バレッタ 海

マルタの首都バレッタ観光 穴場スポットや所要時間

今回の弾丸海外旅行先は、イタリアの南、地中海に浮かぶマルタ共和国。テレビで見て行きたいなーと思っていたときに一緒に行ってくれる友達が見つかり、あれよあれよという間に決まりました。

2月の3連休を使った弾丸旅行ということで、行程は2泊5日ながら乗り継ぎロスがほとんどないためほぼ3日間フルに観光に使うことができました。ターキッシュエアラインズを利用したその旅程については以下の記事で紹介しています。

ターキッシュエアラインズの遅延対応がひどすぎる件

本記事では、街丸ごと世界遺産に登録されている首都バレッタについて、街全体の雰囲気や観光に必要な所要時間、ガイドブックにはあまり載っていない穴場などを紹介します!

バレッタってどんな街?

バレッタは周囲を砦に囲まれた、とっても小さな街です。砦の中は縦横に通りが張り巡らされており、この狭い空間でなぜこんなにアップダウンが…と思うほど坂や階段が多いのが特徴です(坂が多いのはマルタ全体の特徴でもあります)。

バレッタ 道

高い建物は一切なく、雰囲気のある建物が多く立ち並んでいるのですが、どの建物も生活感がなくてあまり人は住んでいないのかなーという気がしました。また、レストランやお土産店などはほぼ間違いなく路面店となっているので、歩いていて気になったお店にフラッと入りやすいです。

なお、マルタは排気ガスがものすごくて喉がやられるレベルなのですが、バレッタではほとんど車が走っておらず歩行者天国のような状態なので、市部においてはマルタで一番空気が良いかもと思いました。

バレッタ観光の所要時間目安

バレッタは一番広いところでも縦1,000メートル×横800メートルほどの広さしかないため、最短3時間もあれば主要な場所は全て周り尽くすことができると思います。もちろん通りという通りをすべて歩こうと思うともっと時間がかかりますが、お店が並ぶ道はかなり限られているため、案外スッと歩けてしまいます。具体的には、バレッタの砦の入口であるシティ・ゲートを入って、中央通りであるリパブリック通りより左手のエリアと奥側のエリアは目ぼしいお店がほとんどないように見受けられました。

バレッタ 地図

バレッタには写真を撮りたくなるスポットがいっぱい!

わたしがバレッタで一番楽しかったのは、レストランでもお土産店でもなく、その街並みでした。というのも、バレッタの建物の扉や窓はカラフルでかわいく、さらにいたるところが坂になっているため奥までずーっとその景色が続くのです。最近ゲットしたカメラでひたすら写真を撮りまくりました。

バレッタ 窓
マルタ バレッタ 観光
バレッタ ドア
バレッタ 階段

上の4枚の写真はいずれも、アッパー・バラッカ・ガーデンとロウアー・バラッカ・ガーデンの間あたりで撮影したもの。

スリー・シティーズエリアが綺麗に見える場所

また、上のエリアの沿岸まで行くと、対岸のスリー・シティーズエリアが綺麗に見えます!スリー・シティーズはあんまり見所がなさそうだったので、バレッタから見るくらいがちょうどよいのかも。

バレッタ スリーシティーズ
マルタ スリーシティーズ

バレッタの穴場観光スポット1:カーサ・ロッカ・ピッコラ

バレッタの穴場観光スポットの1つ目は「カーサ・ロッカ・ピッコラ」という16世紀に建てられたかわいいお家。今は個人の所有となっていて、現当主のおじいちゃまがこれでもかというほど丁寧にガイドをしてくれます(もちろん英語のみですが…)(おじいちゃまはこの家に今も住んでます)。

カーサ・ロッカ・ピッコラ 書斎

この写真はアーカイブ部屋(書斎)のもので、古い書籍もたくさんあります。ガイドツアーの内容は9割方この一族に関することなのですが(それもひいおじいさんの弟の1人は出家した、1人は戦死したとか、この靴は先祖の誰々が司祭から○○○という経緯でもらったものなど、かなりマニアックなもの)、残り1割はマルタの歴史に関することで、そこそこ勉強になります。

ちなみにこの書斎での小ネタは、イギリス王室のヘンリー王子の妻メーガン・マークルがここカーサ・ロッカ・ピッコラを訪れたことがあるというもので、ご一緒していたイギリス人夫婦のテンションの上がり方が尋常じゃなかったです(メーガン・マークルは一族の起源がマルタにもあるということで訪れていたらしいです)。

他の部屋はこんな感じ。

カーサ・ロッカ・ピッコラ 可愛い
ガイドツアー 貴族のお家
カーサ・ロッカ・ピッコラ ガイドツアー

おじいちゃまのひいおばあさんの話を聞いたダイニング。今では特別な時しか使わないんですって。

バレッタ カーサ・ロッカ・ピッコラ
カーサ・ロッカ・ピッコラ

カーサ・ロッカ・ピッコラの入場料は大人7ユーロで、ガイドツアーの形でのみ見学ができます。学生割引もありました(いくらだったか忘れちゃったけど…)。受付では1ツアー40分と聞いていたのですが、70分経っても全然終わらず、次の予定もあったのでわたしたちは地下の防空壕は見ずに退散させていただきました。おじいちゃま話すの好きすぎ笑。ツアー中ずっと「時間がないので短く説明するわな」とか「今日は巻き目で行きましょう」とか言ってるのに、全然終わらないんだから笑。

ガイドツアーは日中は毎定時から開催ですが、おじいちゃまの予定次第な気がしているので事前に調べて行くのが安全かと思います!

公式HP:https://www.casaroccapiccola.com/

エクスペディア:https://www.expedia.co.jp/Casa-Rocca-Piccola-Valletta.d6062775.Place-To-Visit

バレッタの穴場観光スポット2:レストランRisette

続いては観光スポットからは外れるのですが、おすすめしたいレストラン!バレッタは小さい街ながらレストラン激戦区で、私たちも2泊しかないので選ぶのにとっても苦労しました。それくらい素敵そうなお店が多かったということ!そんな中わたしたちが記念すべき1日目の夕飯に決めたのが”Risette”というお店。

料理が美味しいのはもちろん、雰囲気も洗練されていて、何よりウェイターさんの対応がみんな素敵すぎる!今まで経験したことないレベルの丁寧英語ながら、すごくフレンドリーでテーブルに来てくれるタイミングもよく、何から何まで行き届いていました^^

バレッタ NONI 前菜
アミューズのカリフラワーのスープ
バレッタ 創作フレンチ
前菜1:子羊のロースト
バレッタ レストラン
前菜2:海藻ときのこのリゾット
バレッタ NONI
メイン:マルタ産のお魚(半分にしてもらいました)
NONI バレッタ
付け合わせのポテトグラタンとパン

印象的すぎる絵画:”Sausage People” ー強欲はあかんよ、という話らしい。右側にマツコデラックスがいる・・・

マルタ バレッタ NONI

Risette公式HP:https://www.risette.com.mt/

おまけ:バレッタのあきらめ〜店

日数がなくて全然回れず渋々諦めたレストランがこちら(タイトルはどこぞの番組から…)。よかったらぜひ行って感想を聞かせてください!(見てもらったらわかるんですけど、バレッタで行きたいな!と思うレストランってすべからくHPが洗練されてるんですよね)

レストランNONI

https://noni.com.mt/

レストランfifty nine republic

https://www.fiftyninerepublic.com/

レストランAaron’s Kitchen

https://www.aaronskitchenvalletta.com/

バレッタの穴場観光スポット3:ジェラテリアAMORINO(アモリーノ)

またまた食べ物ですが、さいごはバレッタの名物ジェラート屋さん!さすがイタリアの近くだけあってジェラート屋さんを結構見かけるのですが、その写真映えから有名になっているのがAMORINO(アモリーノ)というお店。なんとジェラートをお花の形に仕上げてくれるんです。シティゲートを入ってリパブリック通りを歩いていると3分ほどで右手に見えてきますよ。

バレッタ ジェラート アモリーノ

サイズを選んでコーンorカップを決めたら15種類ほどあるジェラートから好きなだけフレーバーを選びます。フレーバー無制限制はさすがヨーロッパ!(最初にフランスでこの仕組みに遭遇した時は本気でびっくりしました)

お花の形になるのでピンクとか綺麗な色もあった方がよさそうだよなーと思いつつ、好きな味優先でナッツ系・チョコ系・キャラメル系のフレーバー5種類を選択。見事茶色いお花になりました!

でも本当に味も最高で、お花がなくてもバッチリおすすめできるジェラテリアです^^

コーンをアーモンドチョコ付きにしたり(+1€)、マカロンのトッピング(+1.8€)もできます。先払い制なのでレジでオーダーするのをお忘れなく。

マルタ各所からへはバレッタ発のバスが便利

バレッタの入口であるシティ・ゲートの外にはバスターミナルがあり、15の乗り場があります。マルタ島内の各所へ出ているので、ここをうまく使えると便利かも。マルタのバス事情については以下の記事で詳しく解説しています。

【マルタのバス事情】はじめて行く人は絶対に読んで!路線図と注意点

バレッタの治安

バレッタは、というよりマルタは全体的にとっても治安のよい国です。置き引き・スリの心配がなく普通にリュックで歩けますし、イタリアみたいにぼったくられたりすることもありませんでした。

ですが夜のバレッタはちょっと怖いかもと思うことがあって、上で紹介した閑散としたエリアは夜歩くと結構怖いです。人通りが全然ないですし、お店がほとんどないので道が暗く、たまに出会う人は酔っている…という状況。また、わたしたちが行ったときは大通りであるリパブリック通りでも高校生くらいに見える若者たちがどんちゃん騒ぎをしており、絡まれたら嫌だなーと思うことがありました(どちらも20〜21時くらい)。

きっと大丈夫だとは思うのですが、夜遅い時間の一人歩きは控えた方が無難かもしれません。

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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。

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