シドニー空港に着いてまず最初にした方がよいのが、オパールカードの購入です。オパールカードはシドニー広域で使える交通カードで、普通にチケットを買うよりずーっとお得になります。
発行手数料はかからず、チャージして使う形式。チャージは専用の機械でもできますが、カードをゲットするときは窓口でお願いする必要があります。
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複雑すぎる割引制度
オパールカードを購入後、最初に向かったのはホテルでした。空港からホテルの最寄り駅まではたったの5駅なのに、改札を出る際にモニターを見ると18豪ドル以上引かれている!んん?見間違い?
かと思いきや、翌日シドニー郊外(市内から1時間以上かかる駅)からシドニー市内まで帰って来た際は、4豪ドルちょっとしか引かれていない。
どうなっているんだ!?とガイドブックを熟読すると、どうやら色々な要因が加味されて割引されるらしいのです。
1日のうち上限金額以上はタダ!
月〜土曜日は15.40豪ドル、日曜日に関しては2.60豪ドルを超える分については無料になります(えっ、うそでしょ?)
つまり遠くに行く際や、ちょこちょこ交通機関に乗る場合は日曜日が最適ということ。交通機関には、電車、バス、フェリーが含まれます。
週内に8回以上利用した場合は、以降の料金が半額
月曜日から金曜日までにシドニーの公共交通機関を8回利用すると、以降の料金がその週の日曜日まで半額になります。意味がわからない。
週末やオフピーク時は通常料金の30%オフ
週末・祝日と、平日のオフピーク時は通常料金の30%オフで交通機関を利用することができます。オフピーク時間は7〜9時と16〜18時以外の時間です。
60分以内に乗り換える場合、追加の料金は不要
このルールは実はまだよくわかっていないのですが、60分以内に「同じ」公共交通機関に乗り換えると、料金が支払い済み扱いになるのだそう?
さっと買い物を済ませて帰る場合など、行きの運賃だけで帰れてしまうということなんだろうか…?
別の交通機関に乗り換える場合、都度2豪ドル割引
上のルールは同じ公共交通機関に乗り換える場合ですが、電車からバスなど別の交通手段へと乗り換える場合も、都度2豪ドル引きになるそうです。
オパールカードはなぜこんなにお得なのか
シドニーの公共交通機関が寛容すぎる…!人にも環境にも優しい。しかもこういうのは大抵地元の方だけが使える特典だったりしますが、オパールカードを持っていれば観光客でも漏れなくその恩恵に預かることができます。
ここからはわたしの推測ですが、上記ルールからは2つの意図が強く感じられました。
- より公共交通機関を利用してもらうことで、市内の車両渋滞緩和ならびに二酸化炭素排出量を軽減する ←休日の割引、乗り換え割引
- 上記意図の実現で混雑する公共交通機関の混雑ピークを分散させる←平日オフピーク時の割引
空港駅を利用すると異様に高くなる理由
ちなみに空港からホテルへの移動がやたら高かったのは、空港駅を利用する場合は「空港アクセス料」として13豪ドルほど追加でかかるからなんだそう(空港税のようなものでしょうか?)
そのためシドニー滞在中、合計で50豪ドルチャージしたものの、
- 空港往復:37豪ドル
- その他:12豪ドル
という使用状況になりました。 3日間乗りまくって12豪ドル。すばらしすぎる。
東京五輪の激混みが想像に難くないので、日本でも早くこの仕組み取り入れてもらいたいなぁ。
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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