みなさん、英語はいつどのように勉強されているでしょうか?わたしは大学生のころまでは机に座って課題を解いたりすることが多かったのですが、社会人になってからはもっぱら通勤中にささっとニュースを読んだり、歩きながらバックグラウンドでニュースなどを流していることが多くなりました。
ただそうすると困るのは、手元に辞書がないこと!
学生時代は常にそばに電子辞書がありましたが、電子辞書はそれなりに重たいので毎日カバンに入れておくのは出来るだけ避けたい。そんな時に便利なのがスマホの英語辞書アプリの存在です。
今の時代、ネットで簡単に検索することもできますが、こと英単語に関してはびっくりするほど知りたい情報のヒット率が低いと思いませんか?わたしも以前はネットで検索していたのですが、その精度の低さと調べる手間から一度本腰を入れてスマホの英語辞書を探しました。
スマホの英語辞書は、数年前まではかなり微妙なものが多かったのですが、最近では結構おすすめできるものもあるんですよ。英語辞書のランキングや比較は別の方にお任せするとして、本記事ではわたしが現段階で一番おすすめする英語辞書アプリを紹介します。
Contents
英和/和英辞書アプリなら”英辞郎 on the WEB(EOW)”
英辞郎 on the WEB(EOW)は、英語教材大手のアルク(「キクタン」シリーズや「灘高キムタツの東大英語」シリーズで有名)が提供する英和/和英辞書アプリです。アルクにはわたしも高校時代大変お世話になりました。
英辞郎 on the WEB(EOW)は、アプリストアでの評価は他のアプリと比べて決してよくないのですが、わたしは英和/和英辞書アプリとしてはこれを全力でおすすめします!!その理由は・・・
英和・和英双方向対応
まあこれは他の英語辞書アプリでも半分くらいは対応していることなので特筆することではありませんが、英和・和英どちらかしか対応していないよりは両方検索できた方が嬉しいよね、ということで一応書いておきます。が、特筆すべきことではないのでもう次にいきます。
豊富な文例で最適な語が判別できる!
英辞郎 on the WEB(EOW)をおすすめする一番の理由はこれです。英語でも日本語でもある語を検索すると、その語の意味が表示されるのはもちろん、その語を使用した文例がたくさん表示されるんです。色々英語辞書アプリを見てきましたが、ここまでたくさんヒットするのは英辞郎 on the WEB(EOW)だけだと思います。
具体的にアプリの画面を見ながら説明しますね。
![英和辞書アプリ 英辞郎 on the WEB(EOW)](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/FAA91218-B951-40A8-97BF-2F78B5B57C0F.png)
これは和英で「あげる」を引いた場合の検索結果画面です。一番上のカセットに「あげる」を英語に訳した場合の語義が多数載っているのですが、2カセット目からは用例になっています。特に「あげる」は日本語でも英語でも非常に汎用的に使える基本的な語ですので、ひたすらたくさん用例が載っています。
![英辞郎 on the WEB(EOW) おすすめ](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/FC845F36-FC35-475E-B5FF-2DEA342C68E7.png)
次は英語の単語 “file” を引いた場合です。
![英語辞書アプリ おすすめ](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/4857019D-3325-4D46-BE24-E69C59B9E537.png)
“file”は名詞でも動詞でも使われ、動詞はいくつかの意味があります。それももちろん用例として漏れなく載っています。
![英和辞書アプリ おすすめ](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/07ED0859-CA18-4A4A-B1E9-E7D25720E3CB.png)
用例からユーザーに文脈に応じて適切なスタイルを選んでもらう、というスタンスを取っている英語辞書は驚くほど少なく、英辞郎 on the WEB(EOW)がいかに特殊であるかは、アプリストアの英語辞書ランキングでずっと1位の”英和辞典”という辞書と比べると一目瞭然です(個人的にはなぜこの”英和辞典”の評価が高いのかまったくわかりません)。
![英和辞典 アプリ](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/2F128ADC-3FC3-4249-B093-049DEEF4A8F4.png)
比較のため”英和辞典”でも「あげる」を検索しました。”英和辞典”の場合、「あげる」では直接ヒットせず、「上げる」「挙げる」「揚げる」のどれかを選ぶ仕組みになっています(この時点でひらがなの「あげる」が除外されている残念さ…)
ちなみに突っ込みどころ満載なのが、「上げる」であれ「挙げる」であれ「揚げる」であれ、ほぼ同じ英訳が表示されることwww
![スマホアプリ 英和辞典](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/D8CCD0D4-DC55-409F-B1F0-9EB72FE8DBBA.png)
![英和辞典 スマホアプリ](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/77E7CD85-3C08-4F9C-B25B-3C78FF23E77E.png)
なお、用例はこれだけしか表示されません。少ない…
![](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/2E0B385E-6F37-49C8-96A1-D9691AF53FE5.png)
英和の場合も同じですが、”file”を引いた時の検索画面のキャプチャも載せておきます。
![英和辞書 用例](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/84FE8FAE-286D-446E-ACD2-0EA70AE27C8A.png)
![英語アプリ](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/776ADD91-8B73-423A-B9CD-E40E3F2B006E.png)
わたしのおすすめ英和/和英辞書アプリ”英辞郎 on the WEB”はこちらから(iOS/Androidどちらも対応しています!)→https://eowp.alc.co.jp/info/app/
英英辞書アプリなら”Dictionary.com”
続いて英英辞書アプリのおすすめです。英和/和英よりは需要が少ないかもしれませんが、特に英作文や和→英翻訳をする際は必須です。上記で紹介したアルクの”英辞郎 on the WEB”でも、細かなニュアンスまではわからないことが多いので、英語を書く場合はやっぱり英英辞典が必要なのです。
わたしが英英辞典アプリとしておすすめするのが “Dictionary.com” です。
語義の説明に不足がない
これが英英辞書として一番大切だと考えていますが、“Dictionary.com”は紙の辞書並みに語義の説明が豊富なのです。英英辞書アプリの場合、辞書の王様 “Oxford Dictionary” がアプリ化されているのですが、Dictionary.comはOxford Dictionaryに比肩するレベルです。
![Dictionary.com](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/F42B5D5B-C557-45B5-902A-B3708044686D.png)
類義語が検索できる
さて、ここからはOxford DictionaryにもないDictionary.comの特徴です。英作文や和英翻訳する際に本当に役立っているのが類義語検索が一発でできることです。辞書として引いたあとに”Dictionary”タブの隣の”Thesaurus”タブをタップすると、検索していた英単語の類義語がザーッと一覧で表示されます。
英語は日本語以上に語の反復を嫌うので、類義語で言い回しのストックを増やせるのは大変ありがたいです。
![Dictionary.com おすすめ](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/DD887482-D5C5-4807-92A0-A061D29F546D.png)
ホームページでDictionaryモードをThesaurusモードに切り替えれば、ダイレクトに類義語を検索することができます!
![Dictionary.com 英英辞書](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/6CC2F2BA-6BA8-4D6B-9C95-BA9B2F54E8C2.png)
単語の起源も学べるよ
さらに隣のタブでは語の起源を学ぶことができます。もちろん紙の英英辞書にも記載されている内容ですが、文字の羅列の中から該当のポイントを探し出すのは結構面倒なもの。Dictionary.comだとタブをタップするだけで詳しい語源の説明を読むことができるのでとっても便利なのです。
![英語辞書アプリ 英語](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/28A5159F-00F3-4052-A662-EA674979B51B.png)
Word of the Dayで単語ストックを増やす
Dictionary.comを開くとまず目に入るのが “Word of the Day” 、つまり今日の単語です。この昨日はOxford Dictionaryにも搭載されているのですが、Oxford Dictionaryでは比較的難易度の低い単語が紹介されるのに対し、Dictionary.comでは毎回「これは知らない…!」となる難易度高めの単語が紹介されています。普通に勉強になります。
![Dictionary.com 今日の単語](https://yuccopooh.com/wp-content/uploads/2019/02/788C06B4-8C4E-4A0B-A840-FCEF9E890275.png)
おまけ:もっとすごい Dictionary.com
どうしても書きたかったのでおまけで2つほど・・・
Dictionary.comはとにかく使いやすい
アプリの命とも言える「ぬるぬる感」。Dictionary.comは本当に全くストレスなく使うことができるんです。とにかく使ってて気持ちのいいアプリ。
広告が少ないんです
Oxford Dictionaryはかなり頻繁に広告が表示されるのですが、Dictionary.comの広告表示頻度は本当に低いです。使い始めて1週間くらいは広告が表示されるアプリだということに気づかなかったくらい。
Dictionary.comのアプリはこちらから(今のところiOSだけかも…)→https://itunes.apple.com/jp/app/dictionary-com-english-words/id308750436?mt=8
アプリは気に入らなかったらすぐにアンインストールすればよいので、英語辞書アプリを探している方はぜひ試してみてくださいね!
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
お知らせ:アジア各国で見つけた雑貨を近々オンライン販売する予定です。本サイト「ゆっこぷー・どっとこむ」でもお知らせ予定ですので、ご興味を持っていただけた方は、サイトをブックマークいただくか、上のボタンからInstagramをフォローいただけると幸いです。販売前の商品を個別に先行販売(10~15% OFF予定)することも可能ですので、どんな商品があるか気になる方はお気軽にDMください。
なかなか携帯も含め良き辞書に恵まれていません。自分んでアナログ辞書を作って持ってますが引くのに時間がかかり苦労してます。若い頃にもっと勉強しておけば良かったのにと後悔しながら少しずつ英会話が出来るよう頑張ってます。この辞書が転機になるよう。使わさせていただきます。
増山さん
コメントありがとうございます。特に英語の辞書は数が多くてなかなか選ぶのも大変ですよね。語学の世界では「始めるに遅すぎることはない」とよく言いますので、一緒にがんばりましょう!