マルタ観光の中でもわざわざ行ってよかったなと思うのがゴゾ島です。ガイドブックではほんの少ししか紹介されていないゴゾ島ですが、時間があるならぜひ訪問することをおすすめします。
マルタ島からは若干アクセスが不便ですが、フェリーもたくさん出てますし、大自然の雄大さがたまらず、ゴゾ島でしか買えないかわいいお土産にも出逢えて、個人的には大満足です。
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ゴゾ島への行き方
マルタ島からゴゾ島へは、マルタ島の西側にある船着場からフェリーに乗って行きます。フェリーの所用時間は25分くらいてしょうか。マルタ島からゴゾ島へ向かう際は途中コミノ島に寄港していました。マルタ島のフェリー乗り場まではもちろんバス移動です。
バスでフェリー乗り場まで
マルタ島の主要なエリアからのバスルートを紹介します。
首都バレッタからフェリー乗り場まで
ルート41もしくは42に乗れば、乗り換えなしでフェリー乗り場に着きます。ただしGoogle先生によると1時間15分もかかる模様…。予想でこの時間ですから、渋滞を考えると・・・orz
スリマとセントジュリアンズからフェリー乗り場まで
ルート222番で1本でフェリー乗り場まで行くことができます。スリマからは1時間10分、セントジュリアンズからは1時間です。
フェリー料金
ゴゾ島行きのフェリーで驚いたのは、マルタ島側のフェリー乗り場にはチケット売り場も券売機もないこと!つまり、チケットを購入せずにフェリーに乗るんです。
「え、今日はもしや無料Dayなの?」なんて呑気に考えてフェリーに乗り込んだわたしたち。そのからくりはゴゾ島からの帰りのフェリーで発覚しました。
実はマルタ島⇄ゴゾ島間のフェリーチケットは、ゴゾ島のみで購入することになっているのです。ゴゾ島のフェリー乗り場でチケットを購入すると、チケットの裏面にちゃんと “round trip”と記載がありました。
フェリー料金は往復で4.65€です。
それにしてもこの仕組みとってもよくないですか?短期的に見れば人の移動と収支が合わないことが発生しますが、長期的に見ればほぼ綺麗に帳尻が合う。それなのにマルタ島のフェリー乗り場の人件費や券売機設置費を節約できるのですから。とてもいいと思う。
フェリー時刻表
ゴゾ島の観光スポット
ゴゾ島は本当に小さな島で、島の中心(ラバト)の高台から見渡せば島の両端が見えてしまうほど。バス移動が基本ですが、本数がバンバン来るわけではないので少しの距離なら歩いた方が早いかも…というような島です。
今回は特におすすめしたい2か所の観光スポットを紹介します。
ヴィクトリア(ラバト)の大聖堂と古代遺跡
1つ目はゴゾ島の首都ヴィクトリア(ラバト)の高台にある大聖堂と古代遺跡です。
ザ・ラピュタな世界観がとっても素敵で、ここに足を踏み入れた瞬間「はるばるゴゾ島まで来てよかったー」と思いました。
ここに至るまでを順番に説明しますね。
まずフェリー乗り場からヴィクトリア(ラバト)行きのバスに乗り、終点のラバトのバスターミナルで降ります。
バスターミナルから北西の方角に小高い丘が見えるので、そこを目指して5分ほど進みます。
すると突然見えてくるのがこれ!いかつめの建物が現れました!ヴィクトリア大聖堂の入り口です。
この建物こそが「チタデル」と呼ばれるエリアで、城塞の中に大聖堂と古代遺跡があります。入場無料です!
ヴィクトリア大聖堂
最初にネタばらしすると、ヴィクトリアの大聖堂はイムディーナにある大聖堂に内観がそっくりで、むしろイムディーナ大聖堂の劣化版です…笑
イムディーナ大聖堂は入場に5€かかるので、無料で入れることを考えれば上出来なのですが、イムディーナ大聖堂を見たあとにヴィクトリア大聖堂を見るとちょっとキツいかも。
劣化版だったため全く写真を撮っておらず、どんな雰囲気だったかはイムディーナ紹介の記事をご覧ください。
ヴィクトリアの古代遺跡
大聖堂はまあ置いておいて、とにかく感動したのが古代遺跡の方!大聖堂を出て案内に沿って上の方に歩いて行きます。
そして拓けた場所に出ると…
じゃん!
わたしの中ではラピュタに出てくる空中庭園でしかないのですがどうでしょう?
写真には写りませんが、始終気持ちのよい風が吹いていて、ゴゾ島に住んだら毎日 本を携えて来たい、そんな場所です。
こんな素敵な場所なのに全然人も多くなく、もはや秘密基地レベル。さっきまで一緒にバスに乗っていたたくさんの人たちは一体どこに行ったのかしら?
ここからはゴゾ島の街並みを一望できるほか、文字通りゴゾ島を端から端まで眺めることができます。ゴゾ島はそれくらい小さな島なんです。
遠くにシャウキーヤ教会が見えました
ブルーホール
ガイドブックに紹介されていて気になっていたのが「ブルーホール」と呼ばれる絶景です。…が、先に結論を述べておくと、このブルーホール、想像していたよりだいぶショボかったです笑
しかしブルーホールに至るまでの道のりが素敵だったのと、なんだかんだブルーホールの周りも手付かずの大自然で、わざわざ行く価値はありました!
細かく見ていきますね。
まず、ガイドブックに載ってるブルーホールはこんなとこです↓
とってもきれい!これは行くしかないでしょう?
ブルーホールはゴゾ島のフェリー乗り場から見ると、島の中心ヴィクトリアを挟んで反対側にあるので、バス1本では向かうことができません。
わたしたちはまずヴィクトリア行きのバスに乗り、ヴィクトリアから312番のバスに乗りました。
ちなみにブルーホールへ向かう正しいバスは311番です。
われわれが312番に乗ったのは間違えたからではなく、ブルーホールへ向かう途中にある「タ・ビージ・クラフト・ビレッジ」へ行く予定だったからなんです(311番バスと312番バスは途中までルートが同じ)。
それがマルタあるあるの、バス停の名前と車内アナウンスが異なる事象にここでも遭遇して、降りるべきバス停で降りることができなかったという…
マルタの詳しいバス事情についてはこちらをどうぞ↓
【マルタのバス事情】はじめて行く人は絶対に読んで!路線図と注意点
その結果、急遽ブルーホールからのタ・ビージ・クラフト・ビレッジという順番に変更したのですが、お察しの通りわたしたちが乗っている312番バスはブルーホールへは行かないわけです。
そこでどうしたかというと、311番とルートが分かれるバス停で降り、運転手さんに教えてもらった道のりを歩いて行くことにしました。ゴゾ島のバスは絶望的に本数が少ないのです。
Google Mapで見る限りそんなに距離なさそうですしね!
歩き出してすぐに見えてきた景色がこちら!
わたし実はアメリカに来てたのかしら…?と思うような壮大な景色じゃありません?
バス停を降りてからなんだかんだで30〜40分歩いたのですが、この景色を堪能できたのは本当によかったです(ただしなかなかに強風…)。
ちなみに歩道が整備されているわけではないので、結構車がビュンビュン飛ばしてきて危険ではあります笑
そうして着いたのがこちら!
剥き出しの自然感がすごい。でこぼこの結構危険な岩場が続いていて、端まで歩かないとブルーホールは見えません。
ブルーホールはガイドブックに載っているくらいだし、さぞかし人で溢れてるのかなと思いきや、ブルーホールの周りに全然人がいない…そのためはじめはブルーホールがどこにあるのかわからず付近をかなりぐるぐるしました。
(こうした水たまりのような岩がえぐれた場所がたくさんあります)
ブルーホールは実は10メートルくらいの高さの崖から見下ろす必要があり、ふつうに身がすくみます笑
ガイドブックでブルーホールの中に入ってた人たちはどうやって下まで降りたのかしら。
ブルーホール自体は感動が少なく(写真には写ってないけども実はゴミが浮いてたりします)見れてよかったー!というような感じではないのですが、ゴゾ島のこの剥き出しの自然を堪能できたのが個人的にはよかったです。
そして帰りは素直に311番のバスでヴィクトリアに帰りました。
ゴゾ島のお土産
銀細工
ゴゾ島で購入することをおすすめしたいのがマルタの伝統工芸である銀細工です。もちろんマルタ島にもたくさんお店がありどこでも購入することができるのですが、品揃えと質のよさでゴゾ島のチタデル内にあるお店がもっともおすすめです。
詳しくはこちらの記事でどうぞ!
ゴゾガラス
もう1つゴゾ島で有名なのが、島の名前を冠したゴゾガラスです。マルタの3大ガラスであるイムディーナガラス、フェリシアンガラス、ゴゾガラスの中では個人的に1番好きなのがゴゾガラスです。
味のあるマーブルがとてもきれいでお土産に買おうと思ったのですが、これがなかなか重たく、総合点でちょっとわたし好みではなかったので今回は一旦お預け…
タ・ビージ・クラフト・ビレッジ
工芸品を扱うゴゾ島のクラフト・ビレッジです。タ・ビージ・クラフト・ビレッジには銀細工やマルタレース、ガラス製品などを取り扱うお店が16店舗集まっており、わたしたちもここでマルタ土産を購入するはずだったんです。
上で述べたようにタ・ビージ・クラフト・ビレッジの最寄りバス停で降り損ねたわたしたちは、ブルーホールからの帰り道で今度こそ間違いなくバスを降り、タ・ビージ・クラフト・ビレッジへ向かいました。そして歩くこと10分。タ・ビージ・クラフト・ビレッジへ着きました!
……が!!!
どこの店も閉まってる。。。
定休日なんて書いてなかったのに…と思って再度その場でガイドブックを開くと、、、
小さく書いてありました。日曜日休み。。。
想定外すぎてポケーッとなってしまいましたが、休みなものはしょうがない。。。あとからガイドブックを見てみると、ゴゾ島だけでなくマルタ島でも日曜定休のお店は多いみたいなので、行かれる方は事前に調べて行ってくださいね。特にバスの本数が少ないエリアでこれを食らうとなかなかダメージ大きいです。
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7年間の会社員生活ののち、2023年からフリーランス。会社員時代は年に5~8か国を旅行。フリーになってからは長期滞在で暮らすように旅行中。2023年6月バンコクに新築コンドを購入。最新の旅の写真はInstagramで投稿。
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