の目的地を告げタクシーを手配しておいてもらいました。
いよいよお部屋へ!
お部屋へはゴルフカートで移動します。スタッフの方が途中に見える施設を紹介してくれます。
そんなこんなでお部屋に到着!
ドアの前には顔が書かれた磨き石が置かれています。裏返すと眠った顔になり、Don’t disturb meの意味になるのだとか。
ドアを開けるとパッサージュが。すでに広すぎます。
室内
そしてお部屋はこんな感じ!素敵すぎ!
テーブルは掘りごたつのようになっており部屋を広く見せてくれます。
部屋から見えるプールが素敵すぎる。もちろんプライベートプールです。
お水は無料(足りなくなったら電話で持ってきてもらえます)、お茶はTWGでした。有料のスナックやお酒もあります。
ここまでは完全室内エリアとなっていて、クーラーがガンガンに効きます。
半屋外エリア
このヴィラの面白くてちょっと不便なところは、水回りが半屋外になっていること。半屋外とは、一応外部と仕切られているものの、窓ではなく網戸となっている状態。クーラーはなく外の暑さがダイレクトで伝わってきます。
また夜になるとヤモリ?イモリ?(見分けがつきません)や虫が網戸にくっついていたりして、私はいちいちヒィィィとなっていました。
トイレも明け方は結構日が直接差し込んでいたりして、なかなか落ち着かない感じ笑
アメニティ類は一通り揃っており、シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ボディーローションは “le Chemin by By Byredo”というthe Luxury Collectionのブランドのものでした。
気に入ったらボトルごと購入することもできるそうです(1ボトル1,199バーツ)。
シャワー室にはミストサウナもついており、使い方の説明も受けたのですが、ミストサウナボタンを押しても何も起こらず断念しました。
完全屋外エリア
部屋の外にはプライベートプールの他に、寝そべって休めるスペースがたくさん用意されています。
緑近くの水辺ということで蚊をはじめとした虫が多すぎて、利用する人いるのかなと思いつつ部屋から眺めるだけでしたがw
浴槽と足洗い場も完全屋外にあります。虫が怖すぎて結局浴槽は利用できずに終わりました。
誕生日サプライズ
夫の誕生日が少し前にあったのですが、きちんとプレゼントを用意できていなかったので、ホテルに協力してもらって誕生日サプライズをすることにしました。
ベッドの上のデコレーション。タオルで作られた像がかわいい♡
夫はHBD(Happy BirthDay)の意味がわからずボーッとしてましたが、スタッフとわたしのHappy Birthdayでようやく気づいてくれました。
そしてこちらが無料で用意してくださったバースデーケーキ。中にはたくさんのくるみが入っており、チョコブラウニーのような感じ。甘いものをあまり食べない夫が、喜んで半分くらい食べていました。
タイということもあり、激甘なケーキかな?と思っていたのですが、甘さ控えめでわたしもおいしくいただきました。サプライズは誕生日ディナー(次の話)に続きます。
蚊との戦い
もともと虫がきらいというのもありますが、ザ・ナカアイランド(The Naka Island)での虫(特に蚊)との戦いは壮絶でした。刺されて痒くなるものも嫌ですが、タイの蚊はデング熱を媒介する可能性があるので、刺されても気にしないよという人であってもタイでは気にした方がいいです。
蚊が多く出ることはホテル側もよくわかっているようで、部屋にデフォルトでKAYARIという除虫剤(蚊が嫌いな菊の成分が入ったもの)と、身体に使える虫除けスプレーが用意されていました。
また、コンシェルジュに電話すると蚊取り線香(mosquito coils)ももらえるということで、蚊取り線香とマッチ、それに蚊取り線香ケースを持ってきてもらいました。おばあちゃんちの記憶が蘇ります。日本でも使わないのにまさかプーケットで目にすることになるとは笑
ドアを開閉する度に蚊が入ってくるので、開ける前に除虫スプレーをして最小限の時間で出入りする、外に出ている間は蚊取り線香をドアの外に置いてドア周りに蚊が集まらないようにする、など対策を取りました。
またザ・ナカアイランド(The Naka Island)では蚊の個体数を一定数に保つために、火・木・土・日の17時から殺虫剤(mosquito fog)を散布しているそう。人間には完全無害だそうです。
夜はベットについている蚊帳(かや)を下ろして寝ました。人生初。そして不意に理解できた「蚊帳の外」という言葉。「蚊帳の外」は絶対嫌ですね笑(中に入れてくれぃ)
今回の宿泊で得られたマリオットポイント
カード更新特典でいただける無料宿泊を利用したにもかかわらず、宿泊ポイントをいただくことができました。それもなんと4,927ポイント。これまでに付与された一泊あたりのポイント数としては最大です。
内訳は基本の2,618ポイントに、1,309のエリートポイント(プラチナエリートの場合、基本ポイントの50%付加)、それにウェルカムギフトで選択した1,000が付与されていました。
宿泊に1円も払わずにさらにポイントまでもらえる。マリオットボンヴォイの無料宿泊はよりグレードの高いホテルで使うほど、お得になると感じます。
長くなりすぎるので今回の記事はここで終了です。次回の記事でビーチディナーの様子を、その次の記事で朝食の様子をお伝えする予定です。
Marriott Bonvoy系列のホテルで多大な特典を享受できるのがMarriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード。カード保持のみでMarriott Bonvoyゴールドエリート、年間400万円以上の利用でMarriott Bonvoyプラチナエリートのエリート資格が付与されます。家族カードの発行は1枚目まで無料なので、本カードと家族カードで年間金額を達成することも可能です。貯まったポイントはMarriott Bonvoy系列のホテルで利用できるほか、ANAをはじめとした各種ポイント(マイル)と交換できます。カード更新特典として50,000ポイントまでの世界各国のホテルに1泊できる無料宿泊特典を付与されます。
* ANAマイルと交換する場合、60,000ポイント=25,000マイルとなります。通常利用の場合100円で3ポイント付くため、利用金額の1.25%がマイルとなる計算です。
以下の紹介ページからのご入会で45,000Marriott Bonvoyポイントが付与されます。ご興味がございましたらぜひご利用ください(ポイントの付与条件など詳しくはページ内に記載がありますので、よくご確認の上お申し込みください)。
記事作成には膨大な時間と労力がかかっています。少しでも「面白い」「役に立った」と感じていただけましたら、応援いただけると幸いです。1文字2円、100円から応援できます。定期的にご支援いただける方を対象とした「メンバーシップ」プラン(100円/月〜)ではブログにご支援者のお名前を掲載いたします。
7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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